つれづれなるままに 136  紅葉

2006-10-19 09:51:20 | 雑記
                   
日一日と秋が深まっていきます。庭の木々も色づき、夏の庭とはまた違った風情をかもし出しています。もう直ぐ冬の準備にかからなければなりません。
そもそも紅葉のメカニズムは秋から冬にかけ、気温の低下とともに、木の葉を落とします、その為、葉と枝の境に離層を作り今までいきわたっていた葉と枝の間の、水や養分の流れが妨げられます。そうすると、葉を緑色に見せていた葉緑素(クロロフィル)が老化、分離され他の色が現れ始めます。カエデ、イチョウなどの種類によって赤、黄と様々な色に染まりますが、カエデ、ウルシなどの葉が赤いのは光合成により葉に蓄積された糖分が離層によって、枝に送られなくなり、この糖分からアントシアンという色素の合成で葉が赤くなります。イチョウ、ブナが黄色くなるのは黄色のカロチノイドという色素が目立って現れ黄色い葉となるそうです。
この様に、紅葉のメカニズムを知るとまた違って木々達を見ることができます。