北海道内の次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選ばれたのが「北海道遺産」開拓村には「北海道遺産」に該当する展示が複数あります。
5日、雨の中北海道開拓村を訪ねました。開拓の村は明治から昭和にかけて建築された北海道各地の建造物を敷地内に移築復元した野外博物館、30年前に開村しました。
旧札幌停車場(管理棟) 明治41年 旧開拓使札幌本庁舎(明治6年)
有島家住宅(明治37年) 旧開拓使工業局庁舎(明治10年)・・旧札幌警察署南1条巡査派出所(明治44年)
旧小樽新聞社(明治42年)小樽、5月5日とあって号外が出ました。昔の印刷機で新聞、絵葉書は自分で印刷手動です。
強い雨足・・旧開拓使札幌本庁舎、今はビジターセンター、「大道芸がは始まります」の呼び声で雨を避け避難
まずはおたのしみ紙芝居「黄金バット」現代っ子には分かったかな・・ウケたのはお父さんお母さん・・・。
ガマの油売り
サアーサアーお立ち会い
ご用とお急ぎでない方はゆっくりと聞いておいで。
遠出山越え笠のうち、聞かざる時は物の白黒出方善悪がとんと分からない、山寺の鐘がゴーンゴーンと鳴ると言いども
童子来って鐘にしゅもくを当てざればとんとカネの音色がわからない。
サテお立ち会い
手前ここに取りいだしたるは筑波山名物ガマの油、ガマと申してもただのガマとガマが違う、これより北、北は筑波山の
ふもとは、おんばこと云う露草をくろうて育った四六のガマ、四六五六はどこで見分ける。
前足の指が四本、後足の指が六本合わせて四六のガマ、山中深く分け入って捕いましたるこのガマを四面鏡ばりの
箱に入れるときは、ガマはおのが姿の鏡に映るを見て驚き、タラーリタラーリと油汗を流す、これをすきとり柳の小枝にて
三七二十一日間、トローリトローリと煮つめましたるがこのガマの油。
この油の効能は、ひびにあかぎれ、しもやけの妙薬、まだある、大の男の七転八倒する虫歯の痛みもぴたりと止まる、
まだある出痔いぼ痔、はしり痔、はれもの一切、そればかりか刃物の切れ味を止める。
取り出したるは夏なお寒き氷のやいば、1枚の紙が2枚、2枚の紙が4枚、4枚の紙が8枚、8枚の紙が16枚、16枚が
30と2枚、32枚が64枚、64枚が一束と28枚、ほれこの通り、ふっとちらせば比良の暮雪は雪降りのすがた。
これなる名刀も一たびこのガマの油をつける時はたちまち切れ味が止まる、おしてもひいても切れはせぬ。
と云うてもなまくらになったのではない、この様にきれいにふきとるときは元の切れ味となる。
サーテお立ち合い
この様にガマの油の効能が分ったら遠慮は無用だ、どしどし買って行きやがれ!
久しぶりで口上を聞きました。
南京玉すだれ
あ、さてさて、さて、さて、さて、さて、さては南京玉簾
ちょいと伸ばせば、ちょいと伸ばせば浦島太郎さんの魚釣竿にさも似たり
浦島太郎さんの魚釣竿がお目に止まればお慰み、お目に止まれば元へと返す
中々上手なものです。会場は雨のため満員でした。
馬車鉄道、ドサンコ馬だそうです。
北海道と言えばドサンコ馬、昭和時代に入ると外国種との雑種馬が大部分をしめて約千頭まで減少しましたが、今は保存活動に努めているそうです。
ドサンコの走り方には、特徴があります。右の前と後ろ足を一緒に前に出します。その次に左の前と後ろ脚を一緒に出す独特な走り方をする「アイビ」と言い、モンゴルの馬と共通しているそうです。アイビは首を上下に動かさない、チョコチョコばしりこれも特有だそうです。行ったとき観察すると面白そうですね。