手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

唯一無二の街「エルサレム」の魅力たっぷり〜『DIG/聖都の謎(2015)』〜

2020-07-28 | ドラマ・映画・漫画・youtube



(今回の聖地の写真は全てフリー画像からお借りしました)



わたし、


二十数年前の夏の3週間、

イスラエル・エルサレムにあるアメリカの考古学研究所に寝泊まりして、

イスラエルをあちこち旅しました。


20人ほどの方々と一緒のツアー。

ギリシャ経由でテルアビブからイスラエルに入り、

バスでエルサレムへ。

夜についたエルサレムは、城壁がライトアップされ、

中東の独特な雰囲気。

異国に来た感満載でした。


   (↓ツアーの様子が見られます)
今は「エルサレムユニバーシティカレッジ」という名前になってる研究所。



泊まった部屋も石造りで、蚕棚のような二段ベッド。

最初の頃は夜にトイレに行くのが怖かった〜〜。


次の日から、

その研究所でアメリカ人の教授から何コマか聖書地理、歴史などの講義を受けては、

それを元にフィールドトリップに出かけていくということを繰り返しながら、

3週間。

いわゆる巡礼とは違って、かなりアカデミックな旅行だったんです。


まずはじっくり10日ほどエルサレムにいて、

そこを拠点に西方向の地中海方面、

南のベツレヘム、ネゲブ、アカバ湾の方、

ヘロディウム、要塞マサダ、死海、クムラン、エリコ、ヨルダン川へと、

(↓クムラン遺跡)



それぞれ一日旅行で足を伸ばしました。

その後は、

何日か泊まって北のガリラヤ湖の方へも行きました。


(↓ガリラヤ湖)


かつて2014年の頃に、この旅行については記事に書いたことがあります。

2014/7/24「今のイスラエルに思うこと」


いつものように、前置きが長かったのですけど、

今回このことを書いたのは、

Huluプレミア『DIG/聖都の謎』というドラマの舞台がまさにその「エルサレム」で、

見てたら、本当に色々思い出したから。



国内外問わず、きっと皆さんもそういう経験がおありでしょう。


たとえば、

『西村京太郎シリーズ』は、旅行で行った先や自分の生まれ故郷の話だと、

結構ドキドキワクワクしながら見ることができるもの。

いつも以上に画面を注視し、「あ、あれあれ!」と知ってるところを見つけたら、

とても嬉しいし、

自分がそのドラマの中にいるような錯覚にもなる。


わたし、

たっぷり3週間もいたので、

エルサレム内、特に旧市街は結構自分の足であちこち歩き回ったんです。








だから、

ドラマに出てくる街のあちこち、記憶に残っている場所も多く、

雰囲気もぐんぐん伝わってくる。



ドラマの内容は、

エルサレム、「岩のドーム」に関わる大きな陰謀を、

アメリカ人のFBI捜査官ピーターが中心となって暴いていくというもの。

超大作歴史ミステリーです。


宗教がらみだったり、復讐がらみだったりが

色々と複雑に絡み合っているだけでなく、

それが第三次世界大戦を引き起こすほどのテロ行為に繋がるものなので、

ハラハラドキドキ、

最後の最後までどうなるのか、

誰がどう関わっているのかが見えてこない。


このドラマ、『HEROS(ヒーローズ)』や『HOMELAND(ホームランド)』を手がけた製作プロデューサーたちが指揮をとっているのだから、

面白いのは間違いないです。


もう公開されてから5年ほど経ってますから、

ご覧になった方も多いはず。


主人公のピーターを演ずるのは、イギリス人俳優ジェイソン・アイザックス。

どこかで見たことがあると思っていた俳優さん。

見終わってあとで調べたら、わかりました〜。

あの『ハリーポッターシリーズ』に出てて、

ルシウス・マルフォイ役の人でした。

ドラコ・マルフォイのお父さんです〜〜。

そういえば!

この方、ユダヤ系イギリス人だそうです。


懐かしい顔に出会えたのも、余計にドラマにのめり込むきっかけになったかな。


中東の歴史や地理に興味のある方には、

たまらないドラマだと思います。

予備知識があるとなおさら面白い。


でもそうでなくても、

エルサレムという街の不思議さ、独特さにきっと魅せられることでしょう。

「エルサレム症候群」という言葉があるくらいですもんね。


最後にとても有名な「黄金のエルサレム」という曲を。

youtubeからお借りしました。



よかったらお聞きください。

この曲、『シンドラーのリスト』でも合唱されたとか・・・(わたし、まだ勇気がなくて見られてないので確認はしてませんが・・・ご覧になった方も多いと思うので、思い出されるかな。)

色々思惑のある背景を持つ曲で、

イスラエルの裏国歌とも言われてますが、

本当にとてもいい曲です。




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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まんじゅう顔)
2020-07-31 19:19:04
ポテト姫さん、遡ってみてくださってありがとうございます。
そうなんですね、ちょうどそんな時期?
当時、イスラエルの経験から、自分のことを「平和ボケ」だとすごく自覚したことを思い出します。
今のコロナ禍の元でも、やはり「島国」であることが国民全体の意識にも、政治家にも影響してるような気がしています。なかなか真の意味でグローバルにはなりにくいですね。
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Unknown (ポテト姫)
2020-07-31 18:52:50
 2014年の記事を見てきました。^_^ まんじゅう顔さんが、イスラエルに行かれたのは、私が帰国した翌年みたいです。(^.^)
 日本を離れてみて感じることは、やはり日本は「良くも悪くも、島国」ってことですかね。(^^; 「外国」と「陸続き」の状況だと、いくら生活している範囲が「平和」でも、「そうでない状況」の場所があることを、割と「身近に?」感じる…というか。
 私が滞在していた当時も、ドイツの若者たちは、もっと「政治に関心がある」感じでした。^_−☆
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Unknown (まんじゅう顔)
2020-07-28 18:43:15
ちかこーんさん、今回の写真は、きっとプロの方が撮られたものなのでしょうね。
すごく綺麗で、わたしも見ていてワクワクしました。
わたしの写真は、紙で残しているので、徐々に色も劣化してきてて、なんだか寂しい・・・。
このイスラエル旅行は、わたしの人生の中でもっともインパクトのあった旅行でした。長かったこともあるけど、勉強しながらの旅行だったこと、行った地域がまたすごかったということもあって。
まあ、笑っちゃうような出来事もいっぱいあって。
時々、一緒に行った人と会った時に、その時のおもしろ話をして、また大笑いするんです〜。
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Unknown (まんじゅう顔)
2020-07-28 18:39:33
sweetpotatoさん、わたしも独身時代だったから行けたように思います。
でもsweetpotatoさんは、これからですよ。コロナ禍が去った後、老後ゆっくりされてるご主人と行かれるといいと思います。それともお友達ととか。
今は行けませんが、行きたいところをピックアップしておくのも楽しいですよ。
そう、3週間は長かったです。でもイスラエルって、他の国とちょっと違うんです。特にエルサレムは。帰ってきてからすぐまた行きたくなりました。住みたいとは思わないけど、行きたいと今でも思います。ほんと面白い街です。
その時はイスラエルとギリシャに行き、旧約聖書、新約聖書の世界を目の当たりにしたのですが、考古学的な発掘あとを見ながら、アカデミックに勉強できたので、それまで聖書の世界が2Dだったのが、3D、4Dで感じられるようになったのは、この旅の一番よかったことでした。
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Unknown (まんじゅう顔)
2020-07-28 18:32:18
そう、3週間も旅行に出るって、かなり長いですよね。
わたしも一生に一度の経験だったと思っています。独身時代だったから行けたのだろうと思います。
でも、思い切って行っておいてよかったです。おっしゃるように、あの辺り色々物騒ですもの。わたしが行った頃はまだ割合よかった頃でした。
ルシウス役の俳優さん、このドラマの中でもかっこいいですよ〜。色々調べたら、奥様とはおしどり夫婦のようで、これも素敵〜。
ユダヤ人の俳優さんも確かに多いですね〜。
「死海」、もちろん行きましたし、入りましたよ〜。わたしのブログに貼り付けている2014年の分のブログ内では写真も載せています。写真をコピーしたものなので、ぼんやりしてますが、一番手前はわたしと思います。背泳ぎの格好だと、グッと体が上の方に上がってくるんです。ポカ〜ッと浮きます。逆にクロールなんて絶対できない。顔をつけるのはご法度。めちゃくちゃ塩が濃い湖ですからね。
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Unknown (ちかこーん)
2020-07-28 17:05:45
たくさん画像を貼っていただくと,
行ったこともないのになんだか私もご一緒したかのような気持ちになります。
何年経っても,素敵な想い出は色褪せないんだろうなぁ。
そして,3週間,長いようであっという間の充実したものだったんだろうなぁ。
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Unknown (sweetpotato)
2020-07-28 11:04:52
海外旅行とは、現在まで無縁の私には羨ましく、興味深いお話です。
新婚旅行すら近辺でした。お休みが取れない取れにくい夫とは、この先も望めないだろうなぁ…若いときに行っとけば良かったわー。
三週間となれば、日本では短期留学の域ですね。
滞在期間が長くなれば住めば都で、離れがたくなりますね!
きっと思い出もたくさん残ってるのではと、過去のブログ記事も合わせてそう思いました。
まんじゅう顔さんの信仰心の深さも、こんな経験からなのでしょうね~。
今後も小出しに、体験談等をお願いします(^^)
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Unknown (ポテト姫)
2020-07-28 05:17:01
 「エルサレムに3週間」…凄い! (・・;) まあ、キリスト教ゆかりの土地でしょうし、ヨーロッパの人たちの旅行と言えば「2週間」ってのが普通なので、現地の人に言わせれば「普通」のことかもしれないけど、我々日本人から見ると「凄いこと」に思われます。(^^; それはとっても「貴重な体験」をされましたね。(*´∀`)♪ 私は個人的なイメージで、「中東方面」=怖い? という感覚を想像してしまい、そちら方面へは足を踏み入れませんでした。
 ところで「ルシウス・マルフォイ」役の俳優さん、素敵でしたよね。(^.^) そういえば、昔ツアーで行ったヨーロッパ旅行の最、現地の日本人ガイドさんが話してたことによると、「ハリウッド」を作ったのはユダヤ人だから、活躍している俳優さんはユダヤ人が多い…とのことでした。「シルベスタ・スタローン」もユダヤ人だとか。なるほど、ルシウス役の方もイスラエル系なんですネ。
 話は変わって、「死海」には、入られました? ホントに「浮く」のか? 興味深々です。^_−☆
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