お客様にクアトロ・シェフの結婚のお祝いとしていただいたワインがある。「シャトー・パプクレマン1980」である。ボルドーのほぼ中央に位置する歴史のあるシャトーだ。13世紀に法皇クレマン5世となったベルトラン・ド・ゴーが所有していたシャトーだった。その法皇(=パプ)クレマンの名前をつけてシャトー・パプクレマンと呼ぶ。
法皇クレマン5世は、このボルドーでワインを作ったことをとても気に入っていたようだ。法皇になった後も、プロヴァンスに住居を移し、ここでもワインを作る。それが「シャトー・ヌフ・デュ・パプ」法皇の新しい城という意味のワインだ。このシャトー・ヌフ・デュ・パプはとても評判が良く、偽物も流通するようになる。次は、それを防ぐためにワインの法律「AOC」が生まれる。どうも、ワインと関わりの深い法皇クレマン5世だ。
シェフの誕生日の夜、法皇クレマン5世が愛した畑から生まれたシェフと同い年のワインと、シェフの新妻が焼いたステーキをいただいた。いやはや、至福の時でした。
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