福岡で行われました「ワインコンプレックス 2019」に行ってきました。
この日は55社の輸入元が集まり、そりゃもう大変!世界各国のワインたちが集まっています。
さながらオリンピック or 万博会場みたいなものです。
ってことで奥さんにも応援に来てもらい、当店は臨時休業。
全力で立ちっぱなし、休憩も取らず限界まで時間いっぱい回りましたが、全制覇はとても無理でした。
半分回れたかどうか?で精一杯。もはや格闘技に近い状態です。
足腰はもちろんですが、口、舌、鼻、そして風味の記憶や脳内整理。そして忘れないうちにその場で発注
出来るものはしておく。そして自社ワインにメチャ詳しい輸入元の方とのワインの説明や感想、
談義を交えながらの貴重なやり取りの時間、こういったことがささやかですが経験値を上げてくれます。
やはりワインの奥深さには終わりはありません。痛感します。
ヴィヴィドールなどを取り扱っているパラジャパンの加藤さん。彼のワインへの感想のコメントは
実に的確に捉えていて感心します。商売を抜きにしてとても参考、勉強になるひと時です。
若くて感性も豊かです。
他にも輸入元の担当の方々は素敵で素晴らしい方が多くてもっとお話ししたいと常々思っております。
実は私も個人的にそんな時間が大好きなんです。
他にですが、例えば・・・
映画監督コッポラさんのディレクターズカット カベルネなどすごく美味しい。
ジンファンデルもすごく美味しいですが、カベルネもやっぱり良い。
担当の方との会話和越しに、心の中でコッポラさんと語り合っていたりします。
またこんなのも。
オーストリアの美味しいピノ・ノワール見つけました。
旨味もたっぷりで良かったので入れたいと思います。
そして何といっても、今回の衝撃はこちら。
中国のワイン。
こちらは5アイテムだけの出展でした。ゴビ砂漠の近くで造られています。
中国産となると眉をひそめる方もいらっしゃるでしょうが、しょうもない偏見に怯んでいてはいけませんよ。
価格は高いながらも、情熱、志の高い有能な造り手のものは着々と登場しています。多分世界最高の
潜在的ポテンシャルを持っていると推測します。(現在ブドウ生産量は世界第7位までに上昇しています)
今後もなくてはならない中華料理と良いコンビネーションを見せてくれるかもしれません。
私は中国ワインの今後をすごく期待しています。もちろん中国だけでなく、美味しいワインがいろんな国々、
世界中に増えてくれたら、ワイン好きには天国だと思いませんか。
ワインを飲みながら自然への感謝、そして勝手に人間が決めた国境なんてくだらないといつも思います。
ワイン世界ではいろんな国や地域がそれぞれの個性で、その特徴を伸ばしあうことが出来ます。
素晴らしいです。
身体はとても疲労しましたが、心の中ではそんなことをつぶやいておりました。
そしてもっと時間があったらもっといろいろ試飲したかった・・・とこれまた悔しさもありました。
試飲会めぐりはもはやライフワークのような気がしてきました。