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米雇用統計発表待ちで様子見、NYダウ68ドル安、米FOMC議事録、米経済底堅さ確認

2014-01-09 11:00:11 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


『アメリカのQE縮小、中国の構造改革、正念場のアベノミックス』、世界が注目する経済の大転換は成功するかと題して、1月14日付けのニューズウイーク誌日本版が2014年経済予測を特集している。①米経済については「イエレンの出口戦略次第で「完全復活」も視野に入る。イエレンの行く手は平たんな道ではないが、アメリカが世界経済を牛耳る日が来るかもしれないと明るい展望をジャーナリストのダニエル・グロスが書いた。②中国経済については、習近平は改革に強い意欲を見せているが、不可避の成長減速と政治安定という矛盾した課題を両立できるのかと、ジェームズ・バ―カ―記者が書いた。③日本経済については、2年目のアベノミックスは財政・金融政策に集中せよ。日本経済を好転させる鍵は「ギンザノミックス」だ。100円ショップに別れを告げ、銀座に戻れ。」とピーター・タスカ(投資顧問会社、アーカス・インべストメント共同設立者)が書いていた。

8日付けWSJ紙電子版でAlexandraScraggs記者は「発表された12月会合の米FOMC議事録には反応せず、10日金曜発表予定の米雇用統計待ちで様子見、NYダウは前日比68ドル安、16,462ドルで取引を終えた。FOMC議事録によればメンバーの大部分がQE(量的金融緩和)縮小開始を支持した。しかし、米国経済は依然ぜい弱な部門をかかえている。縮小はあくまで緩やかにとどめるべきだと書いた。債券相場が上がり、10年物国債利回りは2.991%へ低下した。FOMC議事録は2014年末までにQE3縮小を終えるとことを示唆した。一部専門家は投資家は個々の10~12月米企業業績、米国経済のファンダルズに向かうと話した。NY為替市場では、ドルは対円、対ユーロ共に値上がりした。1ドル=104.71円、1ユーロ=142.22円で取引された。FOMC議事録がドル買い・円売り、ユーロ売りをサポートした。NY原油{WTI}はバレル1.4% 安、92.33ドルで取引を終えた。NY金はオンス0.3%安、1,225.50ドルだった。」と書いた。

9日放送のワ―ルドWaveMorningで米ABCは、「ゲ―ツ元国防長官が最近出した回顧録の中でオバマ大統領の政策特にアフガン政策については、他人事だった。彼は官僚主義そのものだと酷評した。一方、クリントン国務長官については、内外で広く注目されたと高く評価した。」と紹介していた。9日のワ―ルドWaveMornig「世界の扉」では望月鶴雄アメリカ支局長が登場「オバマ大統領の支持率がブッシュ前大統領のそれを任期3年を残して下回った。自ら主導したヘルスケア問題でオンライン加入で不具合が出て混乱を来たした。政府機関閉鎖、TPP交渉の最中アジア歴訪をキャセル、シリア問題の不手際などと失政が続いた。中間選挙を控えてオバマは共和党の攻撃の的となっている。」と解説していた。

先のニューズウイーク誌日本版で「中国では毎年秋、大学生600万人が軍事訓練を1ケ月受ける。自己規律の鍛錬が主だ。12年の健康調査では大学生の体力低下が深刻化している。今の大学生はひ弱過ぎる。本格的な訓練が出来ないのは、教官自身の経験不足、整備も不足している。」とデービット・ローガン記者が書いていた。日本はどうかとふと考えた。(了)

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