「ワイン会入門編」として立ち上げたイベントですが・・・
なぜか「仏米飲み比べワイン会」ということになってしまいました。
果たしてこれを入門編と呼べるのだろうか・・・。(汗)
ちなみに会費は税込み4500円。普段なかなか飲まないであろうワインたちをぜひとも味わっていただきたくて
始めたワイン会です。今回は初めてそれぞれの価格も分かるように書いておきます。
まず白から。
白
1 NV シャルル・モンテーヌ ブリュット(シャンパーニュ)
この価格とは思えないくらいのエレガントさがあります。良い滑り出し。掘り出し物かもしれません。
破格の3000円台です。一般的にシャンパーニュは需給バランスが崩れてもはや8000円~とかしています。
2 2020 ブルゴーニュ シャルドネ(ディディエ・フォルネロール)
ディディエさんはドメーヌ・ラルロで働いていて、自分ちの小さなドメーヌを始めた方です。
無名ですがラルロやデュジャック(マニアだけが知っている)の流れを受けてかなりの良品を造っています。
若々しいながらもミネラリーでとても綺麗。
3 2018 ディアバーグ シャルドネ サンタマリア・ヴァレー(USA)
同じ5000円程度のシャルドネでもUSAになるとより熟した感、厚み、蜜っぽさが増します。
シャルドネ種の仏、米飲み比べです。
番外 1996 ブルゴーニュ シャルドネ 200年記念ボトル(ルイ・ラトゥール)
ルイ・ラトゥール社の200年記念ボトルでリリースされたのが1998年あたりと推測されます。
そのボトルを25年ほど家庭の押し入れで保管されていたいわくつきのボトル。
もう蜜、マロングラッセの香りや風味。面白いことに案外ダレずに飲めてしまったのは
興味深いです。健全な白とは言えないにしろ、これでも飲めるんだぜ!的このボトルの意地があったのでしょうか。
赤です。
4 2018 オー・ボン・クリマ ピノ・ノワール ノックス・アレキサンダー(USA)
華やかで愛想が良い。花のようなチャーミングで愛嬌を振りまく。
しかし真価はちゃんとそのニュアンスの豊かさにあります。良いワインだ。円安で上がってしまって
最新ヴィンテージは8000円程度。
5 2018 サヴィニー・レ・ボーヌ レ・ジャロン(ブリュノ・クレール)
サヴィニー・レ・ボーヌ村の1級畑レ・ジャロンですが、実はドミノードという別名があります。(同じ畑なのに)
同じ造り手でドミノードの名前で出ているのはもっとお高くて、ジャロンはその若木から造られます。
と言っても樹齢は35年ほどはあるのですごくちゃんとしたワインで、逆にコストパフォーマンスが良いかも。
実は私が飲んでみたくてお出ししました。十分に良いワインです。最新ヴィンテージは1万円近い。
ブリュノ・クレールは素晴らしい造り手です。ピノ・ノワール種の仏米飲み比べ。
6 2020 マリリン・ワインズ マリリン メルロ(USA)
毎年いろんなマリリン・モンローが描かれるラベルはとても良い。コレクターズアイテム。
USAのすごく明るく愛想の良いメルロ。誰に出しても喜ばれるであろうフレンドリーで、しかし
ちゃんと深みもあり笑顔になるワイン。コルクまで可愛い。これも1万円近い。
7 2014 Ch.クリネ(ボルドー、ポムロル地区)
こちらはメルロのUSAとの飲み比べで、本来の鉄や血のような、ちょっと暗いけれど、そこから
つつましやかに溢れる旨味や明るい風味を感じていただきたくてお出ししました。
メルロ種のいろんな一面を感じることが出来ることでしょう。これが1番高くて現在では15000円~20000円ほど。
8 2020 ターリー ジンファンデル エステート(USA)
ラストはすんごく美味しいジンファンデル種で〆。濃厚だけれど、パワー一辺倒でなく
しなやかさや滑らかさがあり花のような美しさも持ち魅力あふれるZinをしみじみと。1万円程度。
マニアックな造り手でUSAの得意技を決めながら飲み応えのある会でした。
番外編の25年押し入れ熟成の赤もまだ残っていますので、それは次回のお楽しみ。
いろんな角度からワインを楽しめたことと思います。どこが入門編かはわかりませんね。(笑)
次回は忘年会 or 新年会となることでしょう。また楽しみです。
参加してみたいと思われる方はご連絡ください。facebookやメールにてご案内しております。