これも道具箱に入っていた。 下駄屋の使う鑿だと聞いている。 形が十能にも似ているから十能鑿と言うのだろうか。命名の由来は知らない。 本来刃の先端部にもう少し長い角が出ている様に思うが これは折れたのかも知れない。 真中の鑿には 銘が有り 天国?となっている。 3本まとめて 千円にも満たない金額だった。 研いで見たいが 砥石の幅と刃の幅があわず 上手く研げずそのままにしてある。 既に3本ほど持って居るので 買う必要ないが つい買ってしまった。
これも骨董市で 300円で購入した。 幾つか有る鑿の中でこれが 一番使えそうだという事で手に入れた。 鑿は色々持っているが 幅の広い物より狭い物の方が使う機会は有るので 色々有れば 幅狭い物を選ぶ。 骨董市の鑿は 大半は使い込んだ物で 形が崩れたり 桂が無かったり 柄が短かったり 割れたりした物が多い。 昔の物は鉄が良いから切れると 骨董屋は言い 古い物を勧めるが 痛んだ物が多くて 実際手入れしても使い難いので 出来れば 余り手を入れなくても使える物を選ぶ様にしている。 しかし鑿は 研ぎやすい物と研ぎ難い物の差がおおきい。 特に地金の硬いものが多く 研ぎ難いのは困る。 だからグラインダーで中を透き取って 早く研げる様にするが、鍛冶屋はこれを嫌がる様だ。
骨董屋の道具箱にこの 藤色の木綿糸が有った。 水糸として使う予定で準備した物か。 100円だと言うので買って来た。 かなり太い糸で 木綿針にも通らないだろう。 用途は不明だが 帆布のバックを作る時に使うと良さそうだ。 皮の縫い合せに使っても良いかも知れない。 特に使う宛も無かったが つい手を出した。 持っていれば使う機会も有るだろう。