大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0339  一枚刃平鉋 銘 菊王

2016-10-05 23:53:40 | Weblog
この鉋は大和骨董市で入手した物で、5年位前の事だ。 台の反対側に彫って刃を挿げて見たが どうも上手く削れない。 そのまま放置していた。 最近取り出して 新たな台を打って見た。 この台も昔 長台鉋だった古い台で放置して有った物を活用した。 台頭の方を切り取り 刃が挿入して有った掘り込み部分を整形して埋め戻した。 その後手押しと自動で整形した物を作り再利用した。

だから見ると台尻側が変な気のブロックで繕って有ると思う。 使える適当な材が無いのと、古台の有効活用を含めてどうなるか試して見た。 白ボンドで接着したので 若干動くかも知れない。  刃が短いのでこの薄い台で丁度良い。

取敢えず1枚刃平鉋に仕立てて少し使って見たが 上手く切れた。 だけど余り良い刃では無い様な気がする。  残念だけれど 刃先が鋭く研げない様に思う。 私の研ぎが良くないのかも知れないが、一応使えると言う程度の切れ味だ。 まあ台打ちの練習と思えば良い。
古台は乾燥して 若干もろく 硬くなっていて 穴掘りに苦労した。 やはり材は新しい物が良さそうだ。 色々勉強になった。(2016-2-12)

鉋再評価中。 この鉋打った台が良くない。古台を再利用したが やはり動く。 かなり廻りを削ったのが良く無かったか。 兎に角もう一度台下端を削り直した。 それで刃も研ぎ直すと 普通に良く切れる鉋になった。 これならまあまあだろう。 まだ薄削りは無理だ。 だけどもう少し刃を研ぎ直して台を細かく調整すれば良いと思う。 今回は鉋削りの写真は載せない。 まだそこま行ってないから。 (2016-10-5)
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 0597 二枚刃平鉋 銘 ... | トップ | 台頭割れた鉋台の修理 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事