大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

摺り台の製作

2020-06-15 23:06:44 | Weblog
板を接ぎあわせる時には 以前は手押し鉋盤を使い面出しを行っていた。  今は機械が無いので自宅では長台鉋を使い接ぎ面の削り出しを行っている。  それに摺り台も無かったので 昇降盤の口板に材を載せて 昇降盤の定盤の上で削っていた。  これでも何とか接ぎあわせは出来ていた。  しかし精度良く接ぎ合せしたいので 摺り台を作る事にした。  この板は以前は食卓テーブルの拡張部分になっていた。  その食卓テーブルを買い替えた時に 分解して天板を仕舞って置いた。  この板を縦二分割して見ると 中はベニヤ板だった。  その表面に薄い突板が貼って有った。  多分反りや割れを防ぐためにそうなっていたのだろう。  一枚では薄いので 2枚を貼り合せた。  厚みは30ミリ程度になる。  板に白ボンドを塗りクランプして張合わせた。  板には木ネジを打ち剥がれない様に対策した。  板の切り口部分には楢材が薄く貼り付けて有る。  その部分を薄く削り直線を出した。  

この摺り台を昇降盤の上に置き 右脇に長台鉋を置いて 材料を削る様にしている。 この摺り台は まだ使って無い。  摺り台が動かない様に これから台下端に桟を打ち溝に嵌め込む様にする予定。  まあ厚板は削らないし、大きな物は作らないから これで良いだろう。 今後手加工作業が増えて行くので、この様な治具は徐々に増えると思う。 まあ何を作るかで 治具も徐々に揃えれば 良いだろう。   季節も進み 自宅工房は暑くて 余り作業出来ない。 今は休み休み 少しつつやっている。  木工製作は 趣味の物だからこれで十分だと思う。
コメント
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