演歌・歌謡曲月刊誌『ミュージック☆スター』が9月号で休刊します。店頭では他の2誌『カラオケファン』『歌の手帖』に少し遅れていたのですが、4連休初日で梅田に出掛けたついでに紀伊国屋で立ち読みしたら、そのようなことになっていて驚き、最終号を記念に買いました。
巻頭で前身となる『演歌ジャーナル』創刊から『エンジャル』そして『ミュージック☆スター』へ、紆余曲折を経ながらも続けられた37年間の歴史が、関わってきた編集者の情熱とともに語られていました。
これを機に『ミュージック☆スター』は改めて情報と交流をテーマとして、WEBサイト「オトカゼ〜音楽の風〜」に引き継がれるようです。
数年前には『ミュージック☆スター』にも作詞・作曲の投稿コーナーがあり、僕も毎月応募して何度か入賞し掲載して貰ったことが想い出されます。東京で行われた同好者の懇親会にも一度参加し、親しくなった方に自作曲の編曲をお願いしたり、審査をされていた先生が大阪に来られるということで、お会いしていろいろ業界の話を楽しく伺ったこともありました。
途中、その投稿コーナーも中止・再開・また中止となり、僕の毎月の曲作りの締め切りもなくなりましたが、そういう出版社の経緯を見ながら裏側での経営的なこと‥‥グラビアページも多く、印刷費の方もやりくりが大変なのではないかと想像していました。
もちろん、取材・編集作業もそれなりに経費が掛かりますが、印刷物からWEBに切り替えられれば、演歌・歌謡曲の本格的な情報・交流サイトとしてニーズは大きいと想います。
演歌・歌謡曲を好む世代が主として中高年と言われる中で、インターネットやスマホでの情報コミュニケーションに活路を求めるのは懸念もあったと想われますが、社会の流れはそちらの方にあるのは間違いないので、中高年のデジタル環境へのスムーズな移行を願いつつ、新たな世代のファンづくりに向けても進んでいって欲しいです。
今回の方針決定には新型コロナウイルスの影響も大きかったと想いますが、エンタメ界もリモート・ライブなどネット活用に目覚めたようでもあり、「ピンチをチャンスに!」してファンに情報と交流の場を届けて頂ければと想います。
新生「オトカゼ〜音楽の風〜」でも作詞・作曲の投稿コーナーが始まれば、投稿を再開するのも良いかも知れません。