健太、泊まっていく。

　久しぶり！
　元気？

　なんとか元気そう・・・何、もう三日にはゴルフに行くの？
　身体に気をつけね。

　次男一家が帰った後、もう誰も来ないものと決めて、正月の買出しは最小限。
　それでも大晦日の海老そばを出すと、
「これ、ダシは何？」ときた。面倒な長男・・・「う、うん・・」と、わたし。

「泊めてくれる？」
（あたりまえでしょ）「もちろん！」

「あ、でも帰ろうかな・・・」「なに言ってるの、泊まっていって頂戴」
「明日はなんかご馳走があるの？」
「う、うん・・・」と、わたし。

　八時四十分起床、煮しめ（らしきもの）、お刺身、サラダ、お雑煮を、美味しそうに食べて帰っていった息子。
（また、来てね。いつでも・・・いつも待っているからね！）

Re『武蔵野』１５６。

　若し君、何かの必要で道を尋ねたく思わば、畑の真中に居る農夫にききたまえ。

　若君何必要路尋思畑真中居農夫

☆二役の訓（漢字の読み）、化（形、性質を変えて別のものにする）。
　筆（文字）の様（かたち）が導く腎（かなめ）である。

『城』３４０。

年をとった通風やみの父親。

　年をとった/alte・・・昔の。
　通風やみ/gichtig→giftig/毒のある。
　父親/Vater→Fata/運命。
　
☆昔の毒のある運命。