大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

三木の鑿鍛冶 大内俊明氏の話

2019-07-08 09:11:10 | Weblog
京都の某所で 大内鑿の社長のお話を伺った。 なかなか面白い話では有ったと思う。 若干製作者寄りの話で 例えば 鑿を購入する際のポイントについて 具体的には聞けなかったかも知れない。 そう都合の悪い話は出来ないし、業界内の裏話は出来ないだろうと思う。  氏はSNSの威力を充分 ご存知の様で ここだけの話が漏れて拡散する事を嫌っているのかも知れない。  今日伺った話の半分以上は 既にどこかで聞いている情報だった。  彼の言いたいのは 鑿を無理にこじらない、グラインダーで刃先を研磨しないで欲しいと言う事の様だ。  

三木でも鑿鍛冶は減り 現在は15軒程度でそれも高齢化しており、後数年で1/3は居なくなるだろうと言う。 それは新潟の同じ状況だと言う。  厳しい業界の状況の様だ。
注目は 現状注文が増えており 8割が海外に流れて行くと言う事の様だ。 それ程宣伝して無くて この状況は注目に値するだろう。 若手 中堅鑿鍛冶は 悲観する状況では無いのかも知れない。  単なるコレクションで無く 実用の鑿が海外で売れるのは 木工家が買うからだろうか。  日本では 鑿が売れないこの状況に考えさせられる。

今回は写真は無い。 そう言う物が 広まらない様にしたい様だ。  

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