ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

霧のワインとチーズ

2009年12月14日 | チーズの話

Photo イタリアの北西にあるピエモンテは山の足という意味だ。アルプスの麓にある地域がピエモンテなのである。トリノ・オリンピックが開催されたように冬はとても寒い地域である。太陽に向かって斜面の広がるこの一帯には乾燥した夏も訪れる。これらの条件がワイン造りに最適の地域である。
イタリアの高級ワインの大半はこの地域で生産されている。その高級ワインの主役は何と言っても“バローロ”であろう。「王様のワイン、ワインの王様」と呼ばれるワインである。
そのバローロを作るブドウが“ネッピオーロ”である。このネッピオーロとは“霧”という意味だが、乾燥した夏から雪の降る冬に移る頃にこの地域は霧に包まれ、その時期に収穫されるブドウのためこの名前が付いたと言われる。
このネッピオーロからバローロを作った搾りかすにチーズを漬け込んだものがある。これが絶品である。“テストゥン・アル・バローロ”と言う。
ネッピオーロのワインとこのチーズを合わせてみてはいかがだろう。
バローロ地区に隣接するランゲ産のネッピオーロもクアトロに入荷している。

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