これは 京都東寺の骨董市で求めたものだ。 刃先だけで柄は後から自分で付けたと思う。形から四国か九州で作られた物では無いかと思う。 何も銘は無いが 今はこの手の物は入手し難い。 だから少し高かったが無理して買った。 だがそれ程 良い物とも思えない。 やはり丸太をはつり平面を出して墨付けする時に使う物かも知れないが、それはもう少し小さい大工ヨキで行っただろう。 大きい刃の鉞は 丸太を角材にする為の物だろう。 刃の重みだけで削れる様に出来ており疲れず 効率よく削る技術が昔は 有ったはずだ。 今は使いこなせる人も少ないと思う。 当然道具は廃れ いずれは消えて行くのだろうか。 骨董市でもこう言う物は 余り見かけない。 ヨキはまだ何本か 有るからそれを紹介しようと思う。
足柄山の金太郎じゃないが、熊にまたがって担ぐに相応しい鉞を探していた。 そんな物はなかなか見付からないが、 それに近い物を入手した。 これは前橋の体育館で行われた大骨董市で 業者から購入した。 しかしある人に言わせると、これはもっと長かった刃先を何らかの理由で切り詰めた物ではないかと言う。 言われるとそんな気もした。 それでも柄も含めて立派な物だと思い大切にしている。 何か色々書いては有るが読めない。 群馬は山林も多い所だから出て来たのかも知れない。 しかしこれは使う訳にも行かず、結局埃にまみれ放置される事になった。 今製材に鉞を使う事は無が、昔は丸太をはつり角材にして 積載効率を上げて出荷したとも聞いた。 こう言う物はいずれにしろ 消える運命なのか。