ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

サンマの夏物語

2007年08月07日 | パスタの話

Photo_422 クアトロのある豊四季駅は柏駅から東武野田線でひとつ目である。さらに、行くと野田市駅がある。この東武野田線は、野田市のしょう油を運ぶために作られた鉄道だった。今は、貨物の行き来は少ない。それでも、いまだ野田と云えばしょう油である。この近辺の小学校だと必ず野田のしょう油工場見学に出かける。野田市駅に降りると、もうしょう油の臭いがする。子供の頃、野田市では、庭を掘るとしょう油が湧き出てくるとか、野田市の家では、しょう油が出てくる蛇口があるとか聞かされ、「そうなんだ」と思ったものだ。
しかし、日本人はしょう油が好きである。何でもしょう油をかける。フランスのシェフたちからすると、日本の料理はしょう油に頼りすぎていると批判する。それでも、やっぱりしょう油を使うと味が整うのは不思議だ。特に、魚にしょう油は欠かせない。
クアトロのしょう油の消費量はとても多い。実に変わったイタリアンである。
このところ、売れ筋の「サンマのスパゲッティ」もしょう油を使った和風の味がポイントだ。サンマの生臭みを消して、旨みと香りを引き立てるのが味噌だ。
食欲が落ちる暑い夏に、「サンマの和風スパゲッティ¥1200」は一押しである。

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