魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

存在感に恋をする その1

2007年08月31日 | ちょっと怪しい
最近軍艦島に始まり、B級スポットや廃墟的なものが大好きです。

どうしても写真が暗めに映ってしまうのですが、何とかならないかなぁ。
明るい抜けるような青空の中で、その存在感は極めて印象的でした。

いかがですか?この石造りの建物。
噂に聞いていたので、行ってみました。圧巻でした。
何でもあるものの貯蔵倉庫だったところです。
海岸に建っていて、目の前の海であるものの実験が行われていました。

建物自体は1918年に作られ、ほぼ90年が過ぎようとしています。

今現在は屋根がなくなってしまい、中に入ると・・・



なぜか大きな樹が生えています。
この樹の樹齢こそ、廃墟となってからの時間です。
まったく使われることもなく、放置されたまま現在に至っています。

気味悪いと思われる方もいらっしゃるでしょうが、私は落ち着きます。
止まった時間から、かつての動いていた時間に思いを馳せます。

すぐそばに、この他にも建物がありました。
とても印象的なので、また明日ご紹介します。

ご存知の方はよくご存知でしょうが、この場所は秘密?です。
あまり広めないでね。


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久しぶり当たり~!

2007年08月31日 | ワイン ~2019年
久しぶり当たり~!

って実はブショネです。
持ってきて部屋に寝かせておいたら、凄い暑さのためか漏れていました。

安物ワインだったので、コルクも安物なのか?
ブショネ度合いはかなりの重度です。それでも何とか飲んでいる姿は
「ワイン愛」でしょ。
お客様のもとへ行かないで良かった、と思っています。

本日、お店で試飲できるようにしておきましょうか・・・・・エッ、イラナイ?


ところでボルドーの2005年物(偉大な当たり年)を発注していたら、
何ひとつ買えませんでした。当然リーズナブルな物だけしかオーダー
しなかったので、しょうがないのですが、10万円を超えて5大シャトー
なんてもう要りませんよね。

ボルドーの有名シャトーは価格が戻らない限り、もう振り向くこともない
でしょう。在庫だけで十分ですね・・・・・ってあんまり持たないですけど。

シャトー関係者やフランスの方、悪いでしょうが、今に暴落することを
願っています。ごめんなさい。メチャクチャ安くなれとは言いませんが、
いくら何でも限度ってあると思うんですよぉ。

インデント輸入のリストが手元にあるのですが、この価格を見たら大半の
ワインマニアの方は興ざめして、ワインを買わなくなるであろうと思われ
ます。しかし、それが現状なのです。

当店も有名銘柄は高すぎる場合は追っかけるのをやめます。
無名でもリーズナブルな物だけを追い続けていきますのでご理解下さい。
お店で「おたくはワイン屋のくせにCh.ラトゥールも置いとらんとね?」
なんて意地悪は言わないで下さい。


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ドロドロの怨念と血なまぐさい世界ぐぁ~

2007年08月30日 | ちょっと怪しい

夏の夜のホラーではありませんが、
お時間のある方はこれ(クリックorタップ)を見て下さい。(約4分です)

念のためURL。
http://www.youtube.com/watch?v=r1gzoYWmRjM&eurl=http%3A%2F%2Fmixi%2Ejp%2Fview%5Fdiary%2Epl%3Fid%3D540535591%26owner%5Fid%3D7686

田渕純 「夜をまきもどせ」

すごいと思います。
どこか「ウルトラQ」を彷彿とさせる画像で、ドロドロとした怨念と人間の
血なまぐささを漂わせる、ある意味「箸にも棒にと止まらん、ありえない」
ある意味「崇高で人間の持つ欲やサガの本性を突いた」不思議な世界です???

“私はこれから監獄へ行きます さようなら”・・・とか

“あなたを殺した寒い夜”・・・とか

訳分からない歌詞ですが、“ビデオで~”と言ってるあたりは
昭和を感じさせるムード歌謡なのでしょう。

「ムーディ勝山」に続き、大化けしてヒットするかも。マサカ~!

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こだわり

2007年08月29日 | 美味しいもの
カレーで有名な「ウッディライフ」(ウッディーライフ)へ行って来ました。
(写真はナスと挽肉のカレーです)

カレーでは今、長崎では人気No.1かも知れません。
かつてはカレーといえば「ランドール」という中心街にあるお店が長崎っ子の
間では人気があり、ソウルフードに近い名物だと思っておりましたが・・・、
時の流れでしょうかねぇ。多様なスタイルのカレー店が増え、ランドールも閉店
してしまった今、そのスタイルはいろいろあれど、最高峰はこのお店でしょうか。

濃く、フルーティでこのお店のカレーは多くの方が支持して行列が出来るほどの
名店なのですが・・・・・、
何と言っても今回感動したことがあります。



写真でお分かり頂けるでしょうか。
氷の色が茶色です。つまり、アイスコーヒーに入っている氷が、それ自体
コーヒーを凍らせた氷(コーヒー)なのです。

恐れ入りました。
氷が溶けてもコーヒー自体が薄くならない配慮です。

一緒に家内が食べたデザートも美味しくてビックリしておりましたら、
最後に出てきたアイスコーヒーがこれだったのです。

「うちに来ていただいたお客様を絶対に満足させてやろう!」という意気込み
をひしひしと感じながらお店を後にしたのでした。

プロフェッショナルの姿に恐れ入った出来事でした。
見習って少しでも努力しなくてはいけませんね~~!!!


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完璧なんて求めない・・・今日は愚痴かも

2007年08月28日 | ワイン ~2019年
最近安物のデイリーの品質点検ばかり行っていましたが・・・?オイオイ
さてと、本日のワインは試飲会で気に入って仕入れたワインです。

2002 ロメオ モナストレル クリアンサ(ペドロ・ルイス・マルティネス)
   スペイン、フミーリャ地区、赤、1450円

柔らかに赤系ベリーにちょっとプラムなどを含みつつミンティーさも
加わった香りがします。

味わいは、瑞々しくしなやかで柔らかくスーーッと入っていきます。
いいねー。美味しいです。多少のタンニンはありますが、細かく初心者が
飲んでも大して違和感はないでしょう。

このワインはターゲットの広さで選んだワインで、マニアにはちょっと
物足りないかも?知れません。
しかし、多くの方に価格を考慮して80点以上はまずまず頂けるワインだと
思います。かつてのトヨタカローラみたいなもんでしょ。
しなやかで、フレンドリーで、親しみやすいと思います。
ハートマークのラベルもミーハーかも知れませんが、コストパフォーマンス
もとても良いし、贈り物にも最適だし、きっと喜んでいただけるでしょう。


話は変わって、今日、とある方と話をして「家の片付けが出来ない」と仰る
ので、ひと言だけお話ししました。「完璧を求めると無理ですよ。」って。
このワインのように大まか、大概ぶりでいいんじゃない?
実は私も流通業に従事しながら、経済学上、日本の景気のためにはあまり
お奨めではないのですが・・・、

人間そんなに物を持たなくても生活には困らないんですよね。
だから思い切って「処分する」「捨てる」。
コレクター的性格ではない限り(コレクターは通常範囲を超えるとどこか
おかしいかも?)、これから未来へ向けての人生を考えると、たいていの
過去の物は「捨てられます」よね。

“これからの人生は、これから創りあげる”的発想です。

とにかくシンプルにすること。
天災や空襲が来た時に、何を持って逃げるか?と考えて出てくる「大事な
もの」意外はほとんど処分することが出来ます。

上記の発想で、たいていの物は片づきます。
なんてことを話していたのですが、そんなもんですよね・・・

それと人生、「もの」に執着せず、
「もの」より「こと」を大切にしたら良いんじゃないか?って発想。

釣った魚(獲物)よりも「釣ったこと」自体を楽しむのです。
「もの」は消費すれば終わるけど。「こと」は記憶の限りは残ります。
どちらがより実のあることか?ってことでもあります。

まあワインの場合は、飲んでしまって経験値とするか?
いつでも飲めるよ、持っているよ、と自慢しながら飲み頃を逃して
ミイラになってしまうか・・・・・オイオイ、どっちが良いの???

ってなりますが、人生は一度きりなので果たしてどっちが良いのかは
楽しみながら確かめましょうね。

今日は何を言っているのか分からなくなりましたが、まあ、酔っぱらいの
戯れ言だと思ってやって下さい。

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雲仙から見下ろす

2007年08月27日 | Weblog
バイクで走ってきました。
5万㎞を過ぎたカブ号でもやってくれます。元気に山登りもできますよ。

ただ、千々石町から雲仙の温泉街あたりまで一気に登ったら、エンジンが
焦げ臭くなったので、ちょっと休憩ね。

平らな一般道なら1日で、長崎から山口あたりまで走る自信はあります。
(もちろんカブ号で高速ではなく一般道で)
国道3号線、1号線を使って東京まで行ったろか?とさえ思いますが、
何せ、時間と資金がありません・・・。
仕事をリタイアしてからの楽しみに取っておきましょうか。

ところでサッカーの話です。
U-17、柿谷選手のスーパーゴールすごかったですが、負けちゃいましたね。
川崎フロンターレのチョン・テセ選手の3人なぎ倒しゴール、その後バック宙!
も驚きました。


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よくあるパターン?

2007年08月25日 | ちょっと怪しい
最近疲れているのでビタミンかにんにく注射でもやっていただきましょうか。

来月はワイン会、試飲会の予定がいくつか入っていますので、体力を
蓄えておきたいところです。

というわけで、明日は多分?朝の体重計次第で?、ラーメンを食べて
トンコツ注射をして・・・などと、もくろんでいるのだけど???


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熱意ある輸入元の営業

2007年08月24日 | ワイン ~2019年
とある輸入元の営業の方が来店されました。

この方はとても熱意のある方で、必ず数本の試飲サンプルを持ち歩いて
おられます。
私の同じワインバカでしょう。その熱意には敬服いたします。

さて、本日の試飲は白3、赤3の計6アイテム。

白は(写真上)
・2003 フリッチ グリューナーフェルトリーナー シュタインベルグ(右)
    オーストリア、2千円台半ば~やや後半
張りがありシャキッとしてる。ミネラリーではあるけどさっぱりとして
複雑味は価格の割には弱い。夏向きのドライタイプ。

・1999 クローズ・エルミタージュ レ・ペンド(アントロファー)(中)
    仏、ローヌ地区、2千円台半ば
99年なので熟成感あり。微妙にひねたニュアンス。落ち着きがあり柔らかさ
も。好みが分かれるとは思うけど、説明なしに一般的には奨めづらいか。

・2005 カピケラ カリスマ(左)
    イタリア、2千円台前半~半ば 
香りはすごく良い。ただ、樽香が強めなのでこれも好みが分かれそう。


赤の方は

この3アイテム。

・2004 ローザ・ディ・ヴェンティ(モンテローリ)(写真右)
    イタリア、トスカーナ州、千円代前半
サンジョヴェーゼ種の軽めの赤。酸が結構強め?思い出さない!

・2002 ゲゼルマン ブラウフレンキッシュ ホーホアッカー(中)
    オーストリア、ブラウフレンキッシュ種、2千円台前半
とても良いバランスで心地良い。ポテンシャルで勝負するワインではなく、
しなやかさと心地良さのワイン。ゲゼルセンは造り手の名前。なんでも
小沢征爾氏のお気に入りだとか。

・2003 テラノブレ CS グラン・レゼルヴァ(左)
    チリ、2千円程度
濃さと固さ、凝縮感が割とあり、チリのコストパフォーマンスの高さが
ある程度あります。が・・・、他メーカーのものと比べるとそこまで
すごいわけではないと思いました。

うーーん正直、扱おうというアイテムはありませんでしたが、この輸入元の
試飲会が9月にあるので、思いっきり宝探しをしてしてきますね。


話は変わりますが、先ほどTVで東京のラーメン屋さんがいくつか紹介
されていました。塩ラーメンの特集でした。
驚いたことに1000円オーバーの価格の多いこと!
開いた口が塞がりません。地方ならその価格設定では誰も食べに来ない
でしょう。いくら美味しくても・・・ねぇ。ふぅー。
なんかラーメンそのものへの価値観が違う気が・・・。

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スポーツ観戦三昧

2007年08月23日 | Weblog
「佐賀北高が勝ったらまた佐賀へラーメンを食べに行こう!」

と言いながら見ていた高校野球。
甲子園に住む魔物は佐賀北高の味方となりました。見応えありましたね。
おかげさまで美味しいラーメンを食べに、また佐賀詣でをしますぞぉ~。


サッカーはといえば、A代表のカメルーン戦、ホームとはいえよく勝ちました。
FWを後から発表し、招集したように、オシム監督はいろいろとお試し試合を
してみたかったようです。大久保、田中(達)、山瀬選手などは現状で順当に
選ばれてしかるべき人材なのでそれがよく分かりましたね。

トゥーリオ、すごかった。あと前回問題の加地さん?意外と大活躍でした。
カメルーンの抜群の身体能力!速さ、強さ。それを敵にしてよくやったねぇ。

五輪代表はちょっとストレスの残る試合。特に左サイドとボランチあたりの
組み立てがしっくりこなかった気がしました。早く家長入れろよ!と叫んで
いました。彼に左サイドをガンガン崩して欲しかったです。
平山、李にも惜しい決定機があったのですが・・・。せめてもう1点ね。

U-17、ナイジェリア強すぎ!笑いが止まらんぞー。
この世代はこれからなので期待しましょう。人材探しからもう一度、って
思います。

いやいや、スポーツてんこ盛りで楽しい一日でした。

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武雄 来久軒

2007年08月21日 | 美味しいもの
足を伸ばして佐賀県武雄市にある「来久軒」へ行ってまいりました。
国道34号線沿い、長崎、大村、嬉野方面より武雄に向かい、もうすぐで
武雄ってところあたりにあります。

なかなか渋い店構えです。40席ほどの広さでしょう。
お昼時でしたので、次から次にお客さんも訪れています。
店内に張り出されていたメニューは以下の写真の通りです。



替え玉はやっておらず、最初に大盛り(100円増し)を頼むのがルールです。

で、オーダーは「ラーメン」と「チャーシューメン」を頼んで、チャーシューを
分け合い、二人で食べるという黄金のパターンです。

味わいは純粋な豚骨で、臭さも抑えられて「豚骨どうよ?」と主張して
いるかのようです。豚骨一本勝負でしょう。今流行の具材が複雑に絡み合った
複雑さになれている方にとっては、少し物足りなさを感じるかも知れませんが、
コク、旨味をしっかりと出しつつ、嫌味がなく、軽やかさもあり、誰もが
シンプルだけど豚骨味の本道を感じることの出来る味わいだと思いました。

長崎駅前の閉店してしまった「一休軒」のスープをさらにひとまわりグレード
アップしたような・・・とても美味しいスープでした。(麺は数段良いです)
最近の先端を走るお店のような、複雑味や構成力はありませんが、昔ながらの
純粋味わいでしょう。

麺やチャーシューはまあ、特に優れているわけではなく、悪くはないレベル。

しかし、そのスープがずっと吸っていたいような、優しく味わいのあるもの
でした。長崎市では「一休軒」が閉店後、純なここまでの豚骨が味わえるお店が
なかったので、この発見は嬉しい限りです。(もちろん有名店ですが)

ただ、いかんせん遠いので(バイクではさすがにきつい距離)滅多に
伺うチャンスはないでしょう。近所にあったらいいのにな・・・。


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旨すぎて大丈夫?

2007年08月20日 | ワイン ~2019年
本日の試飲ワインです。

2003 ブルゴーニュ ルージュ(ジョセフ・ロティ)
    仏、赤、ブルゴーニュ地区、3000円前後

いきなり熟した香りが襲ってきます。濃厚なベリー、熟したベリー、
厚めの牛革や、肉系の香り、クリーニングから戻ってきたセーターの
ビニールを破ったばかりのような香りがズンズンときます。

味わいはこのクラスにしては、メッチャ厚みと旨味があり、その塊の
ような感さえします。旨すぎです。

ただ、問題もあります。
旨すぎるのです。過熟で酸の支えがなく、いつ壊れるかも知れない
平均台の上を歩いているようです。

薄かったり、魅力に欠けたりしながらも何とか美しいという「ピノ」が
圧倒的に多いのに、このピノは逆の意味で危ういです。
1年後ですらどう変わっているのか?想像がつきません。多分2~3年内
なら大丈夫だとは思いますが・・・あくまで予想です。

今飲んで90点。将来は一旦崩れると大きく落ち込む不安材料ってところです。
将来性は・・・ほとんど感じません。

もうひとつは価格でしょう。
味だけとったら、本当は4千円でも不満はないでしょうが、「ACブル」と
しては一杯一杯の価格です。ラベル表示から来る暗示やイメージって
やはり強いものがあると思いますから。

実はこのワインは危うい年、2004年も飲んでいるのですが、その不安を
ものともしない見事な出来です。この造り手はすごーく素晴らしいと
思います。

ですから、2005年を待って価格がリーズナブルなら、いち押ししても
良いかな?とは思います。「とりあえず05年待ち」という黄金の切り札を
出しておきましょう。ニゲテル?


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夏の夜のアルザス

2007年08月17日 | ワイン ~2019年
お盆休みですが、本日も試飲です。って言っても大好きなワインですから
苦痛はほとんどありません。強いて言えば赤が飲みたい、ピノが飲みたい
よねっ。

2005 ル・ジェンティル・ダルザス(ボット・ゲイル)
   仏、アルザス地方、白、2千円台前半

夏のくそ暑い時にはアルザスの白ワインなんて粋じゃありませんかー。
05年はどうだろうか?という興味は尽きませんね。

香りは柑橘系やパイン、レモン、トロピカルフルーツ等のフルーツ系と
ハーブや硫黄(温泉っぽい)等がうまく混じり合っています。

味わいはすっきりとした見事な酸、ほどほどの厚みのあるフルーツ、
コクも時間とともに感じられとても美味しいと思います。
ただ、コストパフォーマンスから言えばリーズナブルで、驚きまでは
感じません。素直には美味しいです。

もうひと皮ってところでしょうか?
暑い夏の夜にさわやかな酸は気持ちいいでしょう。
お盆を過ぎれば残暑ですね。今年の夏は早く終わりそうな・・・。
凍らせてかき氷にして食べても美味しいかも。

ところで最近戦争特集ののTV番組が多いですね。
思わず見てしまったものがいくつかありますが、下手な怪談よりも
遙かに恐怖を怯えます。
このワインが造られたアルザス地方も戦争で荒らされ多くの犠牲も出た
街だったところでしょう。

「おっぱっぴー」って(OPAPI)オーシャン・パシフィック・ピース
の略だそうで、7月の最初に書きました「小島よしお」が最近平和を
叫んでいますよね。今年の流行語大賞まで頑張ってほしい。
行けるところまで突っ走れー!


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精霊流し

2007年08月16日 | Weblog
やって来ました長崎の夏のハイライト。
といえば・・・、精霊流し(しょうろうながし)です。

我が家のすぐ近くでもこうして船が流れていきます。
爆竹がかなりうるさい!のですが、この日ばかりは街中どこもそうなので、
もう慣れっこです。

写真のような大きい船もあるかと思えば、こんな小さな船も出たりします。



これは亡くなったペットを送る船のようですね。


子供や赤ちゃんのための小さい船もあるのですが、これは涙を誘います。

このようなたくさんの船が「大波止(おおはと)」という長崎港の波止場まで、
どんどん流されていきます。
ニュースでご存じでしょうが、凶弾に倒れた“伊藤一長”元市長の船も出され
ました。変わり種ではジェームス・ブラウンの船を出したファンもいたようです。
そう言えば、思い出しました。かつてはジョン・レノンの船も出ましたよー。

私は人の多いところが苦手なので、見物の名所である「県庁坂」へわざわざ
行くことはしません。もう20年以上も行ってないような・・・?
ささやかに我が家の前を通る10隻ほどを見届け、あとはテレビの中継でしょうか。

時々配達を頼まれて、爆竹の中をバイクで駆け抜けたりすることもあります。
(今年は大丈夫だったけど)


さて、この行事も終わり、やっとささやかな夏休みです。毎年夏は2日間ね。
多分配達用のメイト号(ホンダカブ号と思って下さい)バイクで県内の
山やら森やら海岸やらを駆け抜けて自然を満喫していると思います。

インデントやら発注しなきゃいけないものやら試飲会の案内やら・・・
いろいろと返信も出さなきゃならないものがあるのですが、休み明けに、
ということで。

休み明けには美味しいワインも入荷予定ですよ。

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墓参りで花火

2007年08月15日 | Weblog
8月13日は初盆のところが墓参りをします。
昨日は14日。一般の初盆以外の家が墓参りです。

驚かれる方もいらっしゃるでしょうが、長崎ではこのお盆にそれぞれのお墓で
花火をします。昔からの風習です。墓参りに行くとバチバチとあちらこちらの
お墓は花火で賑わっています。爆竹や矢火や連発花火なども降りかかってきます。

ヘビ花火や噴水のようなドラゴン花火(吹き出し花火?)、ネズミ花火や
線香花火まで、いろんな花火が長崎の夜景に百科絢爛たる彩りを添えるのです。

墓参りが終わると酒盛りでしょう。
本日はワイン試飲の合間で、久しぶりに焼酎も飲んでおります。
「赤霧島」はふくよかでサツマイモの甘さをほのかに伝えながらも
それを旨味にした焼酎ですが、しばらく飲むとやはり退屈になってきます。
ワインが飲みたくなるのですが、それは明日ということで。

さあ、あと1日で今年の夏は終わります。
酒屋としての夏はお盆までです。その後は秋を過ぎ、年末商戦へと向かいます。

明日は長崎名物の「精霊流し」が行われます。
華々しさと迷惑なほどのうるささ、そのあとのもの悲しさと淋しさ、独特の
光景や風情があります。
終戦の日と合わせていろんな想いがこの街を包み、押し流して行くことでしょう。
夏の最高潮を花火のように実感する日です。



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約束された幸せ

2007年08月14日 | ワイン ~2019年
さて本日のワインは

2005 ブルゴーニュ ピノ・ノワール(ショーヴネ・ショパン)
   仏、ブルゴーニュ、赤、2千円弱~強?

グラスに注ぐとACブルにしてはやや濃いめの色合いで、乳酸っぽさが香って
きます。香りは獣臭さを感じる肉、なめし皮、プラムやブラックベリー、
乳酸やシナモン、コリアンダーなどスパイスもややあります。

味わいはひとくち含めば、おぉ~!と感じるほど、このクラスとしては十分な
旨味で微笑みがこぼれることでしょう。やはりこの年は異例です。
単純に言うと、通常のヴィンテージのひとクラス、ふたクラス上の味わいが
下のクラスで味わえる、と思います。ただし、その分価格も高いです。
ですから、コストパフォーマンスを考えると下のクラスほどお買い得でしょう。

高いと言っても、この造り手は何とか千円台で買える数少ない秀逸な
ブルゴーニュになるでしょう。

しかし、あ~しかし、あ~~しかし、
このワイン、テスト試飲のため1本しか仕入れておらず、発注したら・・・・・
もうすでに品切れでした。

何ということでしょう!ビフォーと思っていたらアフターだったのです。


でもこのワインから感じるように、「ACブルゴーニュ」、「オート・コート・ド・
ニュイ」、「オート・コート・ド・ボーヌ」、「コート・ド・ニュイ・ヴィラー
ジュ」、さらには村名ワインあたりがお買い得じゃないでしょうか。

1級は中途半端に高く、メチャ旨ですが、その割に動きは悪いでしょう。
(逆にそこを狙って買っておくという手もあります)
特級はメチャ高く、それでも有名銘柄は争奪戦です。
そのあたりを考慮して2005年ブルゴーニュを購入されると良いでしょう。
はっきり言ってモノは素晴らしい~です。感心します。

下手な年であれこれ悩むより、05年、この年のブルは何も悩むことなく、すん
なり買ってしまっても、ほとんど間違いないでしょう。良い造り手のものなら
幸せは約束されたようなものです。

また2002年の様にあまりトンネルがなく、順調にずっと美味しい熟成曲線を
描くような気さえします。(って分かった風な書き方ですみません、でも何と
なくそんな気がするんです)

これからの試飲が楽しみでしょうがないです。


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