魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

解放された

2010年11月30日 | ワイン ~2019年
「龍馬伝」がやっと終わり、TVドラマからやっと解放され
ました。


別に「龍馬伝」に対してとやかく言おうとは思いません。

楽しんでいる方も多いのに口をはさむのも野暮かも。

ドラマとして楽しんだ方も多いであろうかと思います。私も
そうです。

史実は多分違うんだけれどもあくまで「ドラマ」ですからね。


私の場合、むしろやっと解放された感が強くて、ホッとして
います。毎週決まった時間にTVを見るなり、録画しなくても
すみます。それが嬉しい。

一応長崎人として見ておかなければいけないかも?と思い、
賛同するも反駁するも、とにかく見るしかなかったですしね。


この混沌とした時代、幕末~明治維新のポイントが近代日本
のスタート地点でもあるわけです。

それぞれの方々にも思うところがあるでしょう。

また、誰しも殺し合いは好きではないでしょうから、大政奉還
や江戸城の無血開城などなかったらもっと歴史は凄惨なものと
なっていたかもしれません。


「if」を言い出したら分からなくなりますが、いろいろと
余韻に浸って空想するもまた楽し、じゃありませんか。





さてと、本日は輸入元の営業の方が来店されました。


持ってこられたボトルたちはこれら。


・2008 サンコム コート・デュ・ローヌ ブラン

・2008 Ch.レ・ヴァレンタイン ロゼ

・2001 ラドワ 1er ラ・コルヴェ(パラン)

・2005 マランジェ 1er ラ・フュシエール(バシュレ・エ・フィス)


全部フランスですね。
ラドワはダシ系の味わい豊かで旨味があって、ただし、タンニンは
粗め。01年の特徴?


マランジェはさすが05年。ジューシーでフルーツが厚く、タンニンを
覆っている状態。美味いです。


上二つは・・・普通に美味しいものの、あまりコストパフォーマンス
は良いとは感じませんでした。


美味しいワインを飲んで歴史を空想する。

って実は私は歴史が得意でもありません。むしろとても苦手です。

ただ、今現在、自分が生まれ、自分であるということは、歴史が
ずれていれば成り立たない可能性が大きいのです。

良くも悪くも自分自身の存在は、誰しもですが、歴史の必然かも
しれないのです。

そう思うと、何が正しくて、何が間違いなんてまったく分から
なくなります。自分という存在あってこその世の中の成り立ち、
世の中の歴史であるので、この偶然なり必然に畏怖の感すらあります。


偶然与えられた美味しいワインや、人生に感謝いたします。



うわっ!

本日は堅すぎました。ちょっと反省いたします。
明日からはまた楽しくいきましょう!

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どげんかせんばいかん最終戦

2010年11月29日 | Weblog
V・ファーレンの今季最終戦へ行ってきました。


かきどまり球技場はとても寒くて、それでもV・ファーレンを
愛するワイン仲間で応援ばしたとです。

ジュイエさんにtantanさん、ラリラリ・ピノと家内の4名。




相手はジェフリザーブズ。

下から2番目のチームとは思えないほど守備がしっかりと出来て
いて、ペースを握られ、終わってみれば0-1で負け。


「なんばしよっとー!」


と最終戦なのに課題を残す内容。


来季こそ「どげんかせんばいかん!」状態です。



試合後のセレモニー。

選手スタッフ一同が出てきてのあいさつ。






負けたので、「しっかりしろー!」と叫びたくもあったけど
そこは我慢して・・・・・



その後、選手たちとスタンドのファンとで記念撮影。

私達も写っていますよ。





右から、白い服の上のオレンジ色がジュイエさん、その左の
黒っぽいのがtantanさん、手を上げているのが私。そして
その左の白っぽいのが家内です。

・・・・・って分かるわけありませんが、そこにいました。
(V・ファーレンの公式ブログより)




来季こそ、来季こそ・・・・・

大それたことは願いません。

他で負けてもいいです。 J2に上がれなくてもいいです。

私が来たとき、私が来たとき・・・、そのときだけは勝ってください。

それだけです。応援のしがいがありますから。




さて、そんな夜のごはんはこちら。
わけあって「ひとりおぢさんコロッケ」でした。





コロッケをサッカーボールに見立てて、ハットトリックできますように
と・・・古川町「コロッケ」にて「ミニコロッケランチ」です。


久しぶりで美味い! 誰が何と言っても美味い!

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点灯式

2010年11月28日 | ワイン ~2019年
近所の公園にてクリスマスイルミネーションの点灯式が
ありました。

昨年だったかは市長さんとか来賓までいらっしゃって、
(今年来たかどうかは知りません)結構大がかりなんです。
大勢の人たちで混みあっていました。


写真は近所の中学校の吹奏楽部の演奏中。
曲はなぜか「マイ・ウェイ」でした。


なんでだろ?


そして連動して80mくらい離れた場所(交番跡)に立つのが
こちらのツリー。


同時に「点灯~~!」





大浦商店街の方々が皆さんで作りましたよ!

私も呼ばれて行ったけど・・・ただ“いただけ”です。




さてとそんな今宵はtantanさんにおこぼれをいただいた
このワイン。






2006 サン・ペレイ(グランド・コリーヌ)
   (仏、ルーサンヌ&マルサンヌ種、白、4千円程度)


日本人の大岡さんが造る自然派のワイン。

色は濁り、ちょっとガスもあっていかにも自然派っぽい酵母バリバリ。

リンゴや洋ナシ、石灰など香ります。味わいは石っぽさと、果実、
そして酵母、それらが混ざり合って無濾過のシードルみたい。

美味しくいただいております。
ありがとうございます。tantanさん!


さてと、明日はV・ファーレン長崎のホーム最終戦。

燃えましょう!

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最初の1本の恐ろしさ

2010年11月27日 | ワイン ~2019年
今日はいつもはワインにまったく関心も示していないお客様
から突然ワインの注文を受けました。

「飲んでみたいんです」

というオーダーでした。


実はこれはとても怖い注文で、この1本で「ワインはこんなもの」
と思われてしまうのではないか?と気が気ではありません。


このブログをお読みの方なら、ワインは千差万別でいろんな多様性
があるからこそ面白いことをご理解していただけるでしょうが、
今までワインに縁のなかった方に、それを理解していただくことは、
いきなりでは難しいでしょうね。


お届けしたワイン、気に入っていただけるかすごく興味津々です。





さて、今宵はこれいきます。






2009 サン・ロック ルージュ
  (仏、赤、800円程度)

香りはプラム、濃いけど軽いベリー系。シナモンにココア
パウダーなども少しだけ香ります。


味わいはお手軽ワインだけにパワーでは押してきません。
しなやかでなめらか。ほど良い酸がベリーの美味しさと
クリアさを出しています。

コストパフォーマンスはまずまずでしょう。
現状ではやや酸が強め。早めなのでポテンシャルも全開では
ありませんが、あまり期待するべきものでもありません。
価格が価格ですし。悪くはありません。

採用するにはいまいちで難しいなあ。


考えるに、私自身でもこのワインを1本だけ飲んで処遇を決めて
しまうということは、上記のお客様と同じなのかも?という
危惧は持っておかなければなりません。

やはり難しいと思います。

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無事だったお店

2010年11月26日 | 美味しいもの
本日はラーメンカラータイマーがピコピコっと。


そういえば1週間くらい食べてなかったぞっと豚骨中毒の
症状が出た。


そうだ、それならここだ!
とばかりにきました。





大黒町にある「長浜一番」。

長浜系の味を見事に伝える名店だ。
(多分ここには私の面はわれてないと思う)






ほらほーら、美味しそうでしょ。
使い込まれた丼、テーブルもそれなりです。


実はこの店は都市計画で、立ち退きではないかと心配して
おりましたが、大丈夫だったみたいです。筋向いまでが
立ち退きだったようです。


ほっとひと安心。



ところでこのお店は大変庶民的なお店で、カウンターも
テーブルも、大衆食堂のような造り。そこが良いし好き
なんだなぁ。


で、ついつい、ついていたテレビを見た。


政府の対策だか何か知らんけど・・・・

大きくはないけど、薄型液晶テレビ。しかも地デジで映りが鮮明
できれい!


おいおい、こんな昭和スタイルのラーメン屋さんにはどことなく
アンバランスな雰囲気が漂う。もちろん性能の良いテレビの方が
良いだろうけどさぁ。


ちなみに私の店ではまだブラウン管の小さなタイプでNHKの映り
がやたらと悪い状態なのですぞー!





どこか納得いかないまま、しかし、ラーメンはとても美味しく
いただいて店を出ました。



そして帰りに寄ったファミマにて、こーんなの発見!






おいおい、とんこつ肉まんだ。しかも呼び戻しスープの「大砲
ラーメン」の味じゃなかですかっ!!!

おいしそー。



今日はラーメン食べたばかりだったので自重したけど、明日こ
そは!っといきますぞー。

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ひと段落のピノ

2010年11月25日 | ワイン ~2019年
本日は新しいリストを配信いたしました。


年末年始に向けて、ゴージャスなアイテムを多く入れました。


私的にお奨めは2005年ものブルゴーニュでしょうか。
為替相場で高かった時と比べると、結構お安くもなりましたし、
今後これより安く買えることもなくなってくると予想するからです。

長いワインライフで持ち寄りとか、お客様へお出しするとか、
いろんなシチュエーションにおいて、偉大な当たり年の2005年ものは
いつ飲んでも美味しくいけるので重宝するかと思います。


そんなリスト配信ご希望の方はこのブログ右側の「ブックマーク」の
ところから、当店のHPに入っていただきますと、メールでのお問い
合わせが出来ます。

「リスト希望」とメールしていただけますと対応いたします。
2ヶ月に1回くらいの配信でうざくならないように心がけてはいます。
ご面倒でしょうが、よろしくお願いします。





さてと、ちょっとだけ落ち着いたのでピノの試飲を。








2009 アントゥニャック ピノ・ノワール
  (南仏、ピノ種、赤、千円台)


裏ラベルに「コート・ド・ニュイを思わせる仕上がりです。」って
書いてあるのですが、香りからそれとは違います。


多分ブラインドでこれを飲むと、ニューワールドっぽさの要素が多く
出ていて、そう答えるんじゃないかと。


香りは赤い花や果実、スモモ、パッションフルーツ、甘い蜜、バター
クリームの焼き菓子、などなど。

味わいは開いて人工的な甘さのある果実味とフルーティーさと酸味。

ワインと対話しながらグビグビと進んでいきます。
「おまいさん、もっと美味しく変身するのか?」と問うてはみますが
返ってくる答えはおぼろげです。

ただ、決して不味いわけじゃなく、受けは良いと思います。
採用してもいいのですが、半年先~2、3年先くらいが、より美味しく
飲めそうな予感がします。(おぼろげに)


美味しくて味わい深いピノをじっくりと飲めることが一番の幸せで
しょうね。しかもこのワインくらいお手軽だともっと嬉しいなあ。


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音楽と仕事と飲み会と

2010年11月24日 | ワイン ~2019年
本日行ってまいりました。






「Marie」(マリエと読みます)のライブ


いいね~。澄んだ声の清涼感。そして高い音楽性。
力まない良さもさすがでした。

確かに素晴らしいです。学ぶことも多いので、私の音楽にも
吸収して活かしていきたいと感じました。

こういったいろんな刺激を受けてまた精進できるのです。



さて、帰ってからこもって新しいワインリストを書きました。

ほぼ出来上がりつつあるので、1両日中に配信できるでしょう。



リストの目途がついたので、夜は飲み会へ・・・・・。







焼き豚や鳥の燻製などを肴にビール飲んで、白ワインも飲んで
(機械屋さん、しんのじさんご馳走になりました)・・・


さらにもう一軒。焼き鳥と焼酎でグビグビ~っと。


そして今帰って来てからはお仕事がらみでワインもね。


でもワイン飲んでる時に幸せを感じるって、ホントワインが
好きなんだな~。としみじみ思うのです。



おいおい、どんだけ飲むんじゃい?!

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どことなく落ち着かず

2010年11月23日 | ワイン ~2019年
ボジョレー・ヌーヴォー祭りも落ち着き、飛び石連休です。


本日はこんな船が入っていました。

携帯で撮ってみました。パチリ





ダイアモンド・プリンセス号のようです。
もしかしたら双子船のサファイア・プリンセス号だったかも???

外国人観光客がたくさんいました。
原爆資料館だけは行ってねーと思います。



私個人は新しいリストの作成に追われていて、上手く目途がたつと
明日は飲み会に行きたいのです。どことなく落ち着きません。




さてと、そんな夜にはこれ。






2009 サン・ヴェラン(コロヴレ・エ・テリエ)
   (仏、ブルゴーニュ、シャルドネ種、白、2千円程度)

レモンやパイン、クリアな柑橘、ミネラルなど香ります。

味わいはきれいな酸が効いてフレッシュでフルーティー。
まだ本性は出ませんが、もっと熟成したり、時間が経つと濃厚さ
もある程度出てくると思います。とろみ感もありますので、いい
具合になることでしょう。

欲を言えば、確かに早くて、1年待って販売するのが理想でしょうか。


パーカーさんが「ベスト サン・ヴェラン」に選んだとかで、飲んで
みておりますが、先日の世界一ソムリエよりはかなり信頼がおけます。
価格も上がるので、美味しいのが当然ではありますけどね。




さて、明日、いやもう本日ですが、ココウォーク2階で「Marie」(マ
リエさんと読むようです)のライブがあります。(無料ですぞ!)
13:00~ 15:00~ 17:00~ の3ステージです。



この人すごいです。どれくらいすごいかというと・・・・・

ここ(クリック)でUSTREAMをお聴きください。
下の方に「過去のライブ」というのがありますので、動画を見ること
ができることでしょう。

聖母のような美しい歌声が聴けますし、音楽性の高さもお分かり
いただけることでしょう。

これにも行きたくてウズウズしています。

これを読んで、知って行った方、「ラリラリさん得しました。ありが
とう」と心の中で思っていただければ嬉しいです。


ココウォークへ行くとなると、その近辺のお美味しいお店は・・・・・

いかんいかん、邪念は捨てよう、太るけん。

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久しぶりに大島

2010年11月22日 | 美味しいもの
久しぶりに大島へ行ってきました。


崎戸の炭住跡がなくなってからは、観光の目玉を壊したわけです
から、そりゃ足も遠のきますよね。


さて到着したのは「大島アイランドホテル」。


本日はこんな企画やっていましたよ。








悩んだ末、結局これに。







「肉だ肉!」の世界へ。リブ・アイステーキ。

肉質はいまいちでしたが、スープにアイスが付いている上に
ライス+サラダで300円のセットまで付けましたぞ。
自分への大盤振る舞いみたいなもんです。満足しました。
おまけに温泉入浴券まで付いていましたので、しっかりと
入浴してきました。いいねっ!




場所はこーんな感じ。






建物の一番左側。入り江が見渡せるガラス張りのテラスのあるとこ。


良い感じなのですが、ひとつ楽しく怪しい?発見しました。


レストランの名前は「キッストマト」といいます。

写真右側に看板がありますので近寄ってみます。










実はトマトの部分をよく見ると・・・・・



こーんな感じです。







なかなかではないですか?


私はこんな怪しさが大好きです。

ここはかなりの穴場なのでまた行きたいなぁ。


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オープンが延期じゃった!

2010年11月21日 | ワイン ~2019年
今月19日オープンしている「らーめん わげ」へ行ってきました。

はるばる矢上町までお昼にかっ飛ばしてきました。



あ~~ それなのに~ それなのに~






なんじゃこれはっ!

ということで正式には12月1日オープンのようです。


延期じゃった~!


お店の方が中にいらっしゃいましたので、ちょっとだけお話を
聞いたら、どうやらこうやらで・・・・・しょんなかばい。



仕方がないので、そこのすぐ近所の「まるよし 矢上店」に
行きましたが、こちらもお客さん多いですね~。

矢上方面へ行くとどのお店に入ろうかかなり悩みそうです。


しまった! わげの営業時間や定休日聞くの忘れたっ!






さてと、そんな夜ですが・・・・・気を取り直してこれば
いくとです。








2007 ペタヴェル イヴニングスター リースリング
   (豪、リースリング種、白、千円台前半)

香りは何と言っても石油、白い花、洋ナシなど。ちょっと独特で
オイリーなイメージです。リンゴっぽさもありますかねえ。

味わいはやはり独特の石油チック、熟したリンゴのような・・・
かなり個性的でしょう。リンゴやフルーツソースものに合いそうです。

悪くありませんが、これ、万人受けするのでしょうか?
微妙な部分を感じます。お客さんが冒険して、これをよしとするか?
ただ、価格が価格なので、それなりに楽しめるかとも思われます。



ぼちぼちと新しいリストを書こうかと思います。

「一太郎」から「ワード」へ変えたものの、1ページの行数がなぜか
少なくなってしまったので、書くのに苦労しそうです。
(A4サイズで一太郎では70数行書けたのに、ワードでは40数行って
おかしくないですかっ???)

いろいろやってみたけど分かりませんぞ!

どうしたら横書きで70行書けるのか教えてください。


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世界一のソムリエにたてついてみる

2010年11月20日 | ワイン ~2019年
何とかボジョレー・ヌーヴォーの配達での騒ぎも収まり
ホッとしております。


あとは喜んでいただくだけですが、果たして・・・・???






五島町にあった「麺処 わげ」が矢上に移転。「ラーメン わげ」
として新規オープンしたようです。

本日こそ行ってみたい。





さてと、本日の試飲です。


2009 マコン・ヴィラージュ(コロヴレ・エ・テリエ)
   (仏、ブルゴーニュ、シャルドネ種、白、千円台)


お手軽マコンということでのお試しです。
いよいよ当たり年といわれる09年。どうでしょうか。


香りは桃、熟した梨、ハーブ、青草、鉄やミネラルなど。

味わいは開けたてはボリューム感がありましたが、時間と共に
閉じ気味となりました。まだ正体を現すには早すぎるのでしょう。

エキス分もありそうなのですが、軽め、薄めの要素もあります。
まだどれが本当の姿か決めかねる状態です。
これこそ判断するのが難解なワインです。


が、一緒にテイスティングした家内は言いました。


「水っぽいワインを飲むほど人生は長くない」と。


確かに薄くて水っぽくて退屈するワインは人生の無駄な時間かもし
れません。

このワインは世界一のソムリエ「オリヴィエ・プジェ氏」がセレク
トしたワインですが、まあ、現時点ではそんなに面白くありません。
ただし、ちょっと熟成するとある程度のものにはなるとは思います。

まあ、プジェ氏が造っているわけではありませんし、彼を責めるわ
けでもありません。むしろ逆に「あの時はあんなこと書いてごめ
んなさい!」と言えるようになると一番良いでしょう。


人生の先が分からないのと同様に、ワインの先も分らないのです。

だからこそ面白いし、スリリングでもあるのです。

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2010 ボジョレー・ヌーヴォー試飲会

2010年11月19日 | ワイン ~2019年
昨日の試飲会です。

今年も行ってまいりました。

夜中の12時から飲みだすという恒例行事。

なーんもそこまでせんでも・・・という意見もおありでしょうが、

やり始めたの何年前だろう?

やめるわけにもいかずずっとやっています。



さて、写真右の方から、

1 ボジョレ・ヌ-ヴォー(フェルナン・ロッシュ) 千円台前半
ペットボトル入りです。鮮やかなベリー香。引っかかりなくすいすい。
ちょっとだけコクもあって、タンニンもしっかり乗っています。



以下造り手のみ記載

2 ジャン・ド・ロレール 千円台半ば
1よりもやや濃いめ。ちょっと暗いフルーツ。それだけポテンシャルが
ある。といってもささやかなのでしょうけど。でもするすると。


3 ヴィラージュ(ポール・ボーテ) 千円台後半
これぞヌーヴォーと言わんばかりの典型的華やかさ。明るく新鮮。
実にバランスがとれていて楽しい。


4 ルー・デュモン(日本人)2000円台後半
ふくよかになってきました。獣臭や旨味成分がより出ています。
タンニンの乗りがとても良い。


そして注目の2本はこれ。






5 ヴィラージュ(シリル・アロンゾ) 3000円程度
「PUR」と記されています。自然派で明るく優しくて、酵母感が
あって・・・・・笑顔になります。これ美味しいなあ。


6 マルセル・ラピエール 3000円ちょっと
ラピエールさんはひと月ほど前になくなっており、彼の遺作です。
やはり自然派で酵母感があります。そして複雑味。最期を思うと
物語を感じますよね。


写真はありませんが

7 ヴィラージュ(ジュリアン・スニエ) 3500円くらい
ロウキャップの面白いヌーヴォー。変化が一番大きい。
開くと一番蜜っぽさがでます。明るさと受けの良さ。


個人的には6のシリル・アロンゾが好きでした。
確か昨年も美味しくて、入れようかどうか悩むのですが、
価格が高めなので、怖くてうちではためらってしまうアイ
テムです。

うちで3000円くらいのヌーヴォーって買っていただけるので
しょうか?




さて、本日は(もう昨日)ヌーヴォーの配達であっち行ったり、
こっち行ったりでした。おかげさまで当店のヌーヴォーは、ほぼ
完売です。(なぜか連絡が取れない方が1本だけ)

マスコミの騒ぎ方も落ち着いてきましたね。


「ヌーヴォーなんて安酒さ、日本だけだよこんな大騒ぎは」
なーんて見下す方も確かにいらっしゃいます。

しかしね、案外楽しいものですよ。
ピチピチと若々しい色合いは実に美しくて、弾けるような新鮮な
果実味はジューシーでチャーミング。たくさんの造り手やランクや
価格もとても多様性があって、理想にもう一歩だったところ、成功
したところいろんな造り手。中にはラピエールさんのように遺作と
なった味わい深いドラマもありますし。


みなさまも年に一度くらいは大らかに、収穫祭に参加するような
気持ちでお飲みください。

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ボジョレー・ヌーヴォー解禁日ですがっ

2010年11月18日 | ワイン ~2019年
夜中の12時を待って、解禁されたボジョレー・ヌーヴォーを
数種飲んでまいりました。


詳細はまた書きますが、美味しかったですよっ。
きっと皆さま、喜んでいただけるかと思います。




飲兵衛さんがフラフラと帰ってきて今は午前4時。

さて何を飲む???


そんな訳で焼酎いきましょう。


奄美黒糖焼酎「紅さんご」40°



ちょっと黄色く、黄金色かな? 色付いています。


味わいはストレートで飲むと、張りがあり、ボンドやセメダ
イン系の強烈なアルコール感に樽熟のニュアンスが豊富です。

ロックにすると柔らかさ、まろやかさが出ます。
伸びやかなコクがあって、余韻はジリジリとしているのに
円やかにたなびきます。軽~く割るくらいが一番楽しめそうです。



おいおい、今日は珍しく焼酎のコメントしてしもうた!


ちなみに、この焼酎はこれくらいの大きさです。






可愛いでしょ。


つまみのチーザは、何にでもよく合いますね。


多分このまま倒れて朝を迎えると思います。
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2010 酒と食の提案

2010年11月17日 | ワイン ~2019年
「2010年 酒と食の提案会」というのに行ってまいりました。





ちょっと写真がぶれたのは皆さんの動きが目まぐるしかったこと
にしてもらいましょう。


100以上のブース。全部回るのは大変でした。





今回ワインでの注目はこれ。





安心院(あじむと読みます、大分県)ワインの赤白です。

白のシャルドネはいろんなニュアンスがあって、ビオのようで
味わい深さがありました。

赤のメルロも濃いのではなく、しなやかで複雑味を生かしたニュ
アンス溢れるものでした。


国産ワインも、確かにいまいちコスパには欠けそうですが、かなり
よくなっている現状を垣間見ることが出来ました。



試飲したのは焼酎、清酒が多くて、いろんな興味深いアイテムにも
出会いましたよ。


まあ、それは折々とラインナップしていきますね。


試飲会の帰り、「ラーメン家 政」食べて帰りました。
腹もちが良くって、晩ご飯は果物だけですんだほどです。





ところで、ボジョレー・ヌーヴォーが入荷しました。

今日、明日はボジョレー・ヌーヴォーの話題がマスコミを賑わすこと
でしょう。

今年も昨年に続き、美味しいといいなあ~。
楽しみです。

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ちっくと、「龍馬買道誕生祭」いくぜよっ!

2010年11月16日 | ワイン ~2019年
「龍馬買道 誕生祭」

というのをやります。


いきなりで驚きでしょうが、こんな企画があるんです。

長崎市の13商店街による共同事業「龍馬買道 誕生祭」(クリック)



当店でもなぜかスタンプがもらえるので、どしどしご応募ください。

500円ごとにスタンプを押して、計3000円のお買い上げで応募できます。

ワインならあっという間でしょうか。

うちも当然なにかワインを商品としてプレゼントさせていただく
ことになるかと思います。


ところで坂本龍馬は自分の誕生日が命日なんですよね。

だから享年が33才とも34才ともまちまちに書いてあります。


若いですね~。



そんな訳ですので、このチャンスに当店でワインを
買うてつかーさい・・・・・ってことです。
チャンスは今月末まで。




さてと本日もちっくと試飲ぜよっ!




2009 ベリーニ ビアンコ トスカーナ
   (伊、トレッビアーノ種、白、千円以内)

香りは弱め。ジリジリと奥の方で岩、白い石、石英っぽい香り。
特にこれと言った強い香りは感じません。

味わいもさわやか、軽やかで、薄いです。ちょっとしたニュアン
スはありますが、余韻も短く、水っぽいです。
うーーーん、悪くはありませんが、そんな特にコメントするほど
のこともないです。

ただ、何にでも無難に合わせやすさはあります。

これくらいでは採用はしないぜよっ!ッテカ




そして、本日はまた卸2社の主催する展示試飲会です。

よって午前中から午後2時くらいまではお休みします。

その後開けますのでよろしくお願いいたします。

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