魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

これはすごいぞ! カーサ・シスカ

2018年11月14日 | ワイン ~2019年
いよいよ明日はボジョレーヌーヴォーの解禁日です。


ですので今日のおはなしはワイン1本でいきます。
でもそれだけすごいとですよ。




今夜はすごいワインと出会いました。




2014 カーサ・シスカ
  (スペイン、イエクラ地区、モナストレル種、赤、高い!)


まずボトルが重い。意地で重い! 持って注ぐととあまりの重さにテニス肘ならぬワイン肘に
なりそうなくらい重い。何となく2本分の重量感のするボトル。
コルクの長さも5.5㎝。これにも驚き。


さて、香りはブラックチェリーやプラムのフルーツに、焼き菓子や甘草、オーク、木材の切れ端、
バニラ、ハーブ、嗅いだ瞬間、キタ━━━(゜∀゜)━━━ !!!!!
かなりのすごさ、高級品であることが分かります。


味わいは鮮烈で濃厚、凝縮された甘みのある果実味が襲ってきます。ハーブ、ミント的な
キレのある風味が酸味とタンニンと共に訪れます。これって5桁の価格が付きそうな味わいです。


もうね、バンザ~イ的な幸せと充実感が押し寄せて濃厚な風味に包まれます。
ちょっと興奮しています。輸入元のセールで買ったので在庫限りですが、どうしようか
悩んでしまいます。(正直売るのためらうレベル


といっても4980円(税込み)なのでたくさん売れるものでもないでしょうが、
とんでもないです。価値ありあり。秘密兵器にしたい。


これは間違いないです。問題はこれがどこまで熟成するのか、最高の飲み頃はいつなのか、
まったく測りかねます。今は若いのでタンニンも暴れてジカジカします。
少なくとも5年後以降で30年以上の寿命があることでしょう。圧倒的パワフルなワインの
断片を見ただけのような気がします。

もちろん今現在でも、美味しくは飲めますが8~10年後くらいがもっと美味しく飲めるでしょう。
格付けボルドーなら2、3級クラスのパワフルさを垣間見た・・・そんなスペインワインです。
本格派がお好きな方にぜひ飲んでいただきたい!!!
力を込めてのご案内です。よろしくお願いいたします。

今月末には年末号のワインリストも書こうと思いますが、その目玉です。


コメント
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