大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0518 立鉋 銘 長幸

2014-12-16 13:30:58 | Weblog
これは台直し鉋 42ミリです。 台尻にゴム印で立鉋と押印して有るので 立鉋と
呼んでおこう。  これが購入した三丁目になる。 立鉋も幾つも持っているが また
買った。 この刃は 普通の鉋はより若干 厚めに出来て居る様だ。 立鉋専用に
作った物だろう。  刃は台に若干斜めに 仕込まれている。 台の乾燥と 錆で抜けず
苦労した。 台を見るとまだ新しい物の様に見える。 この業者は 家屋の片付けもやる
様なので そんな中から出て来た物かも知れない。 刃は鋼も地金も硬くて 研ぎにくい
様に思う。 昔台直しなど殆どやらなかったが、最近は良く使うので 2丁で廻さないと
すぐ切れなくなり 研ぎに時間を取られて 困る。 だから今使う 国秀と今回手に
入れた 長幸と2丁使いで行けると効率的かと思う。
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0517 二枚刃平鉋  本銘 勘次

2014-12-16 13:15:02 | Weblog
これは手に入れて二丁目の鉋です。 この鉋は買う時 既に刃先が欠けていたので迷ったが
買って来た。 勘次は知っており、既に1丁持っている。 勘次にも色々有る様だが、これは
どんな物かなと思い買って来た。 刃先の欠けの部分までグラインダーで擦り下ろして、研ぎに
かかると、更に奥まで細かい欠けが入っていた。  仕方なくこの部分を欠きとり、そこまで
グラインダーで擦り下ろした。 この為、 刃の全長は数ミリ短くなってしまった。 それでも
この鉋は殆ど使って無かったので 余り問題にはならない。 グラインダーで大まかな刃付け
を行い 砥石で何とか刃を付ける段階まで来るのに 約1日掛かった。 多分 裏出しに失敗
したのでは無いだろう。 先端部分に強く焼きが入り、その焼き戻しが不十分だったのではと
勝手に想像している。  台下端の刃口を見ると、包み口の部分がまだかなり残って折り、殆ど
使われて無い物だと判る。 多分前の持ち主は 使い始めの刃の欠けに嫌気がさして放置した
のでは無いだろうかと想像する。 それに鋼と地金の鍛接状態が余り良く無い様にも思える。
素人の勝手な判断で 鍛冶屋のケチを付ける様で申し訳ないが、 これから刃付けして 研ぎ
直して 使って見て 切れるような またその状況を載せて 名誉挽回してやりたい。
期待に応える 品物で有る事を 望むのだが。 どうだろうか。
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0516 二枚刃平鉋 本銘 誠

2014-12-16 13:01:15 | Weblog
先週 調布 布田天神骨董市で鉋を三丁手に入れた。 一丁500円の所を 三丁纏めて
1300円で購入した。 これは良かったのかな。 これはその一丁ですね。 銘は誠と
言う物です。 三丁纏めて買った状態の写真は 既に載せた。 少し錆が心配だったが
案外と綺麗に取れた。  台の頭部分には台割れを防ぐためか、黒檀の棒が埋め込んで
あった。 更に裏金の押さえ棒が真鍮で出来ている。 これは初めて見た。
これは手の込んだ良い物かも知れない。 刃は共裏で しっかり鏨で誠と
彫り込んである。 期待の持てる鉋だ。 しかし 刃裏にまだ錆後が残っており、使える
状態に無い。 もう少し研ぎ直して整備が必要だ。 試し削り出来たら また紹介して
見たい。 期待に答える 良い物なら嬉しいのだが。 刃はまだ10センチ近く有り
殆ど使って無いと思う。 どうしてこう言う状態で放置したのか若干気になる。
何か 問題が有って手放したになら 残念な事だ。 賭けだね。 

ネットで調べると 誠鉋は 新潟の鍛冶屋 山田 長四郎氏の製作と書いてあった。 それが私の物と同じかどうか判らないが、何となく手掛かりが得られた気がする。 結構高そうな鉋だ。  現状納得の削りは出来て無いので、もう少し何とか上手く削れる様にしたい。
(2016-10-17)
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