手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

まーさんとの「意地の張り合い勝負」の結末は?

2024-12-14 | 介護



まーさん、

家族の日々の生活のサポートに関して、

「嫌だ」とか「ほっといて!」なんて

否定的な言い方はあまりしないのですが、

それはこちらが

一枚上手を行ってるからだと自負しております。



姉御肌で、人から命令されるのが一番嫌い。

好き嫌いがはっきりしているし、

かなり頑固だし。

でも、言いたいことだけ言えば

後に絶対引きずる人ではなく、

すぐにノーサイドになれる人。

これは、若い時からそうなんです。


人情に厚く、

清水生まれですが、

まさに次郎長気質な人のイメージ。




ディから帰宅し、

入れ歯をとって洗浄しようと声をかけた時のこと。

何とか下の入れ歯は取り出したのですけど、

「上の入れ歯を取りましょう」と声をかけると、

「もう、いいよ」

「面倒臭い」「取らなくていいよ」と。

そこでまんじゅう顔、

一押し。

「きれいに洗いましょう」「入れてください」

大体この段階で、渋々でもまーさん、

従ってくれるんですけど、

この日は違った!



「いいよ、このままで」


そんな時はもうそれ以上言わず、

少し時間が経ってから声をかけるというパターンなんですけど、

その日に限ってまんじゅう顔、

まーさんがどこら辺で折れるのか、

それとも折れないのか、

試してみたくなった!


当然ながら、

わたしの心に余裕がある時のチャレンジです。

腹を立てていたり、ちょっと虫の居所が悪ければ、

絶対できません、できません。




「お母さん、そう言わないで入れてくださいよ」

「待ってますから」と言って、

入れ歯の入れ物を持って、じっと待ってたら、

「もういいよ」と何度か。

でも入れようとしない。

黙って待ってるわたし。

10分近くそうしてたでしょうか。


まーさんも怒ってはいないけれど、

もう「しない」と決め込んだようで。

「いずれ忘れて入れてくれるかな」と思ったけれど、

やはりどんなに待っても無理。


結局、

わたしの方が根負けしました(笑)。

「わかりました〜」と言って退散(笑)。




それから30分ほど経って、

ベッドの脇を見てみたら、

口から取り出した入れ歯が

ポンと置いてありました。



きつくも言わず、

ただ淡々と「やりましょう〜」と声をかけ続けても、

一旦本人が固めた意志は絶対に変わらない。

声を荒げることも、イライラすることもなくても、

人の言う通りにはしたくない。

口は真一文字!(笑)


わたしとしては、笑うしかない。


ところが、

こんな状況の時に、

さらに無理矢理言うとか、厳し目の口調でとか、

行動を規制してなんてことをすると、

絶対プッツン切れるんだ〜。


なるほどなあ〜と納得。


こういう彼女の根っこの部分は変わっていない。


やはり、

まーさんとのやりとりは、

「声かけ2回で無理なら一旦撤退!」

がベストだなと改めて思いました。



時々、まーさんがショートにおいて、

「声を荒げるとか、手を振り払うなんてことがある」

と聞いたことがありましたが、

こういう微妙な駆け引きがうまくいかないからだろうな。


でもこれは至極当然のこと。

施設においては、そんな性格や状況の違う

利用者さんがわんさかいて、

その対応をしてくださっているのだから。

関わってくださるスタッフさん全員が

一人一人のそういう細かいことを

把握されるのも難しいだろうと思います。

だから時に

「大変な人」ということになってしまうのでしょう。



今行ってるショートの施設は、

コーディネーターさんが、

「こういう場合はどうしたらいいですかね?」

と聞いてくださる。


聞いてくださると、

彼女の特性ややり方について共有できるのでありがたい。


スタッフさんが、

少しでも楽にまーさんに関わってもらえるように、

そのことで

利用するまーさんも穏やかに生活できるようにと

強く願います。




ところで、そのまーさん、

一昨日「ヘアカット&ネイル」のために

美容院へ連れて行きました。


次の朝、

夫がまーさんに

「今日もおきれいですよ〜」と声をかけてました。


真っ赤にジェルネイルされた爪を見て、

いやにきれいだねえ〜」

と顔を綻ばせてる。










ここ2ヶ月ほど爪の養生のために

ネイルをとってました。

久しぶりにネイルをするので、色決めをした時、

2年ぶりくらいで真っ赤を勧めました。

すると最近はネイルにも全く反応しなかった

まーさんが「きれいだね〜」と。

やはり真っ赤が好きだったんだ〜と思いましたよ。


ずっと指先を見てるまーさん。

真っ赤が良い刺激となりました。




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