大橋むつおのブログ

思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。

大阪ガールズコレクション:12『グーグルアース・馬場町・3』

2020-08-31 13:53:47 | カントリーロード

大阪ガールズコレクション:12

『グーグルアース・馬場町・3』  

 

 

 これと言って趣味の無いわたしがハマってしまった。

 

 VRですよ、VR、ヴァーチャルリアリティですよ!

 日本橋で友だちと待ち合わせ。

 ドジな私は、時間を間違えて一時間も早く着いてしまったので、ウィンドショッピングで時間を潰す。

 そこで出会ったのがプレステVR。

 体験会をやっていたので、列に並んで、サメとかジェットコースターのVRをやらせてもらった。

 こ、これはスゴイ!

 感激したんだけど、体験会なので、その場では買えない。

 SONYのスタッフに販売スケジュールを聞いて、二週間後に数量限定の販売があることを確認。

 当日は年休をとった上で、前の晩から難波のホテルに泊まって(家から電車の乗ったら間に合わない)夜明け前から並んだ。

 行ってビックリ、コアなファンや再販で儲けようと言う転売屋と思しきオッサンたちが並んでいて、初心なわたしには無理かと思ったけど、なんとかゲット。

 その後、もっとスゴイVRがあると知って、オキュラスに手を出す。

 買って愕然、わたしのパソコンはスペックが低くてオキュラスが見れないのだ!

 プレステVRならプレステ4に繋ぐだけで観れるのにヽ(`Д´)ノプンプン!

 

 オキュラスのすごいところはグーグルアースがVRでできることなんだよね。

 世界中のたいていの所に行ける。ニューヨークのタイムズスクエアにもパリのエッフェル塔やシャンゼリゼにも、エジプトのピラミッドにも、富士登山だってできてしまう。

 毎晩、世界のあちこちに飛んで楽しんでいた。

 一年もたたないうちにオキュラス・Sという新製品が出てそれもあっさりゲット!

 解像度が良くなって、画面が明るくなる。数字的に言うと20%ほど向上した。

 新製品に慣れてしまうと、もう一つ前の普通のオキュラスには戻れない。両方置いておくわけにはいかないので、古い方は箱に仕舞った。

 

 図書室当番に来た田中先生がパソコンを買い替えたいとおっしゃる。

 

 話をうかがうと、これが同好の士で、グーグルアースであちこち行ってみたいのだとおっしゃる。

 そこで「思い切ってゲームパソコンにしてもませんか?」と聞いてみる。

「いや、ゲームとかはしないから」

「いえいえ、グラボの性能が違いますから」

「グラボって?」

「グラフィックボードって言いまして、高画質の画像を楽しもうと思ったら必須です。グーグルアースだってサクサクできちゃいますよ」

 同好の士が居ると言うのは嬉しいもので、思わず布教してしまい、その場でオークションサイトで中古を見つけて差し上げる。

 女性の中には「中古はちょっと……」という人もいるんだけど、田中先生はお気になさらない。

 嬉しくなって「よかったら、これも使ってみてください」と、使わなくなったオキュラスを差し上げる。VRやらパソコン機材やらで足の踏み場もなかったので、喜んでもらえれば一石二鳥。オキュラスは本体のヘッドマウントディスプレイの他にオキュラスハンマーと呼ばれるセンサーが二つもあったりで箱に戻しても特大のクリスマスケーキの箱ほどの大きさがあって持て余していたのだ。

 ネットオークションに出してもよかったんだけど、見ず知らずのオッサンなんかに使われたんじゃ、なんだか娘を身売りに出す親のようで、田中先生に使ってもらえたら嬉しい。

 布教の甲斐あって、田中先生はVR信者になってくださった。

「いやあ、高校生の頃の通学路を発見しちゃって、懐かしく歩いているわよ!」

 先生は、女生徒だったころに憧れの先輩が居て、その先輩が乗る地下鉄の隣の車両に乗って後を着けていたそうだ。

「なんだか、そのころに戻ったみたいでドキドキしちゃって(;^_^A」

 女生徒に戻ったように頬を染める先生は、とても可愛かった。

「先輩は、NHK付属劇団の研究生をやってることが分かってね、スゴイと思ったの。ますます声なんかかけられなくなって、週に二度ほどね、馬場町のNHKの近くまで……あ、一応はね、松屋町の自分の家まで健康の為に歩くって、自分に言い訳してたんだけどね(n*´ω`*n)」

「アハハ、で、どうでした?」

「でって……あとを付けただけよ」

「いえ、VRで行ってみて、馬場町とかどうでした?」

「いや、それが……谷四の駅から先には、まだ行けなくって。なんたってVRってリアルでしょ、360度景色が広がってて、ドキドキだって、ほんとに昔のまま蘇ってくるんだもん……」

「アハ、まだ行けてないんですか?」

「う、うん」

「じゃ、図書室のパソコンで下見します?」

「え、図書室の?」

「むろんVRじゃないですけど、わたしもいっしょに居ますし、お茶でも飲みながら」

「う、うん、そうね、岩波さんが付いていてくれたら(n*´ω`*n)」

 とっておきの紅茶を淹れて、司書室のパソコンの前に並んで座る。

 それだけで、ポッと頬を染める先生は、司書室のガラスの向こうでマンガを読んでケラケラ笑っている現役の生徒よりも初々し少女になっていた。

 

 

 

 

 

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ぜっさん・15『プロムナード』

2020-08-31 06:25:19 | 小説3

・15
『プロムナード』     


 

 

 ここでは暑いだろうと思った。

 なんたって、真昼の校舎の外。中庭とグラウンドを繋ぐ通路のようなところ。
 プロムナードと書いてあったので、最初は分からなかった。
 この五月に転校してきたばかりなので、校内の施設の名前までは分からない。
「あの……プロムナードってどこですか?」
 メガちゃんに聞いた。
 メガちゃんは、担任の妻鹿先生。ほら、夏休みに瑠美奈と三人でエキストラのバイトに行ったでしょう。
 あのメガちゃん。

「え……ひょっとして、オトコ!?」

 あやうく、他の生徒に知られるところだ。
 噂とかになりたくないからメガちゃんに聞いたのに、瞬間後悔した。
 メガちゃんは、こういうところが軽い。
 エキストラやってても女子高生で通るくらいチャーミングなんだけど、こういう相談をしても軽いとは思わなかった。
「場所教えてください、場所です!」
 そう言うと、恐縮な顔になり、やっと教えてくれた。

 プロムナードは、単なる連絡通路ではなかった。

 何度も通っているんだけど、生け垣の向こうが奥まっていて、奥まったところにはベンチがある。短時間なら人目につかずに話ができる。校舎の東側なので、午後には日陰になり、予想していたよりも涼しい。

 この場所を指定してきた長谷川要という男子は、この点では、文字通りクールだ。

 そう、二通目の手紙は長谷川要君だ。

 萌黄色の封筒の中は、真っ白な便箋で、こう書いてあった。

 突然の手紙で恐縮です。五月に転校してこられた時から貴女のことが気になっていました。いちどお会いして、きちんと気持ちを伝えたく思います。明日の放課後、プロムナードでお待ちしております。 敷島絶子様  長谷川要 

 ハネやトメに過不足のない力が籠っていて、男らしいきれいなな字だ。萌黄の封筒と言い、飾り気のない白い便箋と言い、とても印象が良い。
 これがチャラチャラした手紙なら、この場所に来ることも無かっただろう。
 先に読んだ牧野卓司の手紙の方が、印象としてはナヨっとしている。
 告白されたからと言って、軽々しく付き合うつもりはないけれど、お友だちの一人ぐらいにはなっていいと思った。

 さっきから、生け垣の向こうを何人も生徒が通り過ぎて行く。当然半分が男の子。
 カッコいい男子が通るたびにドキドキする。
 現金なもので、カッコいいのが目につくたびに、この子なら付き合っても! なんて衝動みたいなのがせきあげて来る。
 敷島絶子は自覚していたよりも、ずっとミーハーなのかもしれない……。

 絶子……さん。

 思いがけず後ろから声がかかった!

 主な登場人物

 敷島絶子    日本橋高校二年生 あだ名はぜっさん
 加藤瑠美奈   日本橋高校二年生 演劇部次期部長
 牧野卓司    広島水瀬高校二年生
 藤吉大樹    クラスの男子 大樹ではなく藤吉(とうきち)と呼ばれる
 妻鹿先生    絶子たちの担任
 毒島恵子    日本橋高校二年生でメイド喫茶ホワイトピナフォーの神メイド

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ポナの季節・20『ポチ……ポチ!』

2020-08-31 06:16:14 | 小説6

・20
『ポチ……ポチ!』
        


 ポナ:みそっかすの英訳 (Person Of No Account )の頭文字をとった新子が自分で付けたあだ名


 由紀の祝勝に沸いて家に帰ると鍵がかかっていた。


 この時間帯なら必ず家にいるポチの気配もない。
 鍵を開けて家に入ると、キッチンには夕食の準備のために、野菜が切りかけのままのまな板、お母さんのエプロンが畳まれもせずにダイニングの椅子に無造作に掛けられていた。

 そして、リビングの定位置にポチの姿も無かった……急いでお母さんに電話した。

「もしもし、お母さん。いったい何があったの?」

 母の答えは衝撃的だった。

 ポナは急いで自転車で、今朝まで居た大川病院とは違う病院に急いだ。

「お母さん!」
「声大きい。こっちに!」
 母に促されて、ポナは診察室に入った。

 ポチが、酸素吸入器を付けられて診察台に横たわっていた。

「ポチ……!」
 ポチは、うっすらと目を開けて弱々しく尻尾を振った。
「抱っこしてやってください。この子は君を待っていたんだ」
 獣医の先生が優しく言ってくれた。ポチは元気な子で、パイプカットに来て以来獣医さんのところには来たことがない。幼かったポナは、獣医の先生にほとんど記憶は無かった。
 今も先生の顔は見えない。視野の端にぼんやり眼鏡の顔が見えるだけ。涙に溢れる目にはポチの姿しか見えなかった。
「急性肺炎です。歳なんで抵抗力が無い……しかり抱いてやって」
 閉じかけた目をうっすらと開け、口の形だけで「ワン」と言った。

 そして、そのままポチの体から力が抜けていった。

「ポチ……ポチ! ポチ!!」
 いくら呼びかけても、ポチは返事しなかった。尻尾も振らなかった。
「……いま、逝きました。十八時一分」

 自転車を片手運転し、もう片方の手で毛布にくるまれたポチを抱いて家に帰った。後悔がどす黒く胸にわだかまっている。
 河川敷にボール遊びに行かなければ……あたしが溺れさえしなければ……。

 お父さんとチイニイが帰ってきたころには、ポチはすっかり冷たくなって硬直が始まっていた。
「人間の十六は青春の始めだけど、犬は、もう八十ぐらいだもんな……」
「あたしが……あたしが、ポチを殺したんだ」
「バカ言うな、ポチは本望だったんだよ。最後まで新子と遊べて、最後の最後は溺れる新子を助けられて……」
 助けてくれたのは、チイニイだけど、ポチは溺れながら精一杯助けを呼んでくれた。いま思えば、けして声の届く距離じゃなかった、ポチの気持ちがチイニイに届いたんだ。
「明日、ポチの葬式をやろう。もう犬の葬儀屋さんには電話しておいた。お父さんは年休とるよ。新子もくるか?」
「もちろん……」

 チイニイは、採用されたばかりで学校を休めなかった。大ネエは、ポナが溺れたときに夜勤を代わってもらっていたので、やはり休めない。チイネエは大学休んできてくれた。
 残念なのは、大ニイだ。ポナが生まれた日に子犬のポチを拾ってきてくれたのは大ニイだ。大ニイは任務行動中で、連絡をとることさえできなかった。

 ポチがお骨になる間、みんなほとんど口を利かなかった。

 ポナは赤ちゃんのころから、ポチを双子の姉弟のように思っていた。物心ついて人と犬の区別がついても気持ちは変わらなかった。ポチは犬語しか喋らないけど、ポナには全て分かった。ポチは、死ぬまで自分の事をポナと同様に十六歳の男の子と思っていたのだろうか……いや、やっぱり自分の歳は感じていたんだ。ボール遊びだって、若いころのようにポナが嫌になっても止めるようなことは無かった。二十回もやるとアゴが出ていた。ガンバってポナに付き合ってくれたんだ。

 二時間後、ポチは牛乳パックぐらいの箱に収まってポナの手にもどってきた。

「こんなに小さくなっちゃった……」
「遺骨の一部はナンチャラ加工して、ペンダントにしてもらう。一週間ほどでできる。新子にやるから身につけてろ」
 お父さんが車の中で言った。嬉しかったけど、ポチが戻ってくるわけじゃない。

 車窓から見える小さな雲がポチに似ていた。ポナにはポチが雲になって付いて来ているような気がしていた……。



※ ポナの家族構成と主な知り合い


父     寺沢達孝(59歳)   定年間近の高校教師
母     寺沢豊子(49歳)   父の元教え子。五人の子どもを、しっかり育てた、しっかり母さん
長男    寺沢達幸(30歳)   海上自衛隊 一等海尉
次男    寺沢孝史(28歳)   元警察官、今は胡散臭い商社員だったが、乃木坂の講師になる。
長女    寺沢優奈(26歳)   横浜中央署の女性警官
次女    寺沢優里(19歳)   城南大学社会学部二年生。身長・3サイズがポナといっしょ
三女    寺沢新子(15歳)   世田谷女学院一年生。一人歳の離れたミソッカス。自称ポナ(Person Of No Account )
ポチ    寺沢家の飼い犬、ポナと同い年。

高畑みなみ ポナの小学校からの親友(乃木坂学院高校)
支倉奈菜  ポナが世田谷女学院に入ってからの友だち。良くも悪くも一人っ子
橋本由紀  ポナのクラスメート、元気な生徒会副会長

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かの世界この世界:57『さらばシュタインドルフ!』

2020-08-31 05:59:43 | 小説5

かの世界この世界:57     

『さらばシュタインドルフ!』    

 

 

 え、あいつか!?

 

 ジャンケン勝負は一発で付いた。

 連れて行くなら、子どもながらにイケメンで品行方正なフレイがいいと思った。

 フレイアも女の子なので、少々お転婆でも扱いやすいだろう。それが、わんぱく坊主のロキだ。

 ただのわんぱくなら、まだいい。

 カエルを投げつけてきた首謀者、それも、捕まっても素直に認めずフレイやフレイアのせいにしようとした。

 そういう性格が気に入らない。

 

 それに、なんでジャンケンなんだ?

 なんだか、院長先生にしてやられた感じがしないでもない。十三人の子どもたちの中から、よりにもよって。

 単に、厄介者のロキを放り出したいから……そう勘ぐってしまうほど、ロキを連れて行くのには気が進まない。

 

 この旅に神のご加護のあらんことを!

 

 ウダウダ思っているうちに、院長先生とフリッグ先生は送別会の準備を整えてしまった。

「ロキ、みんなに旅立ちのご挨拶をなさい」

「そ、そんなのいいよ……」

「ロキ、元気でね」

「お便りちょうだいね」

「水には気を付けて」

「オネショすんなよ」

「食事の時は、ロキの席に写真を置いとくからね」

「そうだよ、旅に出ても、心は一つだからね」

「いつか帰って来いよ」

「ロキが居なくなってせいせいする……と思ってたのに、寂しいよ」

 最後の言葉はフレイアだ。なにか言おうとするのだが、涙を浮かべてアワアワするばかり。

 いやなガキだと思っていたけど、こいつなりに受け入れられていたんだと、ちょっとだけ目頭が熱くなる。

 

 ……ロキ!

 

 感極まってフレイアが抱き付く。すると、他の子どもたちも寄ってきて、泣きながら抱き付いて、モミクチャの団子になった。

「さあ、泣いてばかりいたら出発できなくなるわ。ゲートに並んでお見送りしましょう」

 促された子供たちは、涙をぬぐいながらゲートに並んだ。

「ちょっと待って!」

 フレイアが建物に戻って一分ほどで荷物を作って戻ってきた。

「枕がかわったら寝られないっていうから、枕と着替え。いいでしょ先生?」

「う、うん、構わないわよ」

 先生は、渡すべき荷物を用意していたようだが、フレイアの気持ちを大事にするんだろう、フレイアには見えないように荷物を減らしている。二号よりは大きいと言え四号も狭苦しい戦車だ、荷物は少ない方がいい。

「わたしたちから渡す荷物はこれだけです、よろしくお願いします」

「お預かりします」

 

 旅立ちに四号戦車はピッタリだ。

 

 砲塔のキューポラだけではなく、側面のハッチ、操縦手と通信手のハッチからも半身を乗り出して、お別れの手を振る。

 ゲートまでと言われた子どもたちは、坂を下って村の境まで付いてきた。

 もう、涙涙でグシャグシャだ。

 ついさっきまでは、このクソガキと思っていたけど、涙と鼻水でヨレヨレになったロキも可愛い。

「さ、ここまでですよ」

 オーディンシュタインの効き目は村はずれの峠までだ。峠のてっぺんで二人の先生は促した。

 五つのハッチから身を乗り出した我々は改めて敬礼。無理な魔法を使ったブリはヘロヘロだったが、なんとか笑顔で手を振っている。

 峠を下ると、道は『く』の字に曲がってしまって孤児院のみんなは見えなくなる。

「全員車内へ、警戒しつつ前進!」

 グリが車長として指示し、車内に収まる。

「ん? ロキ、お前のポケット……」

 ケイトがロキの上着のポケットを指さした。

「え? あ、う、うわー!」

 ポケットの中でグニグニ動くものがあって、ロキはアタフタと上着を脱いで。ハタハタと振る。

「バカ、車内でやるんじゃ……!」

 注意するのが遅かった。

 ポケットの中から転がり出てきたのは、子どもの拳ほどのシリンダーだった。

 とうぜん車内は大騒ぎになるが、もっとビックリした。

「ポ、ポチ!?」

 ロキが、シリンダーを名前で呼んだではないか!

 

☆ ステータス

 HP:2000 MP:1000 属性:テル=剣士 ケイト=弓兵・ヒーラー

 持ち物:ポーション・25 マップ:3 金の針:5 所持金:8000ギル

 装備:剣士の装備レベル10(トールソード) 弓兵の装備レベル10(トールボウ)

 憶えたオーバードライブ:ブロンズヒール(ケイト) ブロンズスプラッシュ(テル)

 

☆ 主な登場人物

―― かの世界 ――

  テル(寺井光子)    二年生 今度の世界では小早川照姫

 ケイト(小山内健人)  今度の世界の小早川照姫の幼なじみ 異世界のペギーにケイトに変えられる

 ブリ(ブリュンヒルデ) 無辺街道でいっしょになった主神オーディンの娘

 グリ(タングリス)   トール元帥の副官 タングニョーストと共にラーテの搭乗員 ブリの世話係

―― この世界 ――

 二宮冴子  二年生   不幸な事故で光子に殺される 回避しようとすれば光子の命が無い

  中臣美空  三年生   セミロングで『かの世部』部長

  志村時美  三年生   ポニテの『かの世部』副部長 

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