既に年金受給できる年齢に達して 繰り下げ受給を選択している私
いろいろな情報を確認すると年金を繰り下げ受給している人って
全体の1%くらいしかいないみたいです。
ちなみに65歳以前に需給する 繰り上げ受給している人は20%
規定どおり65歳から受給開始する人が79%くらいらしいです。
何故私が繰り下げ受給を選択したか?
理由は簡単、まだ雇って貰えるし今の稼ぎで充分生活も貯蓄もできるから。
最近どれだけ貯蓄があれば老後が安心か?って話題を目するんだけど
私が思うに 人によって需給出来る年金や不労収入によって変化するので
一概に「これだけ」て言えないって思うんですよね。
これは65歳以上の夫婦無職世帯の平均支出額から算出するしかなく
最新のデータとして 総務省発表の2022年の家計調査年報だと
1か月の支出額は 社会保険料を含んだ額で月額268,508円
ただし、内訳の中の住居費が15,578円
この額は持家を想定していると思われるので
年金生活が30年続くと268508×360=約9666万円
これに最低限の葬儀費用をプラスして、約1億円ってところでしょうか?
持家の場合 1億円から夫婦二人の30年分の年金額を引いた額が
老後を過ごす必要な貯蓄額ってことになると思うんです。
1億円÷360=約27万7777円
つまり、夫婦二人の年金額が28万円以上あれば
理論上は貯蓄がゼロでも年金収入だけで老後を過ごせるって事になります。
また非常時のための出費や貯蓄の考え方は人それぞれだから
ここでは生活費のみだけしか考えていません。
で、持家ではなく賃貸の場合だと
上記の平均支出額から住居費を引いた252,930円
これの30年分の額が約9100万円
これに葬儀費用を足すと約9450万円ですが
それに賃貸の家賃を加えた額が実際に必要な額となり
仮に家賃が月6万円としたら 6×360=2160万円プラス
合計で約1億1600万円程が必要な額となります。
これが老後夫婦2人で30年間過ごすのに必要な額だから、これから
30年間で受給できる年金額(年金の月額×360)を引いた額が
必要な貯蓄額ってことになりますね。
また、年金以外の不労収入があれば さらにその30年分を引いた額
年金の受給額や不労収入の額は人によって違うので
実際に必要な貯蓄額は自分で計算するしかありませんけど
我が家の場合は、夫婦二人の年金予定受給額がそれなりにあるので
実は繰り下げしなくても老後は充分過ごせる計算になるんだけど
さらに、ある程度の不労収入も見込めるので全然心配ない状況です。
でも女房も私も まだ雇ってくれるところがるので
生活が成り立つことを考慮して収入を確保しつつ
可能な限り年金を繰り下げながら、
「もう駄目です」って言われるまで働かせてもらおうと思ってます。
そして増えて余裕が出た老後の収入は、孫達の大学進学に使う予定です。