ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

寒の天然真鯛

2014年01月11日 | 魚の話

Photo_2 寒波襲来のこのごろだが、成人の日を前に魚市場には旬の鮮魚が揃っている。
魚貝類は、寒い内に栄養分を蓄え、春の産卵に備える。
当然、寒い時期こそ海の幸が旨い。
その中でも、天然真鯛は今が特別に旨い。
養殖の真鯛も質が上がり、一年中安定して美味しい真鯛にはありつけるが、やはり寒の内の天然真鯛は別格であろう。
それでは、天然真鯛と養殖真鯛はどう見分ければよいか。
天然真鯛は、ふっくらしてはいるが、身が締まった筋肉質である。
体の色は赤い銅色にコバルトが混じる。
目はまん丸く、青いアイシャドーがある。
鼻の穴は二つ、養殖だと鼻の穴がひとつに繋がっていることが多い。
クアトロには、豊後水道の立派な天然真鯛が入荷した。
その天然真鯛を朝〆にする。
夕方には食べ頃を迎える。
さらに、半身は昆布〆にし成人の日にも食べ頃だ。
この週末、成人の日などの“愛で鯛”お祝いは、クアトロでいかがだろう。

※写真はイメージであり、実際の真鯛の大きさとは異なります。
※真鯛にまたがっている、ふっくらしているが筋肉質で目はまん丸く、鼻の穴が二つあるのは、クアトロの筑波に住む天然の孫だ。

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宗志変えするクアトロの父

2014年01月10日 | お酒の話

Photo_2 先日、とある酒屋さんで日本酒の古酒に出会う。
奈良の百楽門の大吟醸である。
伝統ある造り手が、備前雄町と云う酒米にこだわり丁寧に作った酒だ。
まず、冷やで味見をする。
シェリー酒のような熟成した風味があり、紹興酒のようなコクもあり、雄町ならではの繊細さ備えている。
日本酒の古酒も旨いなと感動した。
しかし、その酒屋はこの酒は燗をして飲めと云う。
この古酒に限らず良い酒は燗をして飲むものだと云う。
いやいや、日本酒は冷やでこそ美味しいもので、冷やで飲めないものを燗にするのでしょうと、反論するクアトロの父。
とにかく試してみろと、わざわざ準備してくれたので、半信半疑で飲むクアトロの父。
すると、
日本酒の旨みというものは、燗をすると強調されるもので、日本酒の良いものは、大吟醸でも古酒でも燗をするべきだと、言い出すクアトロの父だ。

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パルミ14世いよいよ始動

2014年01月09日 | パスタの話

Photo パルミ14世は、クアトロ開店以来14代目のパルミジャーノ・レッジャーノのかたまりだ。
クアトロの店内では、プロシュートとともに2トップを担っているパルミ。
そのパルミの中央に作られた穴に、パスタやリゾットを投入し“パルミ・ペンネ”と“パルミ・リゾット”が出来、クアトロのお客さまを常に魅了する。
新着のパルミ14世も近日中にパスタデビューだ。
そのパルミ14世について、クアトロの父が入店会見を行った。

-パルミの印象は
クアトロの父 とてもワクワクしています。毎日が幸せです。

 -14代目パルミを名乗る意味は分かっているか
クアトロの父 クアトロが開店以来お客さまに愛されてきたパルミも14代目になった。美味しいパスタをお客さまに楽しんでもらいたい。夢が現実のものになってうれしい。削り立てパルミがどれほど美味しいものなのか、これからもパスタで示したい。

 -サムライ精神というものはなんだ
クアトロの父 サムライに会ったことはないので分からない。なのでサムライ魂が何かは分からないが、日本の男・クアトロの父は諦めない、強い精神、規律がある。自分自身、クアトロで大事にしているスピリッツだ。

早ければ、この週末からパルミ14世の作るパスタを楽しめる。

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沈黙のパスタ

2014年01月08日 | パスタの話

Photo クアトロでは、新春特別メニューとして、“タラバガニのピリ辛スパゲッティ”が販売されている。
そのパスタが運ばれると、皆が黙々とふんだんに使われたカニ脚の身をほぐす。
食す者には、しばしの沈黙の時が流れる。
やがて、そのタラバガニの身の甘みと旨みがピリ辛のトマトソースの辛味と酸味と一体となり、スパゲッティに絡み、食す者に至福の時を与える。
クアトロの父は、このパスタに賛辞の詩を捧げた

 私は最上のカニのパスタを渇望する
 この望みはとても抑えきれない欲求だ
 この衝動からは、永遠に逃れられない
 いっそうこの欲求の囚われての身となれ
 私の慕情は囚われの檻から解き放たれ
 私の切望してやまないこのパスタを信じ渇望する
 私の罪はタラバのピリ辛スパゲッティそのものなのだ
 そうして、欲望の虜となる

このパスタを食べると妖しげな欲望の虜となるであろうと謳っている。
クアトロでこのパスタを食べるには、心して挑むべし。

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欲望という名のワイン

2014年01月07日 | ワインの話

Photo_2 カリフォルニア・ロダイ地区のマイケル&デヴィット・ワイナリーが造る“Lust ZinfAndel”。
とにかく、濃厚なジンファンデルならではの個性的な果実味には、誰もが魅了される味わい。
そのワインの裏表紙には、このワインに捧げられた詩が書かれている。

 私は最も熟れたワインを渇望する
 この望みはとても抑えきれない欲求だ
 この衝動からは、永遠に逃れられない
 いっそうこの欲求の囚われての身となれ
 私の慕情は囚われの檻から解き放たれ
 私の切望してやまないこの液体を信じ渇望する
 私の罪はZINそのものなのだ
 そうして、欲望の虜となる(※)

このワインを飲むと妖しげな欲望の虜となるであろうと謳っている。
クアトロ新着のこのZINを飲むには、心して挑むべし。

※翻訳にはR女史にご協力をいただきました。
 ありがとうございました。

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