つれづれなるままに  428  世界一の長寿国

2008-01-28 16:19:45 | 雑記
日本は世界一の長寿国、平均寿命はその国の社会情勢の影響をうけ変動します。
日本は第2次世界大戦後の経済的繁栄により生活水準がよくなり30歳以上も平均的寿命を伸ばしたといわれていますが、1980年以降HIV(エイズ)が猛威を振るっているサハラ以南のアフリカ、或いは社会不安を抱えているロシアなど平均寿命は短くなったと言われます。
しかし医療の発達、栄養状態の改善により、乳幼児の死亡率が低下により少しづつは寿命が延びているようです。

今回訪ねようとしているアフリカ、エジプトは68.9歳、南下してエチオピアは42.1歳、ザンビア36.9歳、ボツワナ38.1歳、ジンバブエ39歳、南アフリカさえ46.5歳と60歳を超える国はありません。原因はやはり乳幼児の死亡、そしてHIVの流行によるそうで、ボツワナでは3人に1人がHIVそして毎月2000人が感染70人が死んでいくそうです。
日本が生活習慣病(ガン、脳梗塞、心筋梗塞)と死亡の上位を占めていますが、発展途上国はこれに代わり感染症や寄生虫での死亡、日本だとて生活習慣病の他に、仕事による過労、ストレスによる自殺者が急増しています。

世界平均寿命は66.7歳ですが、日本は女性85歳を向かえ男子だとて、80歳に届くのももう直ぐでしょうか。
南アフリカ、ザンビア36.9歳からすると倍以上長生きする事はできますが、このままでいきますと、日本の高齢者(65歳以上)は3人に一人、生産低下、福祉、医療の負担とこれから、さまざまな問題を抱える事になるます。
世界一の長寿国として喜んでばかりはいられません。