その辺に置いて ちょっと忘れていたが、そう言えば こんな物を町田骨董市で買って来た。 84ミリ×124ミリ厚味 2ミリ程度の板状の刃物です。 一緒に出刃包丁や刺身包丁が有ったから その仲間だと思う。 銘は 源 正房と有る。 何処から出て来た物か判らないが 数丁有った。 これで2千円と言うので高いなと思ったが これを短冊状に切って小鉋でも作れるかなと思い買って来た。 でも勿体ないから鉋にはしないと思う。 では何に使えば良いのか 現在思案中だ。 しかし実際料理をする中で こんな形状の刃物を使う場面があるだろうか。 もう少し調べて用途が判明してから、 どうするか考えよう。片刃の刃物だがやはり、鋼の張り付く側に若干曲がっている様だ。 鋼は薄いから このまま裏押しすると両脇が減ってしまいそうだ。 元から外丸気味に作られた物かも知れないな。
入道雲の湧く 暑い暑い夏は何処に 行ったの? 毎日 曇りで何となく蒸し暑くてこれで夏なのかね? 毎日家で本読んだり ブラブラしながら過ごしています。 時々 鉋を出して研ぎ直して削って見ます。 この湿気で刃が錆びない様に見回るのも必要です。 下手するとカビがびっしり付いて居る事も有ります。 この所研ぎのやり方を少し変えました。 以前寄り 縦研ぎに近い斜め研ぎです。 それと砥石の平面出しに注意しています。 研ぎの姿勢も真上から砥石を見下ろす様にしてます。 効果が有ったかどうか判りませんが、以前より多少はマシだろうか。 これは以前にも出して 福三郎です。 まあ自分としては上手く削れた方です。 こんな事していると すぐ時間が経ちます。 部屋が暑いのと集中力が切れるので 一時間もやれば もう飽きて ソファーに寝転んで タブレットいじくっています。まだ夏は続きます。 8月の中旬には 実家に帰る予定です。 色々 用事も有るので 今年は 夏休みにどこか涼しい所に避暑に行く願いはかなわないかも知れません。 8月終わって 秋でも良いけどねー。 何処か行きたいなー。
このハイビスカスは 私の実家から持って来た。 昨年暮れに母が亡くなり、 家を整理した折 枯れそうなハイビスカスの鉢が有った。 これは父がどこかの植木市で購入した物だ。 父が亡くなった後は 母がずっと管理していた。 ハイビスカスは熱帯の植物だろう。 寒い山梨の冬はとても越せないと思うが、 夜は玄関に仕舞って 凍らない様にしていた。 確か二鉢有ったが 寒さで一鉢は枯れてしまった。 我家に持ち込んで春には 植え替えて養生していた。 赤い花が咲いた。 でもこの花は次の日には落ちてしまった。 一日しか持たない花の様だ。 元気に花を付けると 母が大切に養生していただけに 嬉しい。 特別珍しい色の花でもなさそうだが、花が咲いて 元気に緑の葉を茂らせていてくれれば それで十分だ。 今はこれが母の形見と思っている。
こんなブログやって居てネタに困る事も有るだろう。 私も道具ネタが無い時は何でも良いから書く。 面倒な時は パソコンを見ない事も有る。 要するに気まぐれだ。 早々気にしていたらやってられない。 今年は近くの小学校で育てたと言うゴーヤの苗をもらって来て植えて置いた。 そのやり方は何時もと変わらない。 しかし今年はHB101と言う活力剤を蒔いて、更に肥料もやった。 朝晩水を欠かさない。 それが良かったのか小さな鉢でも大きく育った。 そして見ると大体長さ12センチ程度のゴーヤの実が2個 ぶら下がっている。 こんな日除けのすだれに必死のしがみつきながら、実も付けて黄色い花も楽しめる。嬉しい事だ。 この所雨が多くて、実は確実に成長している。 これなら食べられるかも知れない。 こんなたわいない出来事に 幸せを感じながら生きている。 そんな毎日だ。
この鉋刃は安く手に入れて 自分で台を打った。 しかし何となく研ぎ難くて 上手く削れない。 それに裏錆がなかなか取れない。 暫く放置していた。 最近雨で外出もままならないので、時間も有るので この鉋を取り出して刃を研ぎ直した。 まず中砥の平面が狂っていた様だ。 そこでそれを修正しながら 研ぎ直した。 やはり研ぎ難さは変わらない。 やっと研ぎ直して 使って見ると結構良く切れる。 最近雨が降り 湿度が高いので削りには有利なのかも知れない。 今までこれは駄目な鉋だと決めつけていたが そうでも無いと判った。 辛抱が足りないのと 研ぎの技が未熟なんだ理解した。 お払い箱にせずに良かった。
これが最後 3丁目です。 銘は一応 忠實として有ります。 二文字目は上手く読めません。 何となくそれらしく推定して付けて有ります。 台を見ると白木の状態です。 台尻台頭の木口は真っ黒なので 誰かが何かの目的で 削り落とした様です。 それらしい年季の入った色が古鉋には 相応しいのに残念です。 刃を見ると 矢羽のヤスリ跡が有ります。真中に何かマークが打って有る様です。 何かは判りません。 左下に見掛けるマークが有ります。関西の物でしょうか? 良く判りません。 この鉋も裏刃が有りません。 どこかに落として来たんでしょう。 箱の中には勿論有りません。 台に定規を打ち付けて 削っていた様です。 釘跡が沢山有りました。 刃口が広く開いてます。 これ詰めないと 上手く削れないでしょう。 この鉋台がゆるいので刃が上手く止まりません。 台は打ち直さないと駄目かも知れない。 それやった事無いし 結構面倒そうだ。 まあこれが今日の収穫鉋3丁でした。 8月はこの3丁をいじって遊べるでしょう。
これは二丁目です。 台に穴が開く平鉋を求めた。 銘は 孝正となって居る。 確か自分も持っていると思う。 比較的厚い刃の様だ。 この鉋写真には写らないが下端を見ると穴だらけだ。 それに厚さ3ミリ位有る真鍮板が貼り付けてある。 デコラ鉋みたいだ。 台下端の摩耗も防ぐ目的だろうと思う。 それも長く使う積りは無くて 間に合わせに作った様だ。これで仕事をこなして 終わったらお払い箱と言う感じかな。 理由は良く判ら無いが この刃が余り期待する程切れず、それで転用されて最後お払い箱になったのかも知れない。 台は真っ黒で 相当年季の入った物だ。 一応刃を抜き取って 別の台を打って使って見ようかと考えている。 これも相当にベタ裏で 刃裏をすき取り 裏出しと裏押しを行ってまともな状態に近く持って来た。 台が出来て削って見て 切れ味を確かめるまでには相当時間も掛かると思う。 出来たらまた紹介しよう。 その時まで暫くお預けだ。
8月になった。 梅雨が戻って来た。 毎日蒸し暑い。 雲湧く夏の日差しは何処に行ったのか。 今日は月初めなので 町田骨董市に出かけた。 運良くと言うのか 安物鉋3丁を入手した。 締めて600円也。 その代り状態は良くない。 半端物だ。 しかしこれで遊びには 十分だ。 それでも箱の中からまともそうな鉋を選びだした。 平鉋はろくな物はなくて際鉋になった。 その一つがこれだ。 台を見ると扱いが良くない。 台にはボンドらしき物が 一杯くっ付いていた。 それはスクレーパでこそぎ落した。 刃はまだ使えそいうだ。かなりベタ裏なので 裏をすき取り 裏出しと裏押しを行った。余り研ぎ易く無い刃だった。ある程度台も均して 台の上端と脇には シェラックニスを軽く塗り 毛羽立ちを押さえた。古い台なので 何となく良い色になった。 本来は台は打ち直した方が良いのかも知れない。裏刃は無い。 その内どこかで探して来れば良い。 秀壽銘の鉋は有る様だ。 関西の某鍛冶が製作している。 しかしこの際鉋が それと同じ鍛冶の手になる物か不明。 この秀壽は瓢箪枠の中にある。 全体の雰囲気は古そうだが、まあ昭和の終わり頃の物だろうか。 それ程古い物では有るまい。 この鉋の仕込みを見ると 鉋屑が上手く出ると言われる丸いえぐりがしてある。 だけど 際鉋は難しいな。 私には上手く使いこなせ無い。 残念!
(写真は 購入した状態で まだ手入れ前です)
(写真は 購入した状態で まだ手入れ前です)