大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

長松鉋の削り

2017-06-16 13:02:45 | Weblog
長松銘の鉋刃を台に入れたので、削りの感触を確かめて見た。 結構上手く削れる様には思うが どうも感触は今一良くない。もっと滑らかにしっとり軽く削れると良いのだが。
それに私が使ったこの樫材は、狂いがすごい。  乾燥が不十分だったのかも知れない。 一晩置くと狂いが出るので 下端を削り直している。 まあその内には狂いも納まるだろう。 

以前は建具屋が使っていた物と聞いているから、そこそこ切れてだろうと思う。 やはり私の研ぎの腕が良くないのかも知れない。 もう少し納得居出来る削りが出来るまでは 周りに置いて 時々研ぎ直して使って見ようと思う。 

さすがに鉋削り遊びも少し飽きて来たかも知れない。 これからどうするかな。
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0104 正国鉋の台打ち

2017-06-11 20:57:22 | Weblog
この鉋については 以前書いたと思う。 私が鉋を手にした最初の頃の物だ。 昭和50年頃に 中古品として500円程度で入手した。 その後 台の反対側に穴を掘り、使っていた。今回は台を作り直した。  台は9寸台 8分勾配 材は ブビンガを使う。 取敢えず刃を仕込んで 台にニスを塗り これから下端を均して試し削りする。 以前の印象では割と良く切れて刃持ちの良い鉋と 思った。 台を替えてどうなるか。 正国は誰が作った物か知らないが、ごく普通の鉋だと思う。 
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0560 吉為鉋の削り その2

2017-06-09 18:23:54 | Weblog
梅雨入りしたと天気予報は言う。 この所蒸し暑いので 鉋も狂いやすい。 特に私が台打ちした物は 乾燥が不十分な物が有り狂い易い。  今日はこの吉為鉋を出して来て調整した。この鉋は割と良く切れる。 私の持っている 人造砥石で仕上げても 薄く削れる様だ。 今回も 再度研ぎ直して、台も調整して削って見ると結構 上手く削れる。 刃が薄いので しのぎ面をくずさず 研ぐのは難しい。 まあこれ位削れれば 私としては上出来だ。 
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小型角砥石 4個

2017-06-06 21:24:14 | Weblog
これは6月の初め行った 町田骨董市で入手した。 #400 2個 #500 1個
#1500 1個 の計4個を 300円で入手した。 何に使う物かよく判らないが、宝石の類を磨く時に使うと聞いたが 真偽の程は定かでは無い。  これで 鉋刃の裏を磨くのに使えば良いと考えて入手した。  #400の砥石で ベタ裏になった鉋刃の磨きに使って見た。 なかなか具合良い。 錆を落とすのも具合良く使えた。 
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0624 富士鉋の削り

2017-06-05 12:12:44 | Weblog
この鉋は 刃を抜き気味にして保管していたのかも知れない。 台の狂いがすごかった。 以前から 台の右側と左側とで2ミリ位厚みが違っていた。 これではまともに刃が出て来ない。 捻じれも有る様だ。  削って削ってやっとまともに刃を仕込めた。 そこで研いだ刃で削って見ると まあそこそこ削れた。 まだ研ぎは不十分だろう。 裏もベタなので少し削って有る。  大体想定した通りの削りの感触だ。 良かった。 裏が無いので 取敢えず押さえの棒は抜き取った。  いずれ裏を仕込む場合も 現状の位置から若干上にする予定だ。 削れると嬉しい。 このまま少し使って見よう。 富士鉋 何者だ。 地金は軟鉄の様に見える。 ゴマは無い様だ。
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0624 二枚刃平鉋 銘 富士(二寸)

2017-06-04 21:51:57 | Weblog
今日はまた富岡八幡に行った。 参道の工事は終わっていた。 良い天気で暑い。 千円の値札が付くこの鉋は 確か前に来た時も有った。 売れ残った物らしい。 私も見て存在は知っていたが 縁が無いと思っていた。 骨董屋のオヤジに値引き交渉して 500円で手に入れた。 見る通り 裏刃は無い。 多分以前も無かっただろう。 刃幅74ミリ 全長75ミリ程度だろう。 かなり使い込まれた物だ。 台も古く枯れて 収縮して刃を締め付けている。溝の脇に 割れが入って居た。 割れには接着剤を擦り込んで 再接着した。また剥がれない様に竹釘を打った。 刃は相当に厚く出来ている。 富士山の絵が掘り込んで有り、富士と有る。 似たような物は以前見た事が有る。 富士を名乗る鉋は沢山有りそうだ。 これが誰が作った物か不明。 或は三木の物では無いかと思うが。 台は相当変形していたので 下端も上端も削って直した。 刃は研ぎ直している。 整備したら試し削りして見たい。 それ程古い物では無いと思う。 台は285ミリ有り 普通より若干長い。 
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0622&623 際鉋2丁 銘 無し 

2017-06-01 21:36:26 | Weblog
際鉋もどうしても必要な場合も有る。 だけどこれが調整が難しい。 特に切り屑の排出が上手く行かない場合が多い。 今日は町田骨董市でこの2丁の際鉋を入手した。 黒く薄汚れた物で 2丁で500円と手頃な値段だ。 刃幅 38ミリ 全長は90ミリ程度有る。 右勝手と左勝手が揃っている。 銘は無い。 右勝手は少し使って有る。 やはり鉋屑の排出で苦労した様だ。 相当にいじって有る。 長年放置して有り 錆と埃がこびり付いていた。 古く見えるが 多分昭和の物だろう。 2丁揃いでて来るのも珍しい。 今回は 使う目的も無いので 軽く研いで整備して この古色を余り削り落とさず そのままに保管しようと思う。スクレーパで表面を擦り OILを塗れば引き立つ様だ。 よく手入れすれば案外切れるかも知れない。 
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反り台鉋を 小鉋へ改作

2017-06-01 21:13:40 | Weblog
この鉋は寄付してもらった道具類の中に入って居た。 反り台は余り使う機会が無いから 平鉋に改造する事にした。台は使い古しに鉋台を流用した。 この鉋刃は 裏刃だったと思われる。 それを切って作ったのだろう。  刃幅34ミリ 全長60ミリ程度か。 刃が薄いし 全鋼の様だ。 割と甘い鋼と思う。小鉋の方が台打ちは難しいかも知れない。 取敢えず完成して 木端を削って見たが 一応削れる様だ。 右側が反り台で以前の物で 左は今回作った小鉋です。 台上端が 穴だらけで少しみっとも無いかな。
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