つれづれなるままに 1472  孤独死、孤立死

2012-03-10 08:58:26 | 雑記

昨日もある有名な女優さんが51歳の若さで心不全亡くなり、7日後に発見されたと報じられました。愛犬が遺体の周りをくるくると回りながら7間何も食べ物を口にすることなく付き添っていたとか、愛犬も発見が遅ければ同じ運命をたどっていたでしょう。

独居老人や、夫婦やきょうだいで住むお年寄りが、地域から孤立した状態で亡くなることや、一人暮らしでひっそりと人知れず亡くなる「孤独死」「孤立死」、お金がなくなって餓死したり、誰にもみとられずに病死したりして、死後かなりたってから遺体が発見されることが多くなりました。

人間関係の希薄化で、近所付き合いがなくなり、生活上の困り事や悩み事ができた時、相談し助けを求めることができなくなった社会状況が影響しているようです。昔から独居老人が死後何カ月もたってから発見されるケースはありましたが、高齢化社会の到来と、人間関係の希薄化のさらなる進行で、孤立死が全国で急増してきました。

昨年誰にもみとられず亡くなるケースは西区、中央区の一部でも113人の孤独死が確認されているそうです。今まであまり取りざたされていなかった「孤独死」高齢者や一人暮らしの方の見守り活動、暮れの白石の40代の姉と知的障がいのある妹の孤立死いらい、市や町内会では再発防止を図るために見守りネットワークを作り、町内の福祉部や福祉推進委員など活動を開始しました。

しかし知的障がい者や若い方の一人暮らしまでは手が回らないのが現状です。今回のように40代、50代、働き盛りの若い方が、心不全や脳梗塞などで命を落とす孤立死、ますます多くなると思います。現在男女とも結婚して新しい家庭を作る方が激減、この様な状況をみても将来、孤立死が増えることは間違いないでしょう。

昔の大家族では孤独死などありえなかったことでしょうが、今は各家族、プライバシー保護のため、町内の防災マップのアンケートにさえも応えて貰えない状況、隣に誰がいるのか、家族の構成人数も分からない、そんな中お隣さんが亡くなっていても知ることが出来ないのが現状ではないでしょうか。何とか打開策はないのでしょうかね。