もう30年以上前、ある女性との付き合う事があったとき
その両親がある宗教を信仰していて、私にも信仰するように強要していました。
私には私なりに「神」と呼ばれる存在への解釈があって
既存の宗教には同じ考え方がないので 無視していたのですが
「方位」についていちいち意見を言ってきて、何かと行動に口を出し
いい加減面倒臭くなったので ある日 言いたい事を言ったことがあります。
その両親が言うには・・・
「方位学は中国で4千年も前から存在しているので正しい」と しつこく言うので
「4千年前の世界は 象だか亀が支える大きなお盆の上に乗った平板で
その時に決まった事なら、この地球が丸いという現実には合わないのでは?
世界が平板から球体になった事で 方位の考え方が何か修正されたのですか?」
と言うと 面白くなくなったらしく
「正しいものは正しい」と、言い張るだけで
私の素朴な疑問に対して 全然答えを出してくれない・・・
「じゃ、南極点に立ったらどうするんです? 南極点では真上が南、真下が北
極点を中心に右回りに歩いたとき前になる側が全て東で、後ろ側が全て西
東西南北という方位自体が存在しない場所なんですけどね~
一度南極点に立ったら方位学では次はどの方向に行く事になるんですか?
方位学が正しいなら もちろん、その場合もちゃんと答えが出るわけでしょ?」
と言うと、さすがに答えられなくなって怒り出しました。
本当に正しいなら 質問に対して必ず答えが存在するわけで・・・
単純な疑問にさえ答えられない=正しくない(嘘)というのが私の考え方です。
神、宇宙、命、死後の世界と自分を結ぶ関係を示すことが宗教だと思います
私は頭が悪いので、まだその関係を理解出来るレベルに達していないだけで
今世界中にある既存の宗教を信仰する理由が見つかりません。
女房と一緒に旅行に行く時、例えば先月末に京都に行ったとき
大原の三千院に行ったわけで、「三千院は宗教施設なのに何しに行ったの?」と
疑問に思われるのは当然です。
私にとっては寺院や神社は 単なる観光地
だから、行くことはあっても祈ることはありません。
女房は信心深い人なので 寺社仏閣に行くと必ずお参りをしていますが
一緒にいる私は・・・ お堂の外でお参りが終わるのを待っています。
人はそれぞれ違った宗教観があるわけで、私は他人の宗教観を否定しないし
私の宗教観に対して意見されるのは ものすごい嫌悪感を感じます。
いつの日か、私の命が尽きる時が必ず来るわけで
それまでに、
宇宙、命、死後の世界と自分を結ぶ関係を見つけることが出来れば良いかな?
って思っています。
でもね、その関係を人に説くことが出来るようになるってことは
人として・・・ 釈迦やキリストと同じレベルに達したという事だから
無理でしょうけど。