鍛冶屋の教え かくまつとむ著 小学館文庫

駅の近くに　図書館の入る大きな建物が有る。　同じ２階フロアには　障害者の団体が経営する
喫茶店がある。　　そこに行きコーヒーとシフォンケーキを食べ　借りた本を読むのが、私は
好きだ。　　今までは安いＭＡＣに行く事が多かったが、最近どうもＭＡＣは口に合わないと
避けている。
さてこのコーヒーショップと同じフロワ―に　やはり障害者の団体が経営するお店があり
近隣の農家で取れた野菜を売ったり、寄付してくれた本を売ったりしている。　　そこに有る
文庫本を覗いていたらこの本が　有った。　　４代続く鍛冶屋のお爺さんの話を　鹿熊さんが
聞き書きした物と思う。　　昔は村に必ず有った鍛冶屋も今はすっかりすたれた。　しかし
主に農機具を作る　鍛冶屋さんは　小回りの利く便利屋だった。　大きな刃物産地では　難しい
あつらえ物も　作れると言う事だ。　　本を読むと　懐かしい昔話の様だが、こうして無くなっても
良い物だろうか。