ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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原油一時バレル94ドル、NYダウ乱高下ー学校で教えてくれない経済学

2007-12-13 08:43:18 | 経済学
 NY原油先物市場で、WTI原油(軽質油)が、前日比一気に4.37値上がりし、94.39ドルで取引された。ブレント相場(重質油)相場も、4.03ドル上げ、バレル94.02ドルで取引された。

 原油相場は、100ドル目前まで上げたあと、サブプライムローン問題の解決が長引き、それが景気鈍化をもたらす。その結果、世界の原油需要を押し下げるとの見方を背景に、一時バレル85ドル台まで値下がりしていた。その後、値を戻したが、90ドル前後で膠着状態を続けていた。

 原油相場は、一日で4ドル以上、5%近くも、なぜ急騰したのか。今朝のWSJ紙によれば、様々な要素が、原油相場を押し上げたとして、専門家の見方を紹介している。

 第1に、Goldman Sachsが、2008年年末時点のWTIの目標相場を、バレル105ドルへ引き上げた。ゴールドマンのご託宣が投機資金を刺激した。OPECが原油増産を見送った理由は、原油相場が70ドル台まで暴落するとの有力産油国の意見が影響していた。

 第2に、米FRBが、期間限定で、低利での入札により、400億ドルの資金を金融市場に供給する。英国、カナダ、スイスそれぞれの中央銀行が協調して資金供給すると発表した。サブプライム問題解決の長期化を懸念して、避難していた投機資金に元気を与えた。

第3に、米国の週べ-スの原油在庫が、12月7日締めで、70万バレル減ると米EIA(エネルギー情報省)が発表した。さらに、製品在庫が、昨年比6.9%、80万バレル減少との発表は、全く予測していなかった。サプライズは相場のカンフル剤になりやすい。

第4に、米EIAの発表が、ガソリン相場をガロン5.3%、12.14セント、燃料油を4.8%、12.02セントそれぞれ引き上げた。ガソリン、灯油の値上がりが、原油相場反発を支援した。

原油相場反発につれて、お決まりのコースであるが、金、プラチナなどの貴金属、小麦、大豆、砂糖、コーンなどの農産物相場も軒並み値上がりした。特にコーンは、3.5ドル台まで値下がりしていた。目を離している隙に、ブッシェル4.33ドルまで値上がりしている。

12月12日、NY株式市場は、中央銀行による協調資金供給に反応して、一時250ドル以上値上がりしたが、サブプライムローン問題の深刻さを改めて認識させたようで、あと急落、引け間際で小幅戻して、前日比41ドル高、13,473ドルで取引を終了した。

日本では、今年の漢字に「偽」が選ばれた。偽者か本物か。見抜く目が求められる。(了)

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自民に「出馬」、番組では否定 橋下氏「有権者が判断」

2007-12-13 08:41:59 | Webニュースより
自民に「出馬」、番組では否定 橋下氏「有権者が判断」(朝日新聞) - goo ニュース

2007年12月12日13時44分

 「うそではないです」  

 橋下徹氏は記者会見で、府知事選への立候補の意向を自民党側に伝えておきながら、テレビ番組では「出馬の意思はない」と繰り返し否定したことを問われ、厳しい表情で答えた。

 「法律的な話ですから。解除条件付きですから。(報道された時点で)当初から合意がなかったものと判断した」

 橋下氏によると、今月3日に自民党の古賀誠・選挙対策委員長と堺屋太一氏と東京で会い、知事選への立候補の意欲を伝えた。出演している番組をキャンセルするなどの調整が必要なため、事前に報道で事態が明るみに出れば、会談がなかったことにすることで出席者間で合意したという。

 その2日後、朝日新聞が橋下氏の擁立の動きを報じたことで、番組の調整がつかなくなると判断し、「全部なかったことにした」と話した。

 その後、7日ごろに騒ぎが一段落し、周囲の人に相談を始めた。番組の調整にもめどがついたことから、番組で共演しているやしきたかじん氏らにも相談し、立候補表明に踏み切った。

 会見で答えに詰まったのは、テレビ関係者に迷惑をかけたと繰り返す橋下氏に、「テレビを見た府民に対してはどう思っているのか」との質問が出た時だ。

 「それで……、こいつの言うことは信用できないなと言われれば、それは有権者の判断になる。……そこを覆せるだけの大阪を変えたいという、今からの気持ちを府民にアピールして、翻した部分をご了承していただきたい」と釈明した。


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う~ん!
確か「20000%出馬の意向はない」と話していたと記憶しているのだが・・・。

知名度のある橋下氏だけに、立候補するとなると他の候補者が苦戦する可能性が高くなりそうです。
しかも、法を弁尊守する立場の護士ですから、当選すれば汚職や不正が少なくなることは期待できるかもしれない。
しかし、自民党推薦だけに、裏で党が動けば所詮は人間ですので、どうなるだろう。

問題は橋下氏が、これまでの大阪(の政治)をどのように見て、どのようにしたいと考えていたのか、だと思う。
あまりテレビを見ないので、彼の政治に対する発言は知りませんが、少なくともニュースなどで政治に関する意見はなかったような気がする。
法学専門で人生経験も少ない人が政治に乗り出して大丈夫なのだろうか、知名度だけで立候補されても、赤字の大阪を救うことが出来るのだろうか、と多くの疑問が残る。

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民主、阪大教授の熊谷氏を擁立 大阪府知事選

2007-12-13 08:21:59 | Webニュースより
民主、阪大教授の熊谷氏を擁立 大阪府知事選(朝日新聞) - goo ニュース


2007年12月12日21時22分

 来年1月27日投開票の大阪府知事選で、民主党は12日、大阪大大学院工学研究科の熊谷貞俊(くまがい・さだとし)教授(62)を擁立する方針を固めた。熊谷氏は朝日新聞の取材に「前向きに考えている」と語った。

 自民党は、立候補を同日表明した大阪弁護士会所属の弁護士、橋下徹(はしもと・とおる)氏(38)を推薦する方針を固め、公明党にも同調を呼びかけている。共産党は、すでに立候補を決めている弁護士、梅田章二氏(57)を推薦し、国政の与野党による三つどもえの構図が固まった。

 熊谷氏は東大卒。75年に阪大助手、88年に同大助教授、90年に同大教授。専門分野は通信・ネットワーク工学、システム工学。兄は元阪大12代総長の信昭氏。

 平野博文・民主党府連代表が出馬を打診。熊谷氏は朝日新聞の取材に「大阪を何とかしたい。民主党は熱意がある。極めてまじめに考えている。その熱意に応えてあげたい気がある」と意欲を示した。


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来月10日の告知には、共産、民主、自民からの候補者が揃ったようですが、どのような選挙戦を展開していくのだろうか。

共産推薦の弁護士・梅田章二氏、自民推薦の弁護士・橋下徹氏、民主推薦の阪大教授・熊谷貞俊氏、こう並べて「政治に熱意を燃やしてきた人は誰だろう」と考える時、なかなか判断が難しい。

本当に府民のことを考えることが出来るのは誰だろう。
本当に実行力のある人は誰だろう。
いずれの候補者も「公約」を掲げると思うが、それもあまりあてにならないと考えるので、投票の基準をどこに置くのか迷うだけである。

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