つれづれなるままに   1802 盆棚

2013-08-14 20:35:03 | 季節感

8月お盆を過ぎると日増しに秋の気配が濃くなります。土用波などといってこの時期から海に入ると波が荒く波にさらわれると言われてきました。それにしても今年は異常気象、あすも30°とのこと・・しかし朝夕はめっきり涼しさをましてきました。

周りはお盆で帰省している家族で賑やかです。旧の7月15日ではなく8月のお盆が多い事には、農作業や、お供え物も大きく影響していると思われます。初物が出回る季節、とうきびも枝豆も、果物だとて最盛期、ご先祖さんの好物をお供えできます。

真菰で編んだ盆ござ、あるいはハスの葉に料理をいれます。

お盆のお供え物のとして特有なものに、馬と牛のお飾りがあります。
キュウリ、ナスに、割り箸で足をつけ、馬と牛に見たてます。
我が家にお帰りになられる送迎のお車でしょうか。お迎えする時には早く来て欲しいから馬、帰りはゆっくりお帰り頂くために牛と云う配慮です。

ほおずきとそうめんも供えます。
ほうずきは提灯を表わしたもので、世を照らす智慧の灯りです。
ソーメンなどはお土産を結ぶ紐代わりに用いられると云われています。

今は盆棚の飾りも簡素化されました。市販の盆がし、積み団子、メロンに桃、おりく膳、馬と牛・・・・