続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

悲しすぎて・・・。

2011-01-20 07:01:38 | 日常
 昨日は『歩こう会』の新年会。恒例になった餅つき。

 ここ数ヶ月、姿の見えない平野氏・・・今日は来てくれるといいな(秘かな期待)

 突然耳にした訃報。

「冷凍庫に酒を入れてもね、水とアルコールは凍る温度が違うから・・・」と、あの猛暑の中歩いた鎌倉でそう言ったのは平野氏だった。
(彼はね、酒の飲みすぎで、肝臓をやられているんだ・・・)誰かがそう言った。

(わたしも予備軍・・・B型肝炎のキャリア)

 それからは何故か歩くときは平野氏と肩を並べて歩くと、心が落ち着いた。
「死ぬのもね、お金が掛かるんだ」と溜息をついたことがある。
「94歳の母親がさ、痴呆が入って大変なんだ・・・教会で世話をしてもらっているんでずいぶん助かっているけれど・・・、嫁さんには押し付けられないもんなぁ・・・」独り言のようにつぶやいた平野氏。

 彼は途中で帰ることが多かった。お母さんの介護のためだとばかり思っていたら、ご自分の病状もかなり進んでいたらしい。
「入退院を繰り返していたのよ」と、Aさん。
「わたし今朝、あの教会の前を通ってきたとき、平野家・・って立看板があったから、いやな予感はしたの」とも言った。

「息子さんが『父は19日の餅つきを楽しみにしていたんです』と言っていました」と知らせてくれたのは、前日の通夜に出たB氏。

 去年も、一昨年も、餅つきの会に遅れてやってきた平野氏にお皿やお茶を出したのはわたし。今年もきっと来るって、きっと会えるって思っていたのに、永遠に会えなくなるなんて・・・悲しすぎて、やりきれない。

Re『武蔵野』175。

2011-01-20 06:53:41 | 国木田独歩
 山は暮れ野は黄昏の薄かな
の名句を思いだすだろう。

 山暮野黄昏薄名句思

☆算(見当をつける)簿(ノート)は八(たくさん)ある。
 考えは、混/いろいろなものが混ざっている。
 迫(さしせまる)命(めぐりあわせ)、(それは)苦(つらい)死である。

『城』359。

2011-01-20 06:22:39 | カフカ覚書
彼は、ビールなんか買いにいかなくてよいから、自分を宿屋まで送ってほしい、宿屋に大事な仕事を残してあるのだから、と頼んだ。

 ビール/Bier→wie/どんな方法で。
 宿屋/wirtshaus→wort hause/言葉の宮。
 仕事/Arbeiten→Alibi/現場不在証明。

☆彼は、どんな方法でではなく、言葉の宮(精神的に構築した世界、架空の世界)まで送ってほしい、言葉の宮に大事な現場不在証明を残してあるからと、頼んだ。