(↑緑が目に痛いくらいになってきました。)
今、わたしは不思議な経験をしています。
きっかけは、鎌倉駅そばにある小さな本屋さん。
御成通り側の「たらば書房」。
小さな街の本屋さんですが、趣味の本で珍しいものが見つけられる本屋さんです。
昨年夏、
友達と待ち合わせをしている間に立ち寄った時、
目にした一冊の文庫本。
『たぶん彼女は豆を挽く』。

カバー全体がコーヒー色で、
特別目立つ装飾もなく、スッキリした印象。
ページ数がそんなにないので、
もしかすると、棚に背表紙だけ見えてて並んでいたら見すごしたかも。
どうして手に取ることになったかというと、
雑誌の様に、表紙が前面を向いて、立てかけてあったんです。
だから目立つ、目立つ。
文庫本をこんな風に陳列してるお店ってあんまり見ない。
コーヒー色の表紙とさらに題名に気持ちを持って行かれたまんじゅう顔。
購入し、
ハプニングがあり来るのが遅れた友人を待ってる小一時間、
カフェでこの本を楽しみました。
そのことは、上に貼り付けてる過去の記事に書いてあります。
さて、
その本の作者は、庄野雄治さん。
徳島のコーヒーロースター「アアルトコーヒー」のオーナーです。
脱サラしてアアルトコーヒーを始められたこと、
そのご苦労の数々、
かけがえのない人との出会い、
美味しいコーヒーの入れ方、
コーヒーにまつわるエッセーなど、
庄野さんのお人柄が伝わって来る温かい本になっています。
コーヒー好きにはたまらない一冊。
「たらば書房」で、この一冊が見つけられたこと、
ちょっと奇跡的だとも思うのですが、
わたしにとっていい出会いでした。
そして今。
巣篭もり生活になり、近くのスーパーとコンビニしか行かなくなって1ヶ月以上。
数年前は、
東京都心、近郊のあちこちのコーヒーロースター荒らしをしてたのに、
最近は「コーヒージャーニーパスポート」に乗っかって、
カルディの商品ばかりを飲んでるわたし。
3月にカルディでまとめ買いしたコーヒーも底をついていました。
朝はスムージーにしてからももう1ヶ月が経ち、
毎朝コーヒーを飲む習慣はなくなりましたが、
時々は3時のおやつの時間に飲みたくなる。
家にいる息子ですら、「母さん、コーヒーないの?」っていうくらい。
そこで、カルディのオンラインを何度も何度も試してみたけれど、
売り切れだったり、オンライン自体が動いてない。
考えることは皆同じで、注文殺到なのでしょうね。
この分じゃカルディは無理と諦め、
ネットでいろいろなコーヒーを検索しましたが、
美味しいのかどうなのか、ちょっと注文も不安になる。
その時思い出したのがこの本でした。
コーヒーロースターの顔が見える!
早速HPを開き、メールを送ってみましたら、
あっという間に返信が届き・・・。
メールを送った時にちょこっと本を読んだことを書きましたら、
返信にもそのことが触れてあって、「ぜひ届けさせてください」との言葉。
とっても温かい気持ちになったんです。
今は支払い方法などのやり取りをしている最中ですが、
もうワクワクが止まりません。
鎌倉の小さな本屋での1冊の本との出会い、
その本を通してのコーヒーロースターとの出会い、
そしていずれやってくるコーヒー豆との出会い。
幾つになっても不思議な繋がり、出会いってあるんですね!
コーヒーが届いたら、
またそのコーヒーを口にしたら、
この続きを書かせてください。
↓二つのランキングに参加しています。
それぞれポチッと押して応援してくださると嬉しいです。
励みになります。