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文楽 ― 狐忠信 …♪

2022-05-30 11:04:39 | Weblog
昨夜はNHK Eテレで文楽を観てました
『義経千本桜』から川連法眼館の場、歌舞伎では“四の切”といってますね、佐藤忠信に化けた源九郎狐が正体を現す場面です。
人形の頭と右手を動かす主遣いは黒紋付袴姿ですが、正体を現した狐(ぬいぐるみのような人形)を扱う場面では狐忠信と同じ柄の衣装を重ね着していて、人形が狐から狐忠信に変化するところでその衣装も色無垢の紋付にかわります、たぶん引き抜きだと思うんですけど人形遣いが早変わりを見せるんです
佐藤忠信への疑いを晴らすことができ、鼓を賜った子ぎつね
歌舞伎だとここで元は親狐であった鼓に“敵が攻めてくる”と教えられ、子ぎつねはその妖術で敵を惑わし追い落として義経一行を守り、その後、猿之助歌舞伎だと宙乗りとなるのですが…。
昨夜観た文楽では、敵が攻めてくることを義経に伝えたあと鼓を抱えた子ぎつねが……鼓を抱えた子ぎつねを抱えた主遣いがひゅぉ~ん と宙づりになります
なんとも見ごたえのある演目でした、浄瑠璃も言葉が明晰で分かりやすいです。
人形浄瑠璃があっての歌舞伎ねってことが良くわかります。
日本舞踊の首の動かし方、あれも人形の頭(かしら)の動きを模したものでしょうし、なんといっても“人形振り”なんてものもありますものね。
もっといろいろな演目を観てみたいと思いました
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