今日は完全休養日としたので、車関係ネタです。
冬が近づくとなんとなく訃報が多くなる気がします。
親族でも昨年と一昨年につづけて11月に伯父が亡くなっています。
クルマ業界では、今月8日に自動車評論家の徳大寺有恒さんが亡くなりました。
徳大寺氏については、若い方はともかく、およそ自動車に興味関心のある30代以上の方はご存じだと思います。
私も
「間違いだらけの自動車選び」シリーズは全巻を読んでおり、車選びの参考に
させていただいたものです。
実は徳大寺氏とは一度だけお会いしたことがあります。
海外出張のため関空の日航ホテルへ宿泊した際に、朝食の場で偶然隣りに座られた氏に、食事を終えた頃合いで「著作を拝読させていただいています」と
話しかけたところ、数分ほどお話しさせていただく機会に恵まれました。
氏は某海外自動車メーカーの新型車試乗会に参加するため宿泊されているとのことでした。
見ず知らずの青年から話しかけれても嫌な顔せず、落ち着いた語り口でお話しいただき、至極恐縮したことを覚えています。
氏がいなければ国産車の品質向上はかなり遅れたのではないかというのは多くの方に共通する意見だと思います。
氏が同書を執筆するきっかけはVW Golfだったという話しは有名ですが、自分も何時かはゴルフを買おうと思い、数年前にようやく実現したことは感慨深いものがあります。
「あなたが世界のベンチマークとしてお奨めされたGolfは数世代を経ても進化し続け、やはり変わらずにすばらしい車あることを実感しています。」
と天国の氏へ一ファンとしてご報告したいと思います。
氏のご冥福をお祈りしたいと思います。