毎年、10月の下旬になると庭の掃除を兼ねて枯れた草花は刈り取ります。
'ギボウシ’も同じ時期に'種穂'を刈り取り、種を揉み解します。
どうしたことか、この 'ギボウシ’は'種穂'を付けたままで放置していました。麦藁のような茎を
垂直に立ち上げ、開いた'被種皮'の内側に暗褐色で扁平な種を沢山付けています。今頃にな
ると、ほかの草花は種を弾かし終えます。この’ギボウシ’は、未だに、種を弾かすタイミングを
計っているようです。
学名:Hosta montana
和名:中葉ギボウシ(中葉擬宝珠)
耐寒性落葉多年草(ユリ科ギボウシ属)
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夕日が西の空を茜色に染め上げています。室蘭、絵鞆半島の最先端からの美しい日没の光景です。
間もなく、12月の初旬を向かえると、一年で一番、早い日没時間が訪れて来ます。その後、12月
の中旬頃になると、再び、日没の時間は日一日と遅くなって行きます。一年を通して最も、黄昏時が
ドラマチックに変化する季節を迎えています。
〔カメラのプロパティ〕:SONY DSLR-A300 (F/9,露出Time;1/320sec,色の表現;sRGB)
Date;2009.11.22
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'ベニシタン'の赤く熟した実とのコントラストは見事です。冬の庭の主役です。 この時期になっても、
一部の葉は緑色を残していますが、間もなくすると、小さな丸い葉を赤オレンジ色に色付かせます。
この実は野鳥たちの大好物す。毎年、春先になるとムクドリが連日、庭に訪れます。食べ落とした
実で株元の雪を紅色に染めて飛び立って行きます。
学名:Cotonester horizontalis
和名:ベニシタン(紅紫檀)
耐寒性落葉低木(バラ科シャリントン属)
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載せて、黄色の仮種皮を3裂に弾かせながら熟した赤橙色の実を付けています。
枝に積もった雪の白さと、赤橙色の実のコントラストは見事です。毎年、楽しみにしている
雪の季節に向かう1コマです。
本来は山野に自生していますが、20数年前から庭先のフェンス絡ませるように仕立ててい
ます。 これから、季節が深まり野山に餌が乏しくなると、ムクドリなどの野鳥が飛来し、全て
の実を食べつくします。毎年、繰り返させられる微笑ましい冬の光景です。
学名:Celastrus orbiculaus
和名:ツルウメモドキ(蔓梅モドキ)
耐寒性蔓性落葉低木(ニシキギ科ウメモドキ属)
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2009年の開花日は11月18日、昨年より一週間ほど早い開花です。このところ、外気は
日中でも5℃前後と、一挙に冷え込みが厳しくなって来ました。ストーブを断続的に炊いて、
室温を20℃前後に保っています。その影響で開花を早めたようです。
この’シャコバ・サボテン’との付き合いは、約10数年、木質化した茎が5本立ち上がって
います。今年も蕾を沢山付けて花を咲かせ始めました。
学名:Schlumbergera truncata
英名:Chrismas cuctus
和名:シャコバ・サボテン(蝦蛄葉仙人掌)
半耐寒性常緑多肉植物(サボテン科ジゴカクタス属)
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紺碧の空と白く輝く雲を背景に'雪雲'が、太陽を遮り東の方向に西風に煽られながら勢い
良く流れています。
気圧配置は典型的な西高東低の冬型です。日中の最高気温は3℃、冬へと、'いざなう'
季節の到来です。
〔カメラのプロパティ〕:SONY DSLR-A300 (F/11,露出Time;1/320sec,色の表現;sRGB)
Date;2009.11.18
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風に舞う程度でした。今朝、庭に初めて雪が薄っすらと積もりました。
この花壇では、主に'多年草'や'宿根草'を育てています。'アルメニア、銀杯草、アラビス、
マツバギク、ゲラニウム、センベルビウム、ブラッキカム、,日高ミセバヤ、、エゾノコンギク、
オノエマンテマ、、ヒマラヤユキノシタ、ミヤマオダマキ、菖蒲、竜田ナデシコ、シラン、キク、
ムスクマロウ、セイヨウオダマキ、ガーデンカーネ、ヒメナデシコ、アマドロコ、など、約20
数種類を栽培しています。狭い場所に少々、植え込み過ぎですが、春から秋にかけて絶
えることなく順次、花を咲かせてくれます。
今日の最高温度は3℃、強く吹き付ける北西の風が時折、雪を運んで来ます。
この時期になっても、葉を青々させている’多年草’や'宿根草'も、一挙に冬支度を早めそ
うな陽気です。
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花は、星型で花径5mm程の小さな白い花です。広げた'苞葉'の中心部に咲かせて
います。
栽培適温は、18℃以上と冬場の鉢植え植物としては、少々、高目の室温を必要と
する中南米原産の寒さが苦手な花です。
また、この花は、'ポインセチア'と近縁種です。共に、陽の当たる時間が一定以下に
ならないと花を咲かせない短日植物に属します。
学名:Euphorbia leucocephala
和名:ユーフォルビア,白雪姫
耐寒性常緑低木(トウダイグサ科ユーホルビア属)
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'ヒメマツバギク’と近縁種の'マツバギク'は、すでに花の時期は終わっています。
毎年、10月の下旬を目安に’屋外での園芸’シーズンの区切を付けます。鉢植え
の多年草は室内に取り込み,また、秋遅くまで頑張って花を咲かせてくれた一年草
も抜き取り処分しました。
'ヒメマツバギク’だけは例外です。薄緑色の多肉質の葉の間から、淡いピンク色の
花を咲かせています。
学名:Lampranthus tenuifolius
和名:ヒメマツバギク(姫松葉菊)
(1)耐寒性常緑(匍匐性)多年草(ハマミズキ科マツバギク属)
(2)耐寒温度:2009年実績はありません。(今年の春からの露地栽培です)
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昨日の最高温度は、13.5℃。一ヶ月前にタイムスリップしたような陽気でした。一方、今日
は、昨日の1/2、7℃です。時折、雲の合間から太陽が覗いています。
'アラビス・プロクレンス'、が'葉表を'暗赤紫色'に、さらに、葉裏を鮮やかな'赤みの強い紫色'
に紅葉させています。
また、'アラビス・プロクレンスは、やがて、本格的な冬が訪れると葉を付けたまま雪の下で
冬を越す耐寒性の極めて強い植物です。
5月中旬頃に、4弁の白い小花を細い花茎に沢山付けて、風に靡かせるように咲かせます。
学名:Arabis procurrens
和名:ハタザオ
(1)耐寒性常緑多年草(アブラナ科アラビス属)
(2)耐寒温度:2009年実績・冬の最低温度-8℃※露地栽培です。