私の今の職業はトラックドライバー
勤めている会社は、ブラックに近い運輸業界の中では かなりの優良企業
運行状況や勤務時間もデジタコ管理されていて
連続走行時間やスピードなど 法に触れることは特に厳密に管理されています。
道路状況等で連続走行時間が労働基準法で許されている範囲を超える事もあり
そんな状況にならないように ドライバーに周知することも大事なことで
どういう運行パターンだとオーバーする可能性があるか
実際に時間オーバーした走行データを印刷して回覧することになっています。
昨日は羽田空港に行く便と その後に横浜市内便の夜勤だったのですが
油断していると連続走行時間オーバーになる可能性があるルートで
毎回停車時間をカウントして走行時間が基準内に入るように気を付けていました。
メモリーカードを入れるときに表示モードを切り替えるボタンを触ったらしく
デジタコの液晶画面が いつもと違う表示になっているのを途中で発見
気を付けて数値を観ていると 不思議な積算の仕方で増えていくので
「もしかして これは連続走行時間を表示しているのでは?」と思い
最後に表示された数値を覚えておいて 勤務の最後に走行データを印刷すると
出てきたシートの連続走行時間のところが その数値そのものでした。
連続走行時間オーバーは 運送業の管理としてかなり深刻な問題らしく
走行時間がリアルタイムで判れば オーバーすることも無くせるわけで
運行管理をしている社員に話すと そばで聞いていた所長の目がキラキラ☆☆
早速所長と2人で実車を確認に行って 表示モードをいろいろ切り替えて
記録(皆に周知する?)用に写真撮ったりして
停めてから時間が経っているので 連続走行時間はリセットされていました。
「○○さん、なんでもっと早く教えてくれないの?」なんて言われてもねぇ・・・
私、この夏から働き始めたばかりで 今日初めて気が付いたんだし
そもそも今の会社に入るまで デジタコ自体見た事も無かったんですからね。
デジタコが普及して既に20年近いはず 今日私が気づいた事より
全社で数千人もいる社員が 今まで誰ひとり知らなかった事の方が問題でしょ?
このことは数日中に 全社に周知されると思うけどね。
ドライバーの私としても 自分自身の時間管理がやり易くなるわけで
ちょっと嬉しい発見でした。
夜勤明けの今日と明日はお休み
金曜日には 2ヶ月ほど前に入った若いドライバーに
水戸方面に走る便を 同乗して教える「先生」の夜勤が入っていました。
私がその便を初めてやったときは いきなり「明日水戸に行って」と言われ
さらにその途中に連絡があって、「終わったら千葉までの臨時便お願い」と
行った事もない場所の地図と指示書を途中で受け取ったり・・・
運行途中にある営業所に指示書と必要所類がFAXされていて
それを受け取って次の便を走る という事もあり
ちゃんと教えてもらう事ってほとんど無いんだけど この違いって何?
女房からは「何処に勤めても いいように使われるね!」って言われますが
勤務時間もデジタコで管理され サービス残業が存在しない今の勤務先では
働いた分 しっかり報酬は頂けているので不満はありません。