手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

サクサク進む読書のかげで

2024-06-07 | 読書ノート/ロイヒト
(↑「カルフォルニア・ドリーミング」の2番花。
どんどん蕾が上がってきています。色もわたしの思っていたものに。
このピンクと黄色の感じがとても好きなのです)




Kindle Paperwhiteを使うようになり、

隙間時間の読書がサクサク進むようになりました。


何より便利なのは、

交通機関を使って通勤している隙間時間。

電車の中の時間、

乗り換えでのプラットホームでの待ち時間など、

それが短ければ短いほど、

このKindleは存在感を発揮します。


プラットホームで立ち読み、

電車が来たら、蓋を閉めればそれで終わり。

手に持ったまま電車に乗り込む、

すると座ってとか立ってても、

また蓋を開ければ続きが読める。

どんな光の下でも目が疲れません。

電車が到着すれば、また蓋を閉め、

手に持って下車。

携帯を持つように持って歩き、

次の隙間時間でまた開く。

この繰り返しで、読書はサクサク進んでいく。

本でも同じようにできるではないかと思われるかもしれませんが、

こちらの方が数段スマートに使えます。


もちろんショルダーバッグに入れるのも、すごくスムーズ。

わたしは、ほとんどゲームをしなくなり、

また携帯も見なくなりました。


Kindle端末ばかり見てたものだから、

携帯を忘れたと気づいたのは、

職場についてからということも。


そうこうで、

5月後半から既に6冊ほど読み終えました。

もちろんほとんどが、無料で読めるものにしています。


一方で、

読書ノートは後回しになっちゃいました。

本を読むスピードが速くなって、

読了のものが溜まっていき

読書ノートに書き込んでいく暇がありません。


そこで、

時間をとって、

久しぶりに何冊か分を書き込んでおきました。








表紙の写真は後で。


とにかく早め早めに書き残しておかないと、

どんどん忘れていく〜〜。


「1冊読み終えたらすぐ読書ノートへ記入」のリズム、

取り戻したいです。



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半世紀前のおどろおどろしい記憶〜『少年探偵団 呪いの指紋(江戸川乱歩)』〜

2024-03-08 | 読書ノート/ロイヒト
(↑「読書ノート」にまとめました)




シャーロック・ホームズが好きな夫、

最近は青空文庫(アプリ)で、

江戸川乱歩の小説を読みまくったとか。

その話をしていて、

わたしの脳裏に浮かんだのは、

ポプラ社の少年探偵団シリーズ。

小学校4年生くらいから学校の図書館でどんどん借りて、

読んだ記憶。



その中で、最も印象に残っているのが、

『呪いの指紋』という本。

表紙の絵も、

そしてこの小説に出てきた「三重渦指紋」も

かなりしっかり記憶していて、

実はわたしが、

江戸川乱歩に出会った最初の本が

こちらの本だったのでした。



大人になって、

もう一度読みたいと思ったことが何度かありました。


けれどその時は手に入れられず、

よくよく調べてみたら

こちらの本は、

江戸川乱歩のそのままの小説ではなくて

子どもむけに書き直したリライト作品。

それも乱歩本人が書き直したわけではないようです。

なので、

今の江戸川乱歩シリーズには残っていないのです。



その話をしていたら、

夫がAmazonで早速見つけてくれました。

「欲しい?」と聞くので、

お願いして買ってもらいました。


あっという間に届いた本は、

昭和54年の第20刷。

古本にしては良い状態です。









でももちろん40年以上前のものですので、

古本独特のにおいがプーン。


「ああこれだった!」と表紙を見て納得。

記憶の通り!

気持ちの悪い男性の絵だなと思っていましたが、

この男性が誰かも今回わかりました。


手元に届いた本は一晩で読み終えました。

子供向けの本ですので、それほどの分量はありません。


リライト版だとは分かっていても、

乱歩を感じる丁寧な言葉遣い、文体、

展開の奇想天外さ、

スピーディさ、

スマートで洗練された雰囲気の明智小五郎、

その推理の安定感、

少年探偵団の面々の大人な感じ、格好よさなど、

そうそう、これこれ!

と思いながら最後まで。


今回何より心を打ったのは、

「はじめに」として書かれた江戸川乱歩の文。



この本は、わたしがまえに書いた『悪魔の紋章』という、
おとなの小説を、少年諸君の読みものとして書きなおしたものです。
これは、しゅうねんぶかい『かたきうち』のお話です。
大昔は『かたきうち』をすることを、ゆるされておりましたが、
いまはそれを法律できんじています。
ひとりが、じぶんのうらみをはらすために、
親のかたきをうてば、うたれたほうの子どもが、
またそのかたきをうつというように、
いつまでたっても、あらそいがたえません。
それでは、けんかばかりの世の中になって、
平和なくらしができませんので、
法律でそれをきんじたのです。
このお話の悪者は、
三重渦巻の怪指紋をつかって、
おそろしい『かたきうち』をたくらんだのですが、
でも、そんなことは世間がゆるしません。
ついには警察につかまってしまうのだということを、
小説として書きあらわしたのです。 江戸川乱歩



当時の言い方とはいえ、

作者が、子どもたちに「少年諸君」と呼びかけているところ、

残酷な殺人事件が続く内容ですが、

彼らにきちんと

どういう意図があってこれを書いたかを説明している点など、

子どもたちを対等な存在として見、

彼らにしっかり向き合った出版になっている点が

素晴らしいなと思いました。


とはいえ、

おどろおどろしさはやはり全開。

還暦になった今読んでも、

やはり怖いし気持ち悪い。


柳瀬茂氏の挿絵がますますその不気味さを盛り上げる。










読んだ夜は、やはり眠れない〜〜(笑)。



わたしの「怖いもの見たさ」癖は、

この江戸川乱歩シリーズから始まったのかもしれません。






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ミステリーの面白さとは?

2024-03-04 | 読書ノート/ロイヒト





最近、

パトリシア・コーンウェルの「検屍官シリーズ」の新刊

『禍根(上)(下)』を読み終えました。


このシリーズの最初の頃は、

次々出版される本に

必ず食いつき読んで楽しんできていたので、

今回の作品にも大変期待がありましたが・・・・。



(以下にネタバレも含みます)

大体いつも分厚い上下巻2冊だったのに、

「今回いやに薄いな??」と最初に感じたわたし。


あっという間に読み終えるだろうと思っていたら、

思いのほか時間がかかってしまいました。


新刊だったこともあって、

時代はまさに今。

恐ろしく進んできている

コンピューターの仮想世界の話、

死んだ人がまさに今コンピューターの中で

生きて対話するようなアバターの話(GTP-3)や

コロナ禍中のアメリカの様子も出てきて、

そう言う意味ではまさに出来立てほやほや。

こういうところは

さすがにコーンウェルだなと思ったのでしたが、

一方で、

上巻は特に進行が遅く、

いろいろな話がてんこ盛りで

ストーリー自体があまり前に進まない。

食いついてどんどん読み進めていく気にならないというか。


スパイの話や

宇宙空間での攻撃(地球外生物からの可能性も含めて)

国境を超えた毒殺事件に話が広がるなど

めちゃくちゃスペクタクルな内容も次々出てくるのに、

現実に起こった殺人事件の結末は

こういうこととは直接関係のないもので、

下巻最後の方であっという間に解決。


平凡なものでした。


何だかとても拍子抜け。


合間合間にページを割かれていたのは、

ドクター・スカーペッタの前任者であった

ドクター・レディの悪行の数々と

その秘書マギーのケイへのえげつない口撃。

ケイ・スカーペッタは彼らに

精神的にも社会的にもかなりやられます。


読んでいてムカムカしてきて、

さらにその気持ちのムカムカが読み終えても残ってる。


こういった小説で、一番いただけないパターンなのではと

かなり残念な気持ち。


へぇ〜、そうだったの?

なるほど!

すっきりした〜〜。

これじゃないとね。


ミステリーは

ストーリー展開のスピーディさ、

事件解決の間に見られる人間模様の面白さ、

そして読者を唸らせるトリックだったり、

それを打ち破る主人公の鋭い推理力だったり、

思いがけない犯人だったりで

読後感が大きく変わってくるのではと思います。



こちらの本、

面白いと評価されている方もあって、

もちろん感想はさまざま。

わたし自身がハイテクの話にうまく乗り切れてないために

読むのが遅くなってしまった感もあり、

その小説とどの年代で出会うかと言うことでも

大きく変わっていくのかなと思いました。


はい、これも

「読書ノート」に書き残しました。

自分自身の感想も正直に(笑)。



↑その前に読んだ『悪寒』も、ム・ム・ムでした。



やはり読書記録に残した

この1月に読んだアガサ・クリスティの『ポアロのクリスマス』

の読了感とはずいぶん違うなあと。


う〜〜ん、考えさせられちゃいました。



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図書館ライフ、復活‼️

2024-01-17 | 読書ノート/ロイヒト
(↑昨年は花芽がついてから、室内に移動してしまったために、
花芽がほとんど落ちてしまいました。
「シャコバサボテン」は、花芽がついたら
置く場所を変えたらいけないと知りました。
今年は玄関先に置いてますが、
外でもしっかりたくさん開花しています)




図書館で本を借りてきました。


普通に誰もがやっておられることを

わざわざここに書くのかと

思われる人もいらっしゃるかもですね。



いやいや、

まんじゅう顔の1年のサイクルの中で、

今年は読書に火がつくのが何ヶ月か早いのですよ。

大体は春先から

むくむく読書をしたくなって、

何ヶ月かいろんな本を読むのですが、

1年の後半は、必ずと言っていいほど、

本を読まない人なんです。



たまたま、年明けからのヨガが始まって、

そばにある図書館をぶらぶらする機会があったのです。

わたしのよく行くすぐそばの図書館は、

小さくて、

さらに古い本がほとんど。

新刊本なんて見たことがない。


だから、

少し借りてはすぐに飽きて

結局借りなくなってしまうを繰り返している場所。


昨年、「読書ノート」を書くようになった頃、

芥川賞や直木賞を取った本を読もうと、

できるだけ図書館で本は借りてと思っていたのに、

だんだん本屋で

新しい、

内容的にはどうでも良いような本を

買うようになってしまってました。


さらに、

夏以降はその買った本も積読という状態。


仲良くさせていただいているブロガーさんの中には、

常に図書館で本を借りて、

月に何冊も読まれる方もあったり、

ブックトークを主宰されている方もあったり。


刺激を受けて、

「わたしも!」と思うのですが、

なかなかコンスタントに読むということができません。


ところが、

仲良しの友人が最近会うたびに本の話をするようになって。

お屋敷巡りをしていた時も、

それに関連する本を読んでいたり、

わたしが「いいよ」と伝えた映画も、

先に本を読んでいたり、

仕事をフルでしているのに、なかなか読書家なんです。



これは見習わないと!!!


そこは素直なまんじゅう顔。

その影響大で、

また図書館通いを始めたわけです。

何でも気持ちが動いた時がやりどきですからね。


ヨガに通っていますから、

どうしても近くまで行くので、

本を返すのも気兼ねなくできるし。


とにかく購入して読んでない本を積んでるけど、

まずはこの2週間でこれを読もうと借りてきました。






そして、早速、

『ほんとうの贅沢』の方は、読み終えました。

当たり前と言ったら当たり前のことがかいてありますが、

当時96才の方が書いていることに意味があると思いました。


心も身体も健康な方。

この柔軟性と突き抜け感は、

誰もが真似をできるものではない、

だからこそ、

とても重い言葉としてわたしに迫ってきます。






その後、数年で亡くなりましたが、

この本で書いておられる通りの最期だったようです。

高潔な人生を全うされたなと憧れを抱きました。


さあ、

こうやって一冊読み終えると、

次々読めるものですね。

年末に買ったアガサ・クリスティの本も

もうすぐ読み終えます。



とてもムラのある読書の仕方ですが、

そんなわたしでも、塵も積もれば山となる!

今年も自分らしく読書をしていきたいなと思います。



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ゲームから読書へ & 『ラストマン』最終話に向けて推理続く!

2023-06-20 | 読書ノート/ロイヒト




5月以降、読書がほとんど進んでおりません。

落ち着いた日々でないと、

なかなか本を開けないのがわたしのようです。



その代わりによくしたのは、ゲームアプリ。

暇さえあれば、タイルを揃えて消すゲームに勤しむわたし。



もともとゲーム世代でもないし、

そんなに好きなわけでもないのにね。


ゲームばかりというのはよくないかと思いますが、

時には気分転換になったり、

もやもやしている気持ちを散らす役割もしてくれます。


でも、少し生活にも落ち着きが出てきましたし、

そろそろ頭を切り替えて、

ゲームで気持ちを逸らす生活よりも、

じっくりと読書をする生活に戻っていきたい。



そこで、

まずは手元にある本の写真を

「読書ノート」に貼ることからリスタート。




中には読み終えているものもあるのですが、

最近のはどれもライトなものばかり。

でも、

読んだことには違いないし、

そこから得られたこともあるし。


こういうのもきちんとノートに記録すると、

積み上げになって、

次への気持ちの盛り上げに繋がりますね。


***


↑TBS『ラストマン』HPよりお借りしました。


日曜劇場『ラストマン 盲目の捜査官』の最終章前編、

超やばい展開になってきました。


(以下はネタバレを含みます)



6月最初の頃にわたしたちが推理した方向には全く行かず(笑)、

どうも寺尾さんも悪いみたい。

一番のラスボスは石橋蓮司さん。

この二人は共犯!

7話でわたしが言ってた、スパイ事件はなし。

結局石橋蓮司さんの悪巧みの中に、

福山くんのお父さんの要潤さんも加担し、寺尾さんも加担し、

福山くんのお父さんは石橋さんにやられ、

その罪を洋ちゃんのお父さんに着せたという構造みたい。


今回家族で推理したのは、

どうして洋ちゃんのお父さんである津田健次郎さんが

罪を被ったかということ。

洋ちゃんが人質に取られた格好なのだろうと。

「もし罪を被らなかったら、子供の命はないぞ、

罪を被ったらそれ相応の養育はしてやる」

くらいなことを言われたのではと想像してます。

でもそうだったら、

かわいそうなのは洋ちゃんで、

憎んでいたお父さんは全く悪くなく、

正義を教えてもらった護道家の連中は

お父さんを陥れてたということを

知らされるのですから。


そして、

さらに考えられるのは一旦却下した

福山くんと洋ちゃんの関係。

やはり二人は兄弟か??!


辛すぎるのは、長瀬廉くん。

刺されて心停止の状況。

この子が死んだら、事件は解決してもただしんどい思いが残るから、

絶対に死なないと思ってるのだけれど、

「心停止」なんて言ってるからね・・・。

黒岩勉脚本は、人が死ぬってことアルアルだから。
(『TOKYO MER』では、主人公の妹が亡くなりました)


最後は、

廉くんのお父さんの上川さんは正しい判断をして、

実父、義父の悪事を暴く側になってほしい。

そして全てが終わった頃に、

廉くんは意識が戻って、

今田美緒ちゃんと目を合わしてニコリで終わってほしい。

そうしたら、

「見てよかった〜」って思うのではと一人念じておりまする。



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