つれづれなるままに  1136 ベートーヴェン9番目の交響曲「第九」

2010-09-08 17:19:23 | 雑記

昨日は2回目の指揮者末廣先生の特別練習日でした。練習も終盤に入り熱が入ってきました。国内のみならず、国際的にも活躍している末廣先生、言葉一つ一つ聞き漏らすことなく全員集中・・歌のみならず興味深いお話をされました。

「第九」はベートーヴェンの9番目の交響曲である事、 1800年にはベートーヴェン自信の第一番目の交響曲第1を完成。

1802年には交響曲第2ニ長調を完成させ、ピアン協奏曲第3の「英雄」と共に演奏されました。

ベートーヴェンの交響曲第4番変ロ長調 1807年までに完成された交響曲。

交響曲第5は「運命」第6は「田園」第7交響曲第7番イ長調ベートーヴェンが作曲した7番目の交響曲は明るく軽快な曲想から広く支持されています。

第8番目「悲愴」ベートーヴェンは次々とたくさんの作品を発表していきましたが、耳が聞こえない為に大変苦労、また弟の死により弟の子供カールを引き取り、ピアノの練習をさせましたが嫌って家を飛び出し自殺未遂をおこします。悲しみの中から希望と喜びに溢れた曲をとそれが第九番目交響曲「第九」でした。

交響曲「第九合唱付き」この曲が演奏された時はベートーヴェンは指揮をしませんでした。オーケストラ80人、その後ろには100人の合唱団、交響曲で人の声(合唱)を入れるのはこれが初めて、指揮者はベートーヴェンの腕を取って観客の方を向かせました。観客からは熱狂的な拍手が鳴り止まなかったそうです。

その2年後ベートーヴェンは病に伏せ第10番目の完成かなわず亡くなりました。ベートーヴェンの生きた時代は戦争が多く、希望を持って平和や愛を願って創られた「第九」人類は皆兄弟・・この心を持ってベートーヴェンの気持ちになって、と先生は言われました。先生の熱の入ったお話、歌うばかりではなく、「第九」に纏わるエピソードなど話を聞きながら、心満たされた練習でした。