長い連休の内にオリジナル曲のDEMO音源を出来るだけ多く作成する積もりでした。
DEMO音源にも手軽なギターの弾き語りから、DAW(パソコン)による伴奏づくりなど色々なレベルがあって、作品の曲想に応じてその落としどころが違ってきます。
例えばしっとりと情趣深い雰囲気のある『春の雨、風の宿』は、ギター弾き語り風の仕上げでしたが(実際にはギターとボーカルは別録音で合わせています)、『We Got Energy !』などはDAWでカラオケを作り込んだ上で、ボーカルも近所にあるポピュラー・ミュージック・スクール「G-Clef」のリハーサル・スタジオを安く(500円/h×2時間)借りて吹き込みました。
そして最新作の『愛の碑(いしぶみ)』と、以前に曲を作っていて今回改めてDEMO音源を作成する『季語』ですが、両方とも歌謡曲タッチの曲なのでシャウトする感じでもないということで、結局その中間的な自宅でのボーカル録音にトライしてみました。
軽いとはいえ録音機材一式をリハーサル・スタジオに持ち込むのはやはり面倒で、自宅のパソコン環境をそのままに使用してどこまでのクォリティーに迫れるかというところです。特にボーカル録音での防音(マンションの上下階やお隣への配慮)の処理ということになります。
その対策として例えば製品的にも防音ブースがヤマハなど各メーカーから販売されていますが、そんな経費的な余裕はありません。そこで今回は原始的に頭からスッポリ布団を被って歌ってみました。その窮屈な中でも歌詞をモニター上で見ながら、パソコンやオーディオ・インターフェイスを操作し、また愛用のポップ・ガード付きのマイクを握ります。
もちろん、どれだけの音が外に漏れているのか自分では確認できないし、広い自由な空間で思い切り発声するのには及びませんが、結果的にはスケッチ的なDEMO音源としては成り立つ感じは得られたと想います。
同好者やカラオケ好きの皆さんも布団被り録音を一度試してみませんか?‥‥真夏は無理でしょうけれども。
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