カトリーナ(Katorina)騒動がブッシュ政権を巻き込んで
遅れ馳せながら、ハリケーン被災一世帯に2,000ドル支給すると
ホワイトハウスは発表した。
米国では、ハリケーン義捐金で、詐欺サイトが横行しており、
2,300件のうち、500件以上が詐欺だと9月9日の
朝のテレビ東京の番組で紹介していた。
カトリーナ騒動は、米金融界も引きずり込んで、
9月20日の米公開市場委員会で利上げを見送る、
見送らないで激しいいやり取りを展開させている。
Katorinaを辞書で引くと、女の子の名、Catherinの別称と出てい
た。
Catherinを辞書で引くと、女の子の名としたあとで、
Cateherin the Great、エカテリーナ2世と出てきた。
エカテリーナ2世といえば、ロシア皇帝ピーター三世の
皇后で、離宮として創建したエルミタージュ美術館は
金に糸目をつけず収集した名画含め美術品の宝庫として
日本人にもお馴染みである。
9月8日、NY外国為替市場では、1ドル=110.34円、
1ユーロ=1.2427円とドル買戻しの動きが出ている。
このところのドル堅調を支えていた裏には、昨年6月から
採られたFFレートの1.0%から3.5%への金利上方修正が
指摘出来る。
巨額の米貿易赤字はドル安要因である。米国際収支の赤字体質は
構造的問題である。
利上げは毒にも薬にもなるが、インフレ進行、ドル暴落を
食いとめるには苦い薬も敢えて飲まざるを得ないのが
米国の現実であるのも事実である。
一時4.0%台まで落ちていた長期国債の指標銘柄である
米10年物国債の利回りが4.126%まで切り返してきたことも、
次のFOMC〔公開市場委員会〕での利上げ継続を
織り込みはじめた徴候かもしれない。
カトリーナが米FRBのグリースパン議長を惑わして
当初予定していた0.25%の利上げを見送らせるのでは
ないかという思惑が一部の投資家に生まれて
NYダウは141ポイント値上がりした。
ところが、9月8日、NYダウは、63.10ドルまで
下げていた原油先物相場が、64.49ドルへ戻したこと
を材料にして、34ドル値さがりした。
原油値上がりは口実に使っただけで投資家は利上げ
継続ありを嫌った形跡が濃厚だ。
相場は人の心の鏡である。
不安感が流れると簡単に相場は下がる。
原油相場も一時休息している可能性が強い。
いっときの休息が終わると、石油、ガソリンの節約が
思うように進まない限りこのままおとなしく引きさがるような
やわな代物ではないだろう。
スキあらば噴き出そうとするマグマが原油市場の底に
潜んでいることを忘れてはなるまい。
冬場を控えて、早晩、マグマが鎌首をもたげてくると
考えておいたほうが安全だろう。
原油が鎌首をもたげてくると、インフレ要因だと
当然のように騒ぎたてるであろう。
専門家と称する人は勝手なもので理由はいくらでも
付けてくるから素人は油断もスキもない。
米FRBの中で利上げ継続、利上げ見送りで議論が
分かれていると敢えて外向きに政治的に流している
可能性は十分考えられる。
カトリーナ、エカテリーナ、エルミタージュ物語。
女の子だからとなめてかかると手ひどいしっぺ
返しがあることをエカテリーナ女帝が教えてくれて
いるのかもしれない。
日本の総選挙も重要だが、問題は選挙のあとの
日本の経済運営を日本の政治家がどう舵取り出来るか
どうかの方がはるかに重要な問題であろう。
自分の健康は自分で守る。
自分の経済は自分で守る。
為替、原油、金利の動きから引き続き目を離すことは
出来ない。(了)
遅れ馳せながら、ハリケーン被災一世帯に2,000ドル支給すると
ホワイトハウスは発表した。
米国では、ハリケーン義捐金で、詐欺サイトが横行しており、
2,300件のうち、500件以上が詐欺だと9月9日の
朝のテレビ東京の番組で紹介していた。
カトリーナ騒動は、米金融界も引きずり込んで、
9月20日の米公開市場委員会で利上げを見送る、
見送らないで激しいいやり取りを展開させている。
Katorinaを辞書で引くと、女の子の名、Catherinの別称と出てい
た。
Catherinを辞書で引くと、女の子の名としたあとで、
Cateherin the Great、エカテリーナ2世と出てきた。
エカテリーナ2世といえば、ロシア皇帝ピーター三世の
皇后で、離宮として創建したエルミタージュ美術館は
金に糸目をつけず収集した名画含め美術品の宝庫として
日本人にもお馴染みである。
9月8日、NY外国為替市場では、1ドル=110.34円、
1ユーロ=1.2427円とドル買戻しの動きが出ている。
このところのドル堅調を支えていた裏には、昨年6月から
採られたFFレートの1.0%から3.5%への金利上方修正が
指摘出来る。
巨額の米貿易赤字はドル安要因である。米国際収支の赤字体質は
構造的問題である。
利上げは毒にも薬にもなるが、インフレ進行、ドル暴落を
食いとめるには苦い薬も敢えて飲まざるを得ないのが
米国の現実であるのも事実である。
一時4.0%台まで落ちていた長期国債の指標銘柄である
米10年物国債の利回りが4.126%まで切り返してきたことも、
次のFOMC〔公開市場委員会〕での利上げ継続を
織り込みはじめた徴候かもしれない。
カトリーナが米FRBのグリースパン議長を惑わして
当初予定していた0.25%の利上げを見送らせるのでは
ないかという思惑が一部の投資家に生まれて
NYダウは141ポイント値上がりした。
ところが、9月8日、NYダウは、63.10ドルまで
下げていた原油先物相場が、64.49ドルへ戻したこと
を材料にして、34ドル値さがりした。
原油値上がりは口実に使っただけで投資家は利上げ
継続ありを嫌った形跡が濃厚だ。
相場は人の心の鏡である。
不安感が流れると簡単に相場は下がる。
原油相場も一時休息している可能性が強い。
いっときの休息が終わると、石油、ガソリンの節約が
思うように進まない限りこのままおとなしく引きさがるような
やわな代物ではないだろう。
スキあらば噴き出そうとするマグマが原油市場の底に
潜んでいることを忘れてはなるまい。
冬場を控えて、早晩、マグマが鎌首をもたげてくると
考えておいたほうが安全だろう。
原油が鎌首をもたげてくると、インフレ要因だと
当然のように騒ぎたてるであろう。
専門家と称する人は勝手なもので理由はいくらでも
付けてくるから素人は油断もスキもない。
米FRBの中で利上げ継続、利上げ見送りで議論が
分かれていると敢えて外向きに政治的に流している
可能性は十分考えられる。
カトリーナ、エカテリーナ、エルミタージュ物語。
女の子だからとなめてかかると手ひどいしっぺ
返しがあることをエカテリーナ女帝が教えてくれて
いるのかもしれない。
日本の総選挙も重要だが、問題は選挙のあとの
日本の経済運営を日本の政治家がどう舵取り出来るか
どうかの方がはるかに重要な問題であろう。
自分の健康は自分で守る。
自分の経済は自分で守る。
為替、原油、金利の動きから引き続き目を離すことは
出来ない。(了)