ここを抜くと88円を目指す:新生銀行、政井貴子氏、27日朝放送モーニングサテライト出演(学校で教えてくれない経済学)
イングランド銀行総裁に現カナダ中央銀行総裁、マーク・カー二―氏が、300年の英国中央銀行の歴史始まって以来初の外国人、47歳の異例の若さ、しかも公募の結果、来年7月就任する。英議会でオズボーン英財務相がカ―二―氏就任を発表する様子を27日朝のワ―ルドWaveMorningが 英BBCの映像を紹介していた。BBCキャスターは今回の人事をサッカーの監督に例えて「Bクラス(英国)のチームにカナダで実績を上げたということで招聘した。オズボーン財務相は今年2月に既にカーニー氏に打診したが断られていた。それがこのたび翻意した。喜ばしい驚きだが、チーム事情がカナダと異なる英国で実績を上げられるかどうかは未知数だ。次は彼が翻意してゲーム途中で仕事を投げ出さないか。いずれにしろ、ここ1~2年は彼の仕事ぶりを見守ることになりそうだ。」と解説していた。
新しい人事の二ュ―スとして、今朝のワ―ルドWaveMorningで、アメリカの重要閣僚人事で、クリントン(国務長官)、ガイトナー(財務長官)、パレッタ(国防長官)が揃って引退することが決まっている。候補者が出ては消えしている様子を伝える米ABCの放送を紹介していた。国務長官の後任に現米国連大使ライス氏をオバマ大統領が強く推しているが議会共和党がリビア大使館事件のライス氏の対応を強く非難して就任に反対していると解説していた。共和党議会がクレームをつけて難航している俗に言う「財政の崖」問題では、中間層減税、富裕層増税を押すオバマ大統領と意見の隔たりは依然大きいと解説していた。
週明け26日のNY証券取引所は、NYダウは、6月以降421ドル上げた調整と感謝祭セールが昨年を下回ったこと、ギリシア支援を巡る協議で、EU財務相会議が結論を先延ばししたこと、さらに「財政の崖」問題と不安要素を残していることから、先週末比42ドル安、12,967ドルで取引を終了したと26日付けのWSJ紙電子版でChisDieterichire記者が書いていた。米ブルームバーグのMattMiller記者は「財政の崖問題が相場に影を落としている。」と総括していた。商品担当のJulieHyman記者は「天然ガス相場が暖冬で需要が減るとの思惑で3.71ドルまで4%急落した」と解説していた。原油(WTI)はギリシャ救済先送りでユーロ安ドル高、財政の崖懸念でバレル87.73ドルへ反落、金相場はオンス1,749.50ドルと横ばいだった。NY為替は1ドル=82.03円、1ユーロ=106.62円だった。
今後の為替見通しについて、27日朝5時45分放送のモーニングサテライトにNYで出演した新生銀行、政井貴子氏は「ドル高・円安が急激に進んだことから目先調整を入れる。5年かけて進んだドル安・円高のトレンドが変わる節目に差しかかったと見る。1ドル=80円を再び割れれば調整は長引くかもしれないが、80円で踏みとどまると1ドル=84円、そこを抜くと88円が視野に入る。マ―ケットは大きな流れに素直に反応する。アメリカの金融緩和はほぼ材料出尽くした。日本の貿易赤字拡大が予想外の早さで進んでいる。日本の政策変化はまだ相場に織り込まれていない。」と解説した。漁師は潮目の変化を見る。(了)
イングランド銀行総裁に現カナダ中央銀行総裁、マーク・カー二―氏が、300年の英国中央銀行の歴史始まって以来初の外国人、47歳の異例の若さ、しかも公募の結果、来年7月就任する。英議会でオズボーン英財務相がカ―二―氏就任を発表する様子を27日朝のワ―ルドWaveMorningが 英BBCの映像を紹介していた。BBCキャスターは今回の人事をサッカーの監督に例えて「Bクラス(英国)のチームにカナダで実績を上げたということで招聘した。オズボーン財務相は今年2月に既にカーニー氏に打診したが断られていた。それがこのたび翻意した。喜ばしい驚きだが、チーム事情がカナダと異なる英国で実績を上げられるかどうかは未知数だ。次は彼が翻意してゲーム途中で仕事を投げ出さないか。いずれにしろ、ここ1~2年は彼の仕事ぶりを見守ることになりそうだ。」と解説していた。
新しい人事の二ュ―スとして、今朝のワ―ルドWaveMorningで、アメリカの重要閣僚人事で、クリントン(国務長官)、ガイトナー(財務長官)、パレッタ(国防長官)が揃って引退することが決まっている。候補者が出ては消えしている様子を伝える米ABCの放送を紹介していた。国務長官の後任に現米国連大使ライス氏をオバマ大統領が強く推しているが議会共和党がリビア大使館事件のライス氏の対応を強く非難して就任に反対していると解説していた。共和党議会がクレームをつけて難航している俗に言う「財政の崖」問題では、中間層減税、富裕層増税を押すオバマ大統領と意見の隔たりは依然大きいと解説していた。
週明け26日のNY証券取引所は、NYダウは、6月以降421ドル上げた調整と感謝祭セールが昨年を下回ったこと、ギリシア支援を巡る協議で、EU財務相会議が結論を先延ばししたこと、さらに「財政の崖」問題と不安要素を残していることから、先週末比42ドル安、12,967ドルで取引を終了したと26日付けのWSJ紙電子版でChisDieterichire記者が書いていた。米ブルームバーグのMattMiller記者は「財政の崖問題が相場に影を落としている。」と総括していた。商品担当のJulieHyman記者は「天然ガス相場が暖冬で需要が減るとの思惑で3.71ドルまで4%急落した」と解説していた。原油(WTI)はギリシャ救済先送りでユーロ安ドル高、財政の崖懸念でバレル87.73ドルへ反落、金相場はオンス1,749.50ドルと横ばいだった。NY為替は1ドル=82.03円、1ユーロ=106.62円だった。
今後の為替見通しについて、27日朝5時45分放送のモーニングサテライトにNYで出演した新生銀行、政井貴子氏は「ドル高・円安が急激に進んだことから目先調整を入れる。5年かけて進んだドル安・円高のトレンドが変わる節目に差しかかったと見る。1ドル=80円を再び割れれば調整は長引くかもしれないが、80円で踏みとどまると1ドル=84円、そこを抜くと88円が視野に入る。マ―ケットは大きな流れに素直に反応する。アメリカの金融緩和はほぼ材料出尽くした。日本の貿易赤字拡大が予想外の早さで進んでいる。日本の政策変化はまだ相場に織り込まれていない。」と解説した。漁師は潮目の変化を見る。(了)