つれづれなるままに 128 秋の夜長 ベートーベン 2006/10/05

2006-10-05 09:30:14 | 雑記
秋の夜長、友とスピカ、スターライトコンサートへ、新人ピアニスト、ヴァィオリン、チェロと久しぶりですばらしい音楽を聞いたよう気がしました。
11月ウィーンで初めてピアノコンサートを開く近藤喜宏さん、ベートーベン「月光」全曲、余りのすばらしさに、心奪われました。

そもそもベートーベンは、6歳の時には、ピアノ演奏、作曲の腕前はすばらしいもので、父はモーツアルトのようにしたしかったようです、モーツアルトとは14歳違い、その頃には、モーツアルトは天才少年と呼ばれていました。そのモーツアルトにウイーンで出会い、ピアノの演奏を聴いてもらっています。ベートーベンの天才を認めウイーンに留まるように言われましたが、母が病、生活の為。ボン戻っています。母が亡くなり、ウイーンにもどって猛勉強、その中で知り合った女性、ジェリエッタに恋をし捧げた曲が「月光」Ⅱアレデレット、しかし彼女は他の男性と結婚そのときの悲壮曲が「月光」Ⅲブレストアジスト、その頃から耳が聞こえなくなってきていました。自殺をしようと遺書(今も公開)として、死ぬ最後に彼女の為にピアノに向かい「月光」Ⅰアダージョ・ソステーヌを弾いているうちに、ベートーベンは再び立ち上がり「運命」を作曲、耳が聞こえないことで大変苦労したばかではなくオーケストラとの摩擦、弟の死によってその子供を引き取り,その子の自殺未遂そんな中から希望の喜びに溢れる曲、それが今回私達がキタラにて歌う[第九番 合唱つき]当時、オーケストラ80名100名に合唱団にて披露、交響楽では合唱を入れたのはこれが初めて、猛烈な拍手だったそうです。それから僅か、2年後に亡くなっています。ベートベン、作曲家を知った上で演奏を聞く、また違った感情がこみ上げてきました。
近藤さんのウイーンでの成功を祈りつつ、私達の「第9」もすばらしいものでありたいと思います。