安倍政権見越して売り加速(学校で教えてくれない経済学)
「習近平、李克強、王岐山3人は“cautious reformers(慎重・改革派)、残り4人は、
”Conservative”(保守派)と見られる」と、15日決まった中国共産党新トップ7人について書いたロイター電を、15日付けのCNBC電子版が紹介していた。形容詞Cautiousを英和辞書で引くと、用心深い、注意深い、慎重な、と出てくる。新たに国家主席に選ばれた習近平氏は、「調整型リーダー」とかねてから目されている。16日朝6時台放送の香港ATVは「新しい政治局常務委員が選ばれた。7人のうち5人は江沢民に近い。江沢民が影響を持ち続けるだろう。抜本的改革は期待できないかもしれない。」と切り捨てた。
シンガポールCNAは「習近平の最初の挨拶は、遅れましたというお詫びの言葉で始まった。人民に寄り添うスタイルをとった。」と解説した。ドイツZDFは「8,300万共産党員の中から長い密室の中での激しい闘いのあと、習近平が中国トップに選ばれた。汚職撲滅に真剣に取り組むと語った。しかし、政治的改革は難しい。なぜなら改革は共産主義の終焉を意味する。」と解説した。英BBCは「習近平はコンセンサスを重んじる人だ。大きな改革は難しいだろう」と専門家の見方を紹介した。日本への対応については、江沢民は反日教育を徹底的に進めた人物である。今回選ばれた7人のうちの5人は年齢制限から次の5年には居ない。少なくともこれからの5年は日本に厳しいことが十分予測出来る。
米ABCは「オバマ大統領はレイナ―下院議長と会い、財政の壁で歩み寄りを促した。必ずしも問答無用の空気ではなかった。」と解説した。フランスF2は「ドイツ訪問中のフランス、エロ―首相は、EU統計局が発表した7~9月のフランスGDPがマイナス予想に反して0.1%増だったことを改革の成果だと胸を張った。しかし、メルケル首相は、数字には触れず「改革はなやすいことではない。改革の成功を祈る」とのみ話した」と紹介していた。ユーロ圏全体の7~9月期GDPは前期のイナス0.2%に次いでマイナス0.1%と2期連続マイナス成長とリセッション入りしたことが確認された。財政改善を進めながらの経済成長は現実的には難しい。南欧での緊縮財政への反対デモも収まる兆しを見せていない。
15日、NY証券取引所では、NYダウは前日比28ドル安、12,542ドルで取引を終えた。米ブルームバーグ出演のMattMiller記者は「エルサレムに空襲警報が鳴ったのは1,991年以来の深刻な事態だ。失業保険申請件数が予想を上回った。欧州経済悪化から米企業業績は10~12期も期待出来ない。NYダウは一時70ドル以上下げた。」とコメントしていた。ワ―ルドWaveMorning(経済情報)に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、山口秀宣氏は「NY連銀、フィラデルフィア連銀景気指数共に予想以下だった。オバマ大統領と議会との交渉が難航している。ユーロ圏は2期連続マイナス成長と先行き厳しい」と解説していた。15日のNY原油(WTI)は87セント安、85.45ドル、NY金はオンス16.20ドル安、1,171.30ドルと冴えない。一方、NY為替は、安倍政権を見越した一段の金融緩和期待から1ドル=81.15円、1ユーロ=103.70円で取引された。先行き波乱含みだ。(了)
「習近平、李克強、王岐山3人は“cautious reformers(慎重・改革派)、残り4人は、
”Conservative”(保守派)と見られる」と、15日決まった中国共産党新トップ7人について書いたロイター電を、15日付けのCNBC電子版が紹介していた。形容詞Cautiousを英和辞書で引くと、用心深い、注意深い、慎重な、と出てくる。新たに国家主席に選ばれた習近平氏は、「調整型リーダー」とかねてから目されている。16日朝6時台放送の香港ATVは「新しい政治局常務委員が選ばれた。7人のうち5人は江沢民に近い。江沢民が影響を持ち続けるだろう。抜本的改革は期待できないかもしれない。」と切り捨てた。
シンガポールCNAは「習近平の最初の挨拶は、遅れましたというお詫びの言葉で始まった。人民に寄り添うスタイルをとった。」と解説した。ドイツZDFは「8,300万共産党員の中から長い密室の中での激しい闘いのあと、習近平が中国トップに選ばれた。汚職撲滅に真剣に取り組むと語った。しかし、政治的改革は難しい。なぜなら改革は共産主義の終焉を意味する。」と解説した。英BBCは「習近平はコンセンサスを重んじる人だ。大きな改革は難しいだろう」と専門家の見方を紹介した。日本への対応については、江沢民は反日教育を徹底的に進めた人物である。今回選ばれた7人のうちの5人は年齢制限から次の5年には居ない。少なくともこれからの5年は日本に厳しいことが十分予測出来る。
米ABCは「オバマ大統領はレイナ―下院議長と会い、財政の壁で歩み寄りを促した。必ずしも問答無用の空気ではなかった。」と解説した。フランスF2は「ドイツ訪問中のフランス、エロ―首相は、EU統計局が発表した7~9月のフランスGDPがマイナス予想に反して0.1%増だったことを改革の成果だと胸を張った。しかし、メルケル首相は、数字には触れず「改革はなやすいことではない。改革の成功を祈る」とのみ話した」と紹介していた。ユーロ圏全体の7~9月期GDPは前期のイナス0.2%に次いでマイナス0.1%と2期連続マイナス成長とリセッション入りしたことが確認された。財政改善を進めながらの経済成長は現実的には難しい。南欧での緊縮財政への反対デモも収まる兆しを見せていない。
15日、NY証券取引所では、NYダウは前日比28ドル安、12,542ドルで取引を終えた。米ブルームバーグ出演のMattMiller記者は「エルサレムに空襲警報が鳴ったのは1,991年以来の深刻な事態だ。失業保険申請件数が予想を上回った。欧州経済悪化から米企業業績は10~12期も期待出来ない。NYダウは一時70ドル以上下げた。」とコメントしていた。ワ―ルドWaveMorning(経済情報)に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、山口秀宣氏は「NY連銀、フィラデルフィア連銀景気指数共に予想以下だった。オバマ大統領と議会との交渉が難航している。ユーロ圏は2期連続マイナス成長と先行き厳しい」と解説していた。15日のNY原油(WTI)は87セント安、85.45ドル、NY金はオンス16.20ドル安、1,171.30ドルと冴えない。一方、NY為替は、安倍政権を見越した一段の金融緩和期待から1ドル=81.15円、1ユーロ=103.70円で取引された。先行き波乱含みだ。(了)