さて、昨日からの続きです。
ブログ記事の並び順の関係でこちらが先に来てしまった場合は前日より
お読み下さい。こちらを先に読んでも意味不明となります。
さて始めましょう。
-------------------------------先日からのつづきです。
実はここからが私の書きたいところです。
3、パーカーポイントの低いワインから穴ワインを探す。
低評価のものは当然売れ行きも悪いし、価格が上がることもありません。
むしろ在庫を持て余し、処分価格になることさえあります。
ここが狙い目です。
80点台半ば~後半のワインも美味しいのに過剰在庫やになることも
意外とあったりするのです。時々のことですが、そんなワイン達を
セール時に3割引?みたいな好条件にて買うことが出来ます。どうかしたら
半額近いことだってあるんです。
そんな時は迷わず
突撃ラッパススメー! を鳴らしましょう。
4、パーカー最大の弱点
実はパーカー氏には大いなる弱点があります。アメリカ人特有かどうかは分かりま
せんが、甘口のデザート、貴腐ワインにはボロボロに弱いです。よほどベタ甘いのが
好きなのか、すぐに95点以上を付けたりするのです。
「おまえ男だろ?もっと渋くなれよ」と言いたくなる時もあります。
私だってデザートワインの評価は付けたくもないです。甘いのを連続で何本も
飲む気はしません。彼も限界にきて焼きが回っているのか、それとも盲目的に好きなの
か、まあどちらかでしょう。
甘口ワインはこの調子なので、信用度が極端に落ちてしまいます。このたぐいは
信用するのをやめても支障ないでしょう。
5、パーカーを「神の舌を持つ」なんて崇高なイメージで捉えず、単なる「ひとりの
おっさんマニアのたわごと」として聞いておき、大して意識しない。
4にも通じますが、気にしないことです。
まず、自分自身の味覚、臭覚、嗜好を最優先します。自信を持ちます。
誰が何と言おうが、「自分の飲むワインは自分で決める」ということです。
なぜ他人の意見に左右されないといけないのか?考えただけで不思議です。
それをなぜか気にしてしまうところが、ワイン狂の性なのでしょうか?!
実際パーカーは神の舌ではありませんし、絶対ではありません。ただし、
大まかな指向性は推測できますので、「大体、大まかに」程度でとどめておけば
いいのです。単なるパーカーおっさんの戯れ言です。
色が薄くて頼りないワインなんだけど、実は香りや余韻だけは素晴らしい・・・と
いったパターンのワインが高得点を付ける、なんてことはありません。
しかし実際、私達日本人には、そんなワインは侘び寂びの美学として、とても
儚く、しかし美しく感じることもできます。
ハンバーガーをかじり、コーラをがぶ飲みするアメリカ人のパーカーおっさんには、
多分理解不能です。90点以上は出しません。
そこです!
そこへ付け込んで、侘び寂の美学のあるワインを探し出すのです。
そして誰が何と言おうが、「他人の意見は知ったことか!」で通すのです。
これこそが最強の攻略法だと思っています。
もしもあなたにパーカー氏でなくとも誰かワインの師匠なり、先輩なり、仰ぐ方が
いらっしゃる場合もまったく同じです。味覚、嗜好は自我のものであり、他人の嗜好に
左右されるべきものではありません。 美味しいワインを探す手伝いはしてくれますが、
決定権は自分自身です。
ただし、最後にひとことだけ。
自分が信じていた嗜好も、たくさんの経験を積み重ねることによって、どんどん
変わっていきます。ですから、現時点での自分の評価は絶対ではないということだけは
留意していただきたいです。もちろんパーカーおっさんだって同じです。
終着駅はありません。それでこそワインの奥深さなのだと信じております。
酔っぱらって書いていたら、長くなりました。
その割にはたいして面白くないような・・・どうもすみません。
精進が足りないようですね。まだまだ飲み方が足りないからでしょう。
ですので、今夜もしっかり飲んでいきますね。