つれづれなるままに 1394  小春日和

2011-11-01 19:40:28 | 季節感

三岸好太郎の名前は皆さんご存知のことと思います。札幌生まれ、大正から昭和初期、近代日本洋画の青春をかけ抜けたひとりの画家、31歳と言う若さで亡くなりましたが残した作品は220点余り、独学で苦労を重ねながら勉強し、独特の作風を作り上げました。作品は、暗いイメージしかありませんでしたが、今回「三岸好太郎の世界」に触れ改めて作品を描いた時代や作品の誕生秘話など話を聞き、じっくりと作品を鑑賞してみたという気持ちにかられました。

近代美術館の同じ敷地に北海道立三岸好太郎美術館、奥様節子さんより生まれ故郷の札幌に作品は寄贈され展示されています。節子さんも画家、一宮に三岸節子美術館を常設されているとか、節子さんの作品も見てみたいと思いますね。今回は孫の三岸黄太郎(みぎしこうたろう)好太郎と同じ呼び名で画家、彼の作品も展示されているとか近いうちに訪ねてみようと思います。

小春日和とは今日のことをいうのでしょうか。中島公園の木々もすっかり色づきました。撮影会、平日だというのに、紅葉を楽しむ家族ずれ仲良しグループ、高齢者のご夫婦?などで賑やかでした。公園内のボートはもう早々と冬支度、ミズモに生える木々の紅葉の美しさ、日本は四季のメリハリがあり、本当に美しい国です。

今年もあと2ヶ月となってしまいました。震災があった東北地方も徐々に木々が色好き、寒さが駆け足でやってくることでしょうか。紅葉など楽しむゆとりなぞないでしょうが、美しい風景をみて元気をいただいてください。