大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

南京鉋

2015-03-26 22:01:35 | Weblog
最近ある人が 刀掛けを作りたいと言うのでお手伝いした。 板に型を置いてなぞり
バンドソーで 切り出した。  しかし刀を受ける部分は曲率が小さくて バンドソー
で上手く切り出せない。 やっと切り出して 南京鉋で曲面を削って仕上げたが
Rの小さい所では 私の持つ 南京鉋では上手く削れない。 大汗かいてしまった。

そこで 曲率の小さい所をけずる南京鉋を作って見た。材は間伐の樫を使う。
刃は 薪引き鋸の 折れたものから 根元の刃の厚い部分を折り取って使った。

刃幅は25ミリ位だろう。 もう少し厚い 鉋裏刃でも良いが、鋸なら不要な物が
沢山ある。 取りあえず 削れる程度まで仕上げた。 取敢えず上手く削れる様だ。
売られている南京鉋よりも若干 刃を立て気味にしてある。 刃を立てると 
どう削れるか確認するのが目的だ。
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2015-03-26 21:47:08 | Weblog
この鉈は 最近 富岡八幡骨董市で手に入れた物だ。 以前紹介した小谷野と言う
鉋と併せて 千円で買った。 この鉈 刃渡り19センチ 刃幅 4センチと言う
比較的小型の物だ。 竹割の様に見えるが片刃の鉈だ。 買った時は錆がすごかった。

仕方ないので 少しグラインダーで擦って錆を落として、 ある程度刃もグラインダー
で付けた。 後はスクレーパーで根気よく錆を取って OILを塗った所だ。
これが 全体にグラインダーを掛け過ぎると 地の鉄がむき出しになり 趣が無い。

従って 硬くかさぶたの様にこびり付く所はグラインダーで擦り、それ以外は
根気よくこそげ落とすのが コツだと思う。 古色を落としてさっぱりしたいが
やりすぎは禁物だ。 多分 先はもう少し尖っていたのかも知れない。
危ないから 折ったとも考えられる。  残念ながら銘らしき物は 見当たらない。

村の鍛冶屋が 鍛えたと言う感じの物の様にも思う。 用途は良く判らない。
鉈を使う機会も殆ど無い都会生活者が、鉈を買ってどう使うか思案している。
木彫なんかにどうだろうかとも思うが。
  
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裏押し用 金盤

2015-03-26 21:37:44 | Weblog
これも道具箱に有った。 2個も入っていた。 これは 鉋刃の裏押し用の金盤です。
私も以前は使っていた。 最近はダイヤモンド砥石を使っている。 今も金盤を
愛用する人はいるらしい。 しかし鉄なので暫く使わないと錆びて 始末が悪い。

これも錆びていたので 少し削り取った。 一つは 木の台に木ネジで固定する
タイプで もう一つは四隅に爪が付いていて 木に食い込ませるタイプの様だ。

少しは使って有る様で、若干凹みが有る。 金盤を直すのも大変だ。 
鉄の塊だが、それでも厚みは数ミリしか無く もっと厚い方が良いと聞く。
参考に 取って置こうかと思うが、錆びて来たら 廃棄するかも知れない。
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