中東紛争拡大懸念増大で(学校で教えてくれない経済学)
「財政の崖」問題に妥協の兆しが出て来たとして、19日のNYダウは、先週末比207ドル、1.1%高、12,795ドルで取引を終えたと19日付けWSJ紙電子版でChrisDieterich記者は書いた。同記事は、3日間のアジア訪問を控えて、18日、オバマ米大統領は「民主、共和両党で妥協が成立するすと確信している」と語ったと紹介した。20日朝6時台放送の米ブルームバーグ出演のMattMiller記者は「財政の崖問題で議会で何らかの合意が成立するとの期待感が生まれたことに加えて、この日発表された、米住宅指標改善、さらに欧州株が米財政の崖懸念後退とギリシア支援進展の思惑から軒並み上げたことも相場を支援した」と解説していた。イスラエル、パレスチナ紛争激化を材料にNY原油(WTI)はバレル89.13ドルへ2.7% 高、NY金相場もトロイオンス1.1%高、1,734ドルで取引された。
NY外国為替市場では、ユーロが、20日行われるユーロ圏財務相会議でギリシャ支援が確認されるとの思惑からユーロが買われ、1ユーロ=1.2819ドル台までユーロが値上がりした。ユーロは対円でも買われ、1ユーロ=104.29円で取引された。ドルは対円では小動き、1ドル=81.40円で取り引きされた。今朝5時45分からの放送のモーニングサテライト出演のシティバンク、尾河眞樹氏は「衆議院解散が決まったあと、自民党総裁、安倍発言の円売り発言を受けて、ドル円相場は単に思惑だけで2%下落した。実態は何も変わっていない。市場心理とはそういうものだ。日銀政策決定会合で日銀総裁の発言で水を差される可能性があるだろう。」と市場の走り過ぎに釘をさしていた。
先の「モーニングサテライト」は、ゴールドマンサックス・アセットマネジメント、ジム・オニール氏が「円を売る時が来た」と発言したことを受けて、日銀政策決定会合で更なる金融緩和が今回は発表されなくとも更なるドル高・円安傾向は少なくとも年初にかけて続くとの見方が多いと解説していた。19日付けのWSJ紙電子版はUBS調査担当役員、Mohi-uddin氏は「日銀総裁は来年4月4日、任期切れになる。日銀新総裁は国会承認条件のため次期選挙で自民党政権が成立すれば安倍総裁の影響力が大きい」と話したと紹介していた。WSJ紙電子版は遊説先で安倍総理が自民党に投票してくださいと呼びかけ、自民党政権になればデフレを解消し日本経済をよくしますと演説する様子を写真入りで紹介していた。同紙は「野田総理は、ASEAN+3のバンコクでの会合先で、安倍発言を批判、ハイパーインフレで苦しんだ第一次世界大戦時のドイツの教訓を忘れてはならないと語った」と紹介していた。全てのメディアがどうかトレース出来ていないがWSJ紙が衆議院選挙を控えてこれほどまでも日本の金融政策に関心を寄せていることは異例である。
20日放送の韓国KBSは「イヨンバク韓国大統領は中国の温家宝首相との会談で、「日本の右傾化を憂慮している」と発言した。温首相は「日本の軍国主義は清算されていない」と発言した」と紹介した後、「このような発言の中、日・中・韓3国財務相会議が明日開かれます」と紹介していた。民の竈、賑わいにけりにしないと暴動も紛争もなくならない。(了)
「財政の崖」問題に妥協の兆しが出て来たとして、19日のNYダウは、先週末比207ドル、1.1%高、12,795ドルで取引を終えたと19日付けWSJ紙電子版でChrisDieterich記者は書いた。同記事は、3日間のアジア訪問を控えて、18日、オバマ米大統領は「民主、共和両党で妥協が成立するすと確信している」と語ったと紹介した。20日朝6時台放送の米ブルームバーグ出演のMattMiller記者は「財政の崖問題で議会で何らかの合意が成立するとの期待感が生まれたことに加えて、この日発表された、米住宅指標改善、さらに欧州株が米財政の崖懸念後退とギリシア支援進展の思惑から軒並み上げたことも相場を支援した」と解説していた。イスラエル、パレスチナ紛争激化を材料にNY原油(WTI)はバレル89.13ドルへ2.7% 高、NY金相場もトロイオンス1.1%高、1,734ドルで取引された。
NY外国為替市場では、ユーロが、20日行われるユーロ圏財務相会議でギリシャ支援が確認されるとの思惑からユーロが買われ、1ユーロ=1.2819ドル台までユーロが値上がりした。ユーロは対円でも買われ、1ユーロ=104.29円で取引された。ドルは対円では小動き、1ドル=81.40円で取り引きされた。今朝5時45分からの放送のモーニングサテライト出演のシティバンク、尾河眞樹氏は「衆議院解散が決まったあと、自民党総裁、安倍発言の円売り発言を受けて、ドル円相場は単に思惑だけで2%下落した。実態は何も変わっていない。市場心理とはそういうものだ。日銀政策決定会合で日銀総裁の発言で水を差される可能性があるだろう。」と市場の走り過ぎに釘をさしていた。
先の「モーニングサテライト」は、ゴールドマンサックス・アセットマネジメント、ジム・オニール氏が「円を売る時が来た」と発言したことを受けて、日銀政策決定会合で更なる金融緩和が今回は発表されなくとも更なるドル高・円安傾向は少なくとも年初にかけて続くとの見方が多いと解説していた。19日付けのWSJ紙電子版はUBS調査担当役員、Mohi-uddin氏は「日銀総裁は来年4月4日、任期切れになる。日銀新総裁は国会承認条件のため次期選挙で自民党政権が成立すれば安倍総裁の影響力が大きい」と話したと紹介していた。WSJ紙電子版は遊説先で安倍総理が自民党に投票してくださいと呼びかけ、自民党政権になればデフレを解消し日本経済をよくしますと演説する様子を写真入りで紹介していた。同紙は「野田総理は、ASEAN+3のバンコクでの会合先で、安倍発言を批判、ハイパーインフレで苦しんだ第一次世界大戦時のドイツの教訓を忘れてはならないと語った」と紹介していた。全てのメディアがどうかトレース出来ていないがWSJ紙が衆議院選挙を控えてこれほどまでも日本の金融政策に関心を寄せていることは異例である。
20日放送の韓国KBSは「イヨンバク韓国大統領は中国の温家宝首相との会談で、「日本の右傾化を憂慮している」と発言した。温首相は「日本の軍国主義は清算されていない」と発言した」と紹介した後、「このような発言の中、日・中・韓3国財務相会議が明日開かれます」と紹介していた。民の竈、賑わいにけりにしないと暴動も紛争もなくならない。(了)