大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0535 鉋刃 銘 助次 (八分) 

2015-03-13 18:33:52 | Weblog
以前にも 助次の鉋は手に入れたが 今回も 道具箱にこの助次鉋が有った。
これが 東京鉋 神田規久夫氏の打った物かどうか 調べる術も無く不明。

そうで有れば良いと思うが、判らない。 刃幅70ミリ 全長68ミリで既に
相当使い込んで有り、もう美味しい部分は使い切ったかも知れない。 だから
台に入っていたが 抜いて台は他の刃に流用し、 鉋刃単品で保管しようと
思う。 この鉋には共裏の助次が 付いていたが、その裏も他の鉋に流用
した。

まあいずれ 台を打って 一度は試し削りして見たいと思っている。
その時まで 暫くお休み願おう。  これで道具箱の鉋類は総てだと思う。
一気に鉋の台数が増えた。 それ以外の道具に付いては これから徐々に
記録に載せたいと思っている。
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0534 二枚刃反り台鉋 銘 初行

2015-03-13 18:21:30 | Weblog
これは新潟の鉋だ。 この刃は 星野 三作氏が打った物と言われている。 銘の初行
の隣に 星印に三作と刻印がある。 初弘の系統の鉋鍛冶で 一時は手広くやっていた
と 何処かに書いて有った。 切れる鉋だとの噂は有るが、この鉋も 刃幅も全長とも
約65ミリと もう限界まで使っている。 多分 使い易く切れる鉋だった物だろう。
刃が短くなり 反り台に作り替えたのだと思う。


そこで 折角なので 抜いて台を打って使って見たい気持ちは有るが 刃が短く台も
かなり薄く作る必要が有るし、 ここまでかなり酷使されて来ただろうから この上
更に 老骨に鞭打ち働かせるに忍びないと考えて、 錆を落として 刃を研ぎ直して
この反り台に納めて そのまま保管して置こうと考えている。 

写真には無いが 裏刃も付いており、そこには有効賞と刻印が有った。 これが三作氏
の工房で作られた 裏刃かどうかは不明。 だが裏もそのまま付けて保管するつもり。

それにしても、ここまで良く使った物だ。 その割には 形も余り崩れて無いし 裏も
綺麗に整っていた。 
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0533 基一決鉋 銘 政廣

2015-03-13 09:11:37 | Weblog
これは 基一決鉋です。 私が子供の頃 大工さんはこんな鉋使ってました。 今では
珍しい物でしょう。 鉋刃の裏刃が丁度脇針の様になっており、それで側面を削る
様です。 一対の脇針は ずらして研げる様になってました。 所が片側が折れて刃が
無くなってます。 だからかどうか知らないが この鉋自体余り使われた様子が有りません。

私は参考に持ってるだけなので、多少機能に不具合が有っても 特に困らないが。
そう言えば 台を貫く定規になる横木も 台の乾燥収縮の為か硬く挿入されていて動きません。
だからなのか 楔も紛失していますが 特に支障は無いようです。 使った事は無いが
使い方は難しく 慣れないと使いこなせないと思います。 折角ですが 綺麗に整備して
引出で 保管して置くしかないと思います。 結構大きいにで 場所を取ります。 道具を
納める引出 7個有りますが もう入る余地は無いので どうする検討しています。

500個を超える鉋類も集めるのは 何時まで出来るか判りません。 今も今後どうするか
考えています。 可能なら一部は 海外の家具製造会社の 日本の手道具展示用にならないかな
と思っています。 夢では有りますが。 今度相談して見ようかな。
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